光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

散歩道異変

2008-09-21 19:02:28 | 散策
  まずは今、雨予報を見て、大きな雨雲の接近はないことを確かめる。

  お昼ころ、まだ小雨も残っていて、それで気温はというと、低いというか建物の中だからあまりわからないが、窓を開けるとかなり涼しい。もう少し様子をみる。雨は振るか降らないか、まずは観天望気、それから、雨予報を見ると、それはどうも大きな雨雲の接近がまずはなく、小降りの雨もこの辺りを通る可能性が少ないことを示していて、大丈夫かも知れないと思わせた。急に心拍が上がったような気もするものである。まさかの大降りというのはないだろうな、その心配はあるにはあるが、散歩道といってもそれは昔で、今は未知の道といってもいいところを歩くことに。曇りである。
  散歩道を決めるというのもおかしなものだが、一つは距離、一つは安全性、一つは、景色のよさ、花やら、畑やら、それから住宅地、とお店やらがあればよく、だだっ広い田園地帯を歩く気にはならない。これらを考慮する。最後に残るのが、これしか道はないということ。まあるく歩くことが出来て、もとに戻れること。結局、さほど選択の余地はない。

  最初は省略したいが、その辺りもコスモスも花が開き始める。小さな田んぼ、休耕田、放置された田んぼ、いろいろある。今日の雨と北風で歩いていてなかなか気持ちのいいことがわかる。でも、この雨で
  きのうも行った、コスモス畑のコスモスが、かなり倒れている。密集していて、形が変わった。倒れるコスモス、その向こうに住宅が見えるようになる。それはいいが、コスモスも人の背より高いと、倒れやすい。徒長しているのか、栄養がよすぎるのか。田んぼに近づく。すでにイネが刈り取られたところ、その後は雨もあって、濃い茶色。匂いはない。ここには梅の木もあってそれにキカラスウリが、この2年間は巻き付いて、その実が、梅の実と同じように梅の木にぶら下がっていたが、今年はそれはないようである。

  かなり先を急ぐと、北に向かう道に出るが、そこを少し遠回りして、空き地の草などを見る。その先に、小さな実のなるピラカンサがあった。その木は、今はなくなった。これは、春も5月ころになくなった気がするが、そのとおりであまりいい感じはしない。変化はないようで、ある。人の住まなくなった住宅があれば、新しい住宅が建つ。
  畑というと、野菜を育てている感じが強いが、その半分は花というところもある。色々なものがこんがらがって生えていて、そこに向かう、最初のところにコスモスの花が咲き乱れている。まずはこれまた人の背よりも高い、そうゆうコスモスがあった。そうゆうものばかりで、先に見たのと同じように倒れていて、穴が出来ている。それが行く手を遮っている。この少し先に、フジバカマのいい匂いのするものがあって、しかしそのことは完全に忘れていた。

  もっとも驚いた、ことは、もう田んぼとはいえない、放置田でもないようなところに雑草がきれいに生えていて、雑草というのは実際実に整然と咲いているものである。この放置田であって、雑草畑でもあるところ、ここに少し接近する。何かありそうな気がしたから。でも、なにもないようで、一羽のモンキチョウが舞った。雨の降られた放置田にモンキチョウ。これはなんだか侘しくて、非常によかった。それから、もう少し目を凝らすと、2、3のモンキチョウが同じように黄色い小さな花に止まって、蜜を吸っているようで、近付くと一斉にふわっと浮き上がる。また元通りになる。もういいか、
  道に戻ろうとしたとき、少し離れたところ、同じ放置田にまたモンキチョウがいる。それで、よく見ると、何匹もの個体が黄色い小さな花に止まっている。この辺り、モンキチョウだらけ、これは言い過ぎだろうが、長方形をした田んぼの周辺で、これだけのモンキチョウがいると、全体ではかなりの数になる、そう思って天を仰いだ。モンキチョウのオアシスか、ふとそう思って、その先を急いだ。

  雨には結局降られなかった。これは雨予報が当たったということだろう。




  雨で、倒伏に近い感じのイネ。




  稲刈りは終わった。しばらくすると、また新芽が出て来て、秋の田植え状態になる。




  曇りで、暗めで、よれよれ状態は私だが、ブレ寸前。じっと構えられない。




  塀からにょっきり出てきた、これはバラの茎?。虫のようなものがいる。これもブレブレ。この反対側に、モンキチョウの棲みかがあった。 

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