光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

Schwassmann-Wachmann 第3周期彗星

2006-04-03 19:28:58 | 星空・天体・宇宙
  この星について、私が知ってることは、その名をかすかに覚えているということ。彗星である。皆既日食があった。最近は、しし座流星群が、結構よく見えたりして、星情報に敏感な方もおられる。その延長方向に、この星が輝くか。
  すでに、国立天文台のアストロ・トピックス(168)に、この星が"西はりま天文台「なゆた望遠鏡」"で捉えられたことが、去年である、記されている。このページを探されてご覧になるのが一番だ。この星が過去に分裂したと言うことも興味深いが、この星が、太陽に近づくにつれ、肉眼彗星になる可能性があるということが私を引き付ける。つまり結構明るくなるわけである。私がいつも拝見している、吉田誠一さんのページによると、5月の10日あたりには、3.5等星くらいになると言う予報が出ている。
  すでに、ここで何回も書かせていただいている、アストロアーツさんのギャラリーに、"Schwassmann-Wachmann 第3周期彗星"、ただしこれをカタカナ表記されている、3つくらいの表記がある、ここでは、ローマ字表記をする、があって、その分裂している彗星の写真がすでにたくさん掲載されている。ただし、まだ明るいとは言えず、いずれもプロフェッショナルな方が特別な方法と、厳しい作業をなされての結果である。
  彗星が、分裂してしまった、そして太陽系の最大の惑星である木星に、衝突あるいは吸い込まれたと言う現象を、私は思い出した。Shoemaker-Levy第9周期彗星のことで、1994年の出来事であった。このとき、もっと最近の出来事のように思えるが、私もまだ体力が気力があったからか、この現象を、木星に生じた黒い斑点という形で、望遠鏡で見た。そんなことが、この地球で起こったら、と言う話はしない。
  今、一番興味があることは、単純明快、手持ちのデジカメ、CCDカメラと言いたいねー、で、この、Schwassmann-Wachmann 第3周期彗星を撮る事ができないかということ。まだ、時間はあるようで、ない。
  なれないことを書いたら時間食った。写真は、『CATALOGUE OF COMETARY ORBITS 1989』の表紙である。