この図は昨夜のNNNドキュメント番組、「放射能とトモダチ作戦」の図である。赤い線が東北震災の時のアメリカの空母ドナルド・レーガン号の航跡である。それに、放射性物質の拡散をシュミレーションのソフト、SPEEDIを重ね合わせたものである。震災が起きた11日から3日日ほど後から、16日までの航跡であるが、見事に福島第一原発事故の放射線を浴びている。
23日は、妙な落下物などがあったと乗員が証言している。金属のような味がしたとは、被爆したものが良く用いる表現である。全員で防御服なしで飛行甲板を清掃している。
トモダチ作戦として韓国に向かっていた、空母ドナルド・レーガン号は急遽引き返し福島での救援に向かった。トモダチ作戦は福島の人たちに感謝されている。
すでに9名が死亡している。死因は急性白血病や様々な癌である。トモダチ作戦の圧帰国後子どもをもうけた人がいたが、2歳で複数の癌で死亡している。両足を切断し人もいるし子宮を切除した女性もいるし、肺を片方切除した人もいる。爆発で外に放出された放射性の8割は海上に撒かれている。空母の人たちその後共通の症状を示している。髪が抜けたり、下痢や下血や嘔吐各部位からの出血など、典型的な被爆症状を示している。
更に数日間海水から作られた水で調理されたものを食べたり、飲水やシャワーを浴びている。内部被爆を受けている可能性がある。関節の痛みや皮膚の浮腫みや、頭痛などを訴えている。アメリカは福島原発からの被爆を認めていない。取材にも応じていない。
空母ドナルド・レーガンの乗務員402名が、東電相手に1億4500ドル(約120億円)の訴訟に踏み切っている。東電は知り得た方法を流さなかったというのである。
SPEEDIの公開を即日やっていれば、飯館村の人間の被爆被害も最小限に抑えられた可能性もある。空母の被爆もなかったと思われる。住民などの不安をもたらすという理由で、公開されなかった官僚思想が、多くの被爆被害を起こしている。
原発は処理が不可能な放射性廃棄物などを吐き出すことばかりではなく、国家の統制で作られた天下り産業の典型で、寄らしむべし知らしむべからずの思想がいまだ抜けていないのである。
原発はいつでも核兵器を作れる素地を提供する施設でもある。原発がやめられない自民党の思惑がここにあり、核武装論者の小池百合子も同様である。目先の票目当てのための消費税凍結なども同じである。明日総選挙が公示される。各党のいい加減で嘘丸見えの公約を見抜かなければならない。