そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

舌の根も乾かないうちに・・・2枚以上あるから気が付かないのか

2017-10-24 | 安倍晋三
選挙期間中は、アベノミクスがどれほど上手くっているか都合のいい数字ならまだしも、だましに近い数字を並べ立てて、動員された在特会などの極右翼団体の旗を掲げた前で、安倍晋三は演説していいた。
若者の雇用が増えた(実態は団塊の世代が抜けた自然増である)、GDPは伸びた(実態は第二次安倍政権になって減少している、計算方法を変え結果である)、外人観光客が増えた(その通りである、異次元の金融緩和策で作られた、円安のおかげである。海外旅行は激減している)、年金運用益が二年で何兆円も増えた、その前に40兆円近くの損失の補てんににもなっていない)、待機児童が減った(これは主に自治体が頑張ったおかげであるが、政府は増えた保母の給与を減らしている)、賃金が増えた(実質賃金は10万円ほど減少している)と言っている。兎に角アベノミクスは上手く行っている、これを全世代に向けるとか、地方への波及をとか、新たな矢を付け加えたこともあった。要するに、格差めなければと言う発言である。

安倍の経済政策に自慢をいっぱい並べたが、選挙が終わった今日の安倍晋三の記者会見は、デフレ脱却を目標に掲げ、新たな三本の矢を放ちますと言ったのである。あんなに好景気になった数字を並べ立て、これはアベノミクスのおかげだと言っていたのに、デフレ脱却はこれからだというのである。2回も消費増税を伸ばしたのも、デフレ脱却していなかったからであり、GDPの6割を占める消費動向が落ちていたからである。選挙期間中と言っていることが、選挙直後は現実に戻ったのか、全く逆の発言である。
中間層の貧困を生贄にしてきたのが、アベノミクスである。20代世帯の貯蓄ゼロが30%も増加する、そうした数字は民間が堀起こした数字であって、安倍晋三は無関心である。
要するに、アベノミクスは庶民にとっては何一つとして良いところがなく、どう見ても成功しているとは言えない経済政策である。試算方法を変えたり、大企業や資産家が大儲けし、全体の数字をあげたりしてるに過ぎないのである。
お坊ちゃまの、ご都合で身勝手な発言の数々であるが、自らの虚言に気が付いていないのか、あるいは虚言に何の後ろめたさもないままの、いわばサイコパスなのかもしれない。
コメント (1)
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