光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

4月2日、4日、17日のラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、ずいぶん長い時間見えていたなー。

2015-04-19 13:48:02 | 星空・天体・宇宙
  お天気はいまは雨。


  割りと早めに雨になった。外に出てみると、タンポポの数が増えて花も咲いている。

  気温もまずまずだが、日差しがないので暖かい感じはしない。

  穏やかな雨で、風も弱い。


  ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2(Lovejoy))、4月の様子。

  2日、4日と、カメラで捉えることが出来たが、その後はなかなかで、17日、金曜日に

  彗星の姿でまだ写っていると、確証を持った。色も薄いながら青緑色である。


  去年の12月の末からだから、かなり長い時間、見えていたことになる。

  個人的な感想だと、明るい彗星になって、また私のいるところからは見やすかったと思う。

  典型的な、青緑色を持つ彗星でもある。尾のほうは、小さいカメラで撮っているので

  また空の状態もよくないため、はっきりはしないが、明るいときはそれらしきものは見えた。

  いまは、カシオペヤ座にまだあるが、これからさらに天の北極に近付くので、カメラで写すことも

  出来なくなると思う。


  2015年1月の末ころに、この彗星は近日点を通過した。それからかなり時間がたつが、ゆっくりと光度は

  落ちているが、急に暗くなることもなかった。

  彗星そのものは、近日点を通過後、太陽からはどんどんと遠ざかっている。

  細長い楕円軌道を持つ彗星で、次に見ることが出来るかどうか。これは否定的である。


  一昨日、17日、カメラでの画像を見て、空の条件さえよければ、まだある程度の時間をかけると

  写るような気はする。精度のいい立派な撮影装置をお持ちのかたは、この先もまだこの彗星は、

  観測対象になる。

  天の北極に近付くとき、どの程度の明るさがあるか。


  いつものように、ファイルのイメージと、そこから切り出した、拡大像。

  4月2日、4日は、あまり移動も激しくないので、2枚ずつ、17日は、移動も激しいので

  3枚にした。

  キヤノンのG1 Xで撮っている。簡単赤道儀であるポラリエで、恒星時追尾。

  RAW画像を現像。

  これまでのものとほとんど同じで、明るくなりすぎる感じだと、露光を少し短めに。



  4月2日、木曜日。19時49分。



  その一。ファイルのイメージで。カシオペヤ座の星で上側に見える、三つの明るい星を入れている。
  彗星はほぼ中央。




  その二。カシオペヤ座の明るい星の一番上がε星。緑の矢印の先がラヴジョイ彗星。



  4月4日、土曜日。20時12分。



  その三。結構雲の多い画像、彗星は中央ほぼ右。




  その四。2日との彗星の位置の違いは、2日の場合斜め左上に三角形の星がわかるが、
  4日はその三角形がほぼ、左真横にあること。これではっきりする。



  4月17日、金曜日。19時50分。



  その五。ほぼ窓の際、ぎりぎりである。ファイルのイメージ。左下に、ε星。右上に彗星。
  この日の彗星の、赤緯は、プラス70度を超えている。




  その六。彗星は緑の矢印の先。2日と比べて、やはり小さく暗い。




  その七。もう少し拡大したもの。この位置に、彗星に似たものはないはずで、またラヴジョイ彗星のこの日の
  予報位置とかなりいい一致がわかるので、彗星だと確証。


  最初は、拡大したものを2枚ずつ用意、でももうお昼近く気が変わって、ファイルのイメージの画像を

  追加した。そちらのほうが自然な気がしたので。また周りの恒星の位置も、小さいけどよくわかる。

  
  もう一つ付け加えると、北北西の位置にあるので、夜間の照明の影響も少ない、というのが

  よかった。星空はやっぱり暗くないと。



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