光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

名残の2月の、花

2010-02-28 18:54:08 | 植物・花(冬)
  真冬に戻ってしまった。
  地震による、大津波というものを想像するに、ちょっと何かが足らないようだが、その
津波というと、たしか秋田県沖での、地震の後の津波があって、それで、堤防の上を走って逃げ
る、そうゆう映像がよみがえって来て、さらに、小さな子供さんがお亡くなりにもなった、という
ことも思い出し、その方の冥福を祈らざるを得ない、気持ちも湧いて、これではいけない、と
か意味不明のことも、いろいろ思うことがあった。複雑というのは、まさにこのことで、どうに
もならない、自分でも説明のつかない、感情が付きまとう。

  今日は、寒単にいうと寒く、今も寒く、雪こそ降っていないけれど、気持ちも実感も真冬
だと思った。だから、コタツの中で、地震、津波情報を見て、それから、NHKの教育TVで、将
棋というのも少しだけ見て、さらに他の局のTVも見ていて、途中津波情報に変わったので、教育
TVへと、チャンネルを変えたのだが、それゆえ、またもとのチャンネルに戻すと、VTRは先へと
進んで、あまりいい感じはしなかった。これはTV観賞での、出来事であって、またよく冬季五
輪と重ならなかったものだとも、思ったりもした。この程度の複雑さであって、午後も津波情
報が続きそうで、ラジオでも同じであった。

  津波がいよいよやって来るのか。しかし、観察というより、大きな被害が出ないように
祈るしかないような気になる。それより、そのアナウンスは、より津波情報を必要としてい
る方に出されているようで、またそれゆえの遮断されてしまった、交通網の復活がいつになる
か、そうゆう方
  にもこの情報は有用だと思えた。それ以外だと、小心者でびくびくしながら、津波が来るという
のを待っているのもあまりに有効ではないような気があって、外に出た。出てすぐに、あれ電気ヒ
ータのスイッチを切ったかどうか、それがはっきりせずうちに戻った。こうゆうことを最近よく
やる。記憶がない。一つは習慣になっている。そうゆうことがある。すると一々確認をや
らない。指先で点呼しない。これがだめなところだ。

  寒そうな空気があって、それから神経に障る状況があった。雨が降っているのか降っていな
いのか、はっきりとしないのである。傘は持っているが、差すとそれが風で揺れるくらいだ。
どうなっているのかこのお天気で、雨がときにぱらついた。まったくついていない時間でも
あった。
  いくところとて、同じ、毎度のところ。梅の花、その他早春の花を見つけるくらいで、今
だと梅はどの程度咲いているか見るくらいだが、他にも少しずつ植物は生長をしている。それ
もある。あるが、なんだか最近特に目が疲れるがそれゆえ何が見えているか、と自分でも不思
議に思うので、あるものが見えず、ないものが見えていたと思ったりである。それでも何か
が動いたような、感じはあった。鳥だろうか。
  これと関係があるかどうか、道を曲がる、その角で安全を確認して、少し歩いているとそ
の先に、茶トラの小型のネコが、かなり遠いが動いているのが見えた。なんだか、神経質なネコ
だな。そう思う。そのネコはさっさと、道から消えた。しばし、梅を見たりするが、変化は多少
はあって、今日は曇り空で雨が降っているかもと思う。神経質なところは似ていた。

  しばらくして、道を歩くと、そのネコも歩いていて、こちらを振り返った。別に逃げるネコ
を追いかけることはない。そうゆう気持ちである。広い道に出て、雨は降っていないから、ちょっ
と遠回りをした。そっちの方が最近は歩いている。で、その道で、やっぱりクロッカスは閉じ
ているのを見て、結局先ほどの道、ネコのいた道に戻るのだが、今度は、もう少し近い距離で同
じ茶トラがいた。私より、車が早かった。一度あることは二度ある。では三度も四度も、となる
か。それで道を歩いて、近いところで茶トラのネコの顔を見たが、よくはわからないものであ
る。追いかけない。それでおしまいである。

  どんどんと歩く。寒いし、花はもうない。それで、また少しゆくと、今度は広い空き地
で、同じようなネコがいる。ほら、二度あることは三度ある、といいたいところだが、同じネ
コではなかった、と思う。そのネコもどんどん逃げるが、しかし目的があるらしく、目の前を横
切っていった。このネコの足は、先ほど見ていたその足と同じようなのである。つまり、素
早いのである。そこは同じだが、それから細身というのも同じだが、顔は違うと思う。第一、
早々、ゆく先々でそのネコがいるわけがない。第二に、二度目の接近のときと、その広い場所
は距離が離れ過ぎている。それにしても、ネコに追いつき、またネコが盛んに走るのを見た、
そうゆう日だった。
  ネコの写真とか、ネコの姿とかときに見る。すると自分の顔がネコに似て来たと思うこと
がある。その昔だと、私はネズミに似ている、とも思った。この辺りが、人の不思議なところ
でもある。


  ザラザラっときのうの復習というか、総ざらいというか、2月の名残。




  先に、お店に出ていた、梅だが二度目の登場で、同じ梅だが赤と白、
  紅白の両方の花が一つの木で咲いていた。接木か、手の込んだと思え
  るものだ。




  ドウダンツツジも、って、これがそうだと思うけど、ずいぶんと葉が
  大きくなっている。




  お寺の本堂への、入り口の雪囲い。雪が離れた。




  寒くてピタリと閉じた、クロッカス。今日も閉じていた。




  スイセン、その一。久々のスイセン。




  うつむき加減で、ここは真正面から。揺れる花が止まる回数は少ない。
  きのうは何しろ風が強かった。




  別のもの。これはちょうどよかった。白く透き通る、雪で覆われた後の
  スイセン、はまた格別。




  オオイヌノフグリも、ピタリと花弁を閉じる。寒く、日が出なかった。




  きのう一つ見つかった、ここのいえの、フキノトウ。これこそ
  どのくらいに雪の下にあったのか。多分、雪の中でも生長していた
  のだろう。



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