光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

明るくなった、おうし座にあるラブジョイ彗星(C/2014 Q2)、1月13日。

2015-01-14 13:34:36 | 星空・天体・宇宙
  今日のお天気は非常にいい。でも今はもう雲が多い。


  朝は寒かった。


  ラブジョイ彗星(C/2014 Q2(Lovejoy))は、ずいぶんと明るいと思った。


  晴れるとなって、いろいろ慌てた。どこにあるかも、わからない。

  最初に見たのが、12月の27日。うさぎ座にあった。


  その後は地平座標で、斜め上のほうへとゆく感じで、もう一回くらい見えるかも

  と何度も思ったが、そうゆうお天気はなかった。

  1月13日は、オリオン座の斜め右上、おうし座にあって、ここまでいっちゃうとは

  考えていなかった。


  結局、東の窓からだと、午後6時ごろでぎりぎりである。それよりも遅いと、屋根に隠れる。


  で、時間は、午後6時07分から、6時35分までの間。外は暗かった。オリオン座も見えている。

  カメラはいつもの、キヤノンの、G1 X。ISOは800。大体これが限度。

  露光は50秒から60秒で、もう少し短くてもよかったかも知れない。

  ビクセンのポラリエで、恒星時追尾している。

 

  この彗星は、結構移動速度が速いので、こんな短い時間でも、彗星固有の運動が画像からもわかる。

  それゆえ核、一番明るいところ、はちょっと線を引いている。

  高級なテクニックと使う人は、彗星の核を追尾する。こうゆう方法は、随分と昔から

  天文雑誌に紹介されていて、でもよくはわからなかった。

  この方法と使うと、核は移動しているようには見えず、周りの恒星が動いている画像になる。



  最初に、この辺だろうと、カメラの位置を決めて、広角側で撮ると、窓の枠、限界ぎりぎりに

  青緑色がしっかりした、ラブジョイ彗星は入っていた。

  この画像を見ると、きのう13日のラブジョイ彗星の位置ははっきりとする。

  でも動きが早く、それでもこの先も長く観測は出来るようで、

  今は、屋根が邪魔でも、西側に移動した時点で、もう一回見ることも出来る。





  その一。中央上、窓枠ぎりぎり。プレアデスと、ヒアデスにあるアルデバラン、とちょうど
  正三角形を作る位置に、青緑色の星で、これがラブジョイ彗星。




  その二。もう少し、焦点距離を長く。みなRAW画像を現像しているが、パラメータは少しずつ
  変えている。




  その三。その二の、彗星像の拡大。これは意外とはっきりと尾が伸びている様子がわかるが、
  ただどこまでが本物か、という気はする。カメラのモニタだと、はっきりと尾があることは
  わかっているが。




  その四。さらに焦点距離を伸ばして。




  その五。その四の拡大。これはちょっと尾がわかりにくい。




  その六。G1 Xの最も望遠側。これは拡大像だけ。あんまりピリッとしない。
  

  同じような画像がもう少しあるが、大体この程度。



  もう少し時間がたって、オリオン座も高くなったので、真ん中の大星雲。



  その七。



  今日になって、西側の空に彗星が現われる時刻を、星座早見盤で確かめてみたが、ちょうど12時過ぎくらいから

  見やすい位置に来ている。

  今回は固定専用、それも広角で、になった、G1 X Mark IIを、西側の窓に置いておいたが、ちょうど

  午前2時過ぎ適当にシャッタを押したところ、すでにオリオン座が西の地平に沈みそうになる時間で
 
  おうし座の姿は見えず、当然、ラブジョイ彗星もなかった。


  天気予報を見ていると、今度晴れるのはいつになるか。

  この後は、ラブジョイ彗星は、ペルセウス座のほうへと移動するようである。

  
  きのうは夜8時過ぎに、ついに外にも出てみたが、ほぼ真上にヒアデスがあって

  彗星は肉眼ではわからなかったが、満天の星。こんなに星があったのかというところ。




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