そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

北朝鮮危機を作り出して大喜び

2017-10-28 | 朝鮮半島

何かと失言の多い麻生太郎である。しかし、失言と言うのは立場上失言とされるだけのことであって、彼の言うことはいつも本音である。言っては拙かろうと思うことはあるがほとんど本音の言葉である。緊急事態法は、ヒトラーの手法をを真似てみると良いと言ったことが典型である。
今回は総選挙で勝てたのは、北朝鮮危機を煽ったのが良かったと、全くその通りの発言である。北朝鮮の危機など存在しない。日米などが作り上げた、虚構の『危機』である。この危機のおかげで、アメリカは600億ドルもの追加の軍事予算を組んでくれた。おかげで軍需産業はバブル状態である。日本の防衛予算も初めて5兆円を超すことができた。おかげで前防衛大臣稲田朋美一家は、数百億円の株価上昇で儲けている。下の赤旗の記事は、クリックすると大きくなります。
北朝鮮は経験がない若い独裁者の、何時でも暴発するような危険な国家である。危険な国家であるが、侵略国家ではない。アメリカのように他国を、暴力で制圧する思想も経済力も軍事力も実績もない。彼らの核やミサイルはおねだりの道具でしかない。
ミサイルが北海道上空を飛んだと報道するが、上空850キロである。成層圏の10倍以上の上である。制空権を主張できる範囲でもない。無数の飛行体が回っているところでもある。二度もこの暴発国家はミサイルを飛ばしたが、津軽海峡を抜けているので、100歩譲っても北海道の上空とは言えない。なのに、ミサイル着地は「襟裳岬沖1200キロ」などと発表する極めて不自然なものである。北太平洋地域とか、千島列島沖数十キロとかいうのが自然であろう。
北朝鮮が危険であり続けることは、自民党や公明党にとってとてもありがたいことであり、軍需産業に富をもたらすのである。その富は税金である。
麻生太郎の言う通りである。北朝鮮様さまで、安倍政権と軍需産業は大喜びである。例えば、空母ドナルドレーガンを日本海に配備するする一度の費用で、北朝鮮の人々のどれほどの胃腑を満たすことができるか計算してみればよかろう。しかしそれでは、自民党も日本やアメリカの軍需産業は金を懐に手にすることができない。政権維持もままならない。
やっぱり北朝鮮は危険であってくれた方がありがたいのである。危険でなければ、危険になるような挑発をすればよい。北朝鮮は2代目の金正日時に、迂闊にも核放棄をする行動に出たが、アメリカの挑発ですっかり曳いてしまって、三代目のお坊ちゃまはドンパチ派手にやってくれた、とてもありがたい国家である。朝雄太郎は間違ったことは言っていない
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港