そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

前原を奸計にかけた小池、小池を取り込むことになる自民党

2017-10-02 | 立憲民主党

枝野幸男民進党代表代行がたった一人で、新党「立憲民主党」を立ち上げを宣言した、これで民進党は3つに分かれることになった。
政党助成金をもって希望の党に行った人と、枝野の元に集まる人と、無所属の人である。これは小池百合子が最も望んだ形である。全員引き取ると前原を取り込んだものの、取り込みたくなかったリベラル派や古参の議員が自主的に出ていてくれたからである。これで、民進党の解体は全く現実のものになった。
都民ファーストの隠された無色で勢力を広げ、次第に形を露わにしてきた小池新党であるが、希望の党から参加に大きな踏み絵を示してきた。明らかな排除の構図であって、前原に思い込ませた合流には程遠い内容である。民進党と共産党を軸にした市民連合による野党共闘に最も脅威を感じていた自民党にとって、降って沸いた野党解体が始まった。
民主党の解体とバラバラになった野党は自民党にってまことにありがたい現象である。しかも野党の目になる、希望の党は自民党と何も変わるものがない、まさしく保守真党である。これでは前原の言う何としても安倍政権を倒すどころか、自分たちの存在すら危うくなる。前原は小池の奸計に嵌ったのである。連合は今頃になって、維新にすり寄る小池の姿にやっと、騙されたことに気が付いたのである。
自民党はすでに選挙公約を発表して、選挙は終盤の様相ですらある。新党たちには時間がない。金もない。地盤は崩されてボロボロである。理念や政治姿勢を捨てた政党の末路は明かである。選挙後の野党には再編の波が吹き荒れることがはっきりしている。つまり安倍晋三は勝利を約束されているようなものである。自民党は野党を解体してくれた、小池百合子様様である。
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