そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三よ、小池百合子よ”核兵器ゼロ”と公約してみろ

2017-10-06 | ノーベル賞
ノルウェーのノーベル賞委員会は今日(6日)2017年のノーベル平和賞を、スイス・ジュネーブに拠点を置く国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(The International Campaign to Abolish Nuclear Weapons (ICAN))に授与すると発表した。授賞の理由として、国連で核兵器を史上初めて非合法化する核兵器禁止条約の制定に向け尽力したと指摘した。ICANは、日本の広島や長崎の被爆者と連携し、長年核の非人道性を訴える活動をして、核兵器禁止条約の制定に貢献してきたのである。
8年前に、YOU CANと大統領選を勝ち抜いて大統領になったオバマが、核廃絶を訴えて、ノーベル平和賞を受賞したことが思い出される。その後オバマは、核を半数にしたものの廃絶には程遠く、本ブログでも賞のはく奪を訴えた。ノーベル平和賞は、佐藤栄作に与えたりもした因縁の賞である。しかし、今回のICANの受賞は大いに評価したいものである。
昨日のカズオイシグロの文学賞にはコメントを出した日本であるが、今日の非核運動団体の平和賞受賞に、被爆国日本の政府は黙したままである。
唯一の被爆国日本は、核兵器禁止条約に調印を拒否した。参加国はすでに120カ国を超えている。世界各国から日本政府の姿勢は顰蹙をかっている。日本国内の被爆者団体は失望は計り知れない。
閣内に取り込まれ主旨変更をした河野太郎は、「別のやり方で日本はやる」と言ったが、何の動きもない。北朝鮮の核実験反対はそれでいいだろうが、日本は核武装論者の小池百合子や安倍晋三や石破茂などの本心は、単に羨ましがっているとしか思えないのである。
現在実質衆議院総選挙の真っ最中である。ほとんどの政党は平和について語ることがなく、核兵器禁止条約参入を訴えているのは共産党だけという淋しさである。
ICANのノーベル平和賞受賞を大いに歓迎する。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港