光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

箱の中のタケ

2006-11-03 19:20:37 | 植物・花(秋)
  なぜか、ということは色々あるが、なぜかある薄暗い、次第に真っ暗になるところに、タケが置いてある、といってわざわざ知らせに来た。そんもん、暗かろうが、明るかろうが、部屋のなかであろうが、隙間があったり、力の均衡が破れれば、植物は生えてくる。わざわざ、真っ暗にして育てている方もいる。
  ただ、そんなところにタケが置いてある事は、確かに不思議で、何の価値もない、誰も入らない、ただたってるという建物の中に、しばらく時間をおいて入った。戸が開かない。こんなところでエネルギを使うのが一番いかんと思いつつ、機嫌をこれ以上損ねてもらうのもよくないので、かなりの力を入れて、少し開けた。もともと、10cmほど開いていて、それを40cmにした。確かに、白いとゆうか、お化けのようなタケが置いてあった。私は、それを母に伝えて、あとは気の済むようにやって下さいと言って、外に出た。
  帰ってきて、少し事情を聞くと、予想どうりか、とんでもない事か、当たり前の事か、タケが地面から生えて、床の板を押し開けて伸びて来ていたのだった。内心少しぎょっとしたが、私の予想に間違いはないわい、と一人思った。
  仕事が一つ残っている。開かない、閉まらない、戸を閉める事。ほっぽり出されたタケは、半分生きているようで、モヤシやアスパラの色と同じような気がした。しばらくして、ほっとけばよかったと思った。

  バラは秋も咲く。秋のバラの広告も見たので特には驚かないが、なかなか撮れる、撮らせてもらえるところがない。幸い、一輪、道の脇に咲いていた。今日は2輪に増えていたが、ここに撮ったものは、花が開ききっていた。


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