備忘簿

日常の呟きを記録する。

スズメ「近くて遠い鳥」

2007年02月08日 06時45分47秒 | 野鳥
スズメはスズメ目スズメ科または、ハタオリドリ科の小鳥なのだ。ハタオリドリはアフリカに生息し、木の枝に壺のような巣を構築するので有名。
だから、スズメもアフリカで生まれ、人類がアフリカに生まれて全世界に伝播したように、ユーラシア大陸を移動して、いつしか人類と共にこの日本にも渡ってきたのだろう。ちなみに南北アメリカにはスズメは生息していなかった。今居るものは人為的に放たれたものだ。
スズメは害鳥と言うことになっており、狩猟鳥なのだ。しかし、イネなどの害虫を食すると共に雑草の種を食べてくれるので大いに助かっているのだ。
秋になると、その年生まれた幼鳥と若鳥とが芦原や河原に集まって、大集団を作っているのを見る。いわゆる「群雀(むらすずめ)」とか「雀の学校」といわれるものだ。
そして、彼らは我々人間と深い関係にあり、山奥や山林には居ないし、廃村にも居ない。人間と共にあるのだ。愛すべきスズメたちと言える。
我が国に生息するスズメ科には3種類おり、いわゆるスズメ、頬に黒斑がないニュウナイスズメ、そして近年北海道あたりに進出してきたというイエスズメだ。このイエスズメは15cmほどもあり大きいので、そのうちに北海道のスズメはこのイエスズメに駆逐されるのではないかと言われている。
実は、昨年の2月11日投稿分もスズメで、今回はその内容を要約して載せたもの。この頃、群雀が顕著に見られるという訳なのだ。
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