市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

恒例の春の地元生活道路の道普請が新型コロナ発生で急遽中止!

2020-04-06 23:54:00 | 新型コロナ問題
■群馬県では、3月7日(土)に太田市在住の40代女性が新型コロナウイルス感染症疑い患者としてPCR検査を受けたところ、第1号の陽性判明者となって以来、4月4日(土)に安中市在住の40代男性の感染確認まで26名の感染者が出ています。特に安中市では日本光電富岡株式会社富岡生産センターに勤務するこの男性が市内初の感染者となり、市内では「ついに地元までウイルスが蔓延してきたか」とたちまち衝撃が走りました。とくに、4月5日(日)は恒例の道普請(道路清掃)の実施日でしたが、前日の晩に市内初の感染者のことが報じられたため、朝8時の清掃作業開始までに、安中市役所からの連絡が行き届かず、作業を始めた地区も少なからずあったようです。

岩野谷第四区道路清掃分担表。2020・4・5 0800~

 筆者の居住する岩野谷第4区の北野殿地区も、地元の生活道路を手分けして清掃する予定で、筆者も8時10分前に草刈り機を肩に担ぎ、担当する現場に行きました。すると、すでに軽トラに載って待機していた1名の方に声を掛けて、定刻8時の5分前から作業を開始、間もなくもう一人の方が軽トラで駆けつけて、3名で作業をはじめました。



作業開始。

先日の積雪で枝が折れて垂れ下がる。

 すると8時10分頃、地元区長が軽トラでやってきて、手招きをするので草刈り機のエンジンを止めて集まると「市役所からの指示で、新型コロナの影響による万が一を考慮して、急遽本日の道普請は中止となった」旨、口頭で通達がありました。ちょうどもうひとり女性の住民の方もやってきましたが、そのかたも別の集合場所で中止を聞かされて帰宅する途中だとのこと。


区長が来て、作業中止を指示。

 すぐに作業を止めるのも、せっかくの機会がもったいないので、その後も10分ほど防火用水周辺と道路脇のみ草刈りを続けてから、作業を終了しました。


雪で折れて垂れ下がった枝を切って整理。


防火用水の周辺と道路わきの草刈りを済ませた。

**********上毛新聞2020年04月04日
【新型コロナ・速報】安中で新たに1人の感染を確認
 新型コロナウイルスの感染拡大について、群馬県は4日、安中市在住の40代男性がPCR検査の結果、新たに陽性と判明したと発表した。県内のウイルス感染者は計26人となった。
 県によると、男性は3日までに5人の感染が確認された日本光電(東京都)が富岡市内に置く事業所に勤務している。2、3日に38度台の発熱があり、同日に帰国者・接触者外来を受診、4日に陽性が判明した。発熱があった以降は外出していないという。基礎疾患はあるが軽症とみられる。

**********NHK 群馬 NEWS WEB 2020年04月04日16:21
新型コロナ群馬の感染者26人に
 群馬県は4日、県内に住む40代の男性会社員が、新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認され、県内で感染が確認された人は、合わせて26人になったと発表しました。
 男性は、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した富岡市の会社に勤務していて、県は、感染経路や濃厚接触者などを調べています。
 群馬県によりますと、新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたのは、安中市に住む40代の男性会社員です。
 男性は、今月2日から、38度台の発熱などの症状があり、検査を受けた結果、4日感染が確認されたということです。
 基礎疾患はありますが、症状は軽く、今後、入院する予定だということです。
 男性は、富岡市にある医療機器メーカー、「日本光電富岡」の「富岡生産センタ」に勤務していますが、県によりますと、この会社では、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生し、すでに5人の従業員の感染が確認されています。
 県は、厚生労働省に専門の「クラスター対策班」の派遣を要請するとともに、4日から2週間、会社の従業員全員の健康観察を行うなどして、感染経路や濃厚接触者などを調べています。
 県内で感染が確認された人は、これで合わせて26人となり、このうち1人が死亡しています。

**********産経2020年4月4日17:38
群馬県で新たに1人の感染確認 新型コロナ、安中の40代男性
 群馬県は4日、富岡市の医療機器メーカー、日本光電富岡・富岡生産センタに勤務する40代男性会社員=安中市在住=の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。2日に38度台の発熱などがあり、4日のPCR検査で陽性が判明した。
 同事業所ではこれまでに、30~60代の男女5人の従業員が感染している。県はクラスター(感染集団)の発生と判断、同事業所の全従業員に対し健康観察と外出自粛を要請した。今後、厚生労働省クラスター対策班とともに調査を進める。
 県内の感染者は計26人(うち1人死亡)となった。
**********

■これに合わせて安中市のHPに市長のメッセージが掲載されました。

*****新型コロナと市長メッセージ*****
○市民の皆様へ 新型コロナウイルス感染症患者の発生について(4月4日)
 令和2年4月4日(土)安中市内において初めてとなる新型コロナウイルス感染症患者の報告がありました。
 現時点で把握している濃厚接触者は同居家族1名(高校生以下の方はいません)であり、その他の接触者や感染症患者の行動の様子などについては現在調査中です。
 市民の皆様には、引き続き、石けんによる手洗いや咳エチケットなどの感染症対策をお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症についての情報は、今後も市ホームページ、市メール配信サービスなどで周知を行ってまいります。
 新型コロナウイルス感染症との戦いは長期戦になることも予想されています。不安やストレスを感じることが増えていますが、引き続き冷静さを失わず、他人を思いやる気持ちを忘れずにみんなで力を合わせて困難を乗り越えていきたいと思います。市民のみなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。
 令和2年4月4日
                         安中市長 茂木 英子

○市民の皆様へ 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(3月16日)
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。市民の皆様も不安や不便を感じながらお過ごしのことと思います。WHO(世界保健機関)より世界的流行を意味する“パンデミック”の表明がありました。
 本県においても、3月15日現在、東毛地域で5人の感染が確認されています。
 本市では、3月8日(日)に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、各分野での対応を進めています。
 市民の皆様には引き続き、石鹸での手洗いや、できる限り人混みの中への外出は避ける、人が集まる場ではおおむね1時間ごとに5分程度の換気を行うなどのご協力をお願いいたします。
 子どもたちには、突然の休校で心や体に負担をかけています。自宅学習だけでなく、外に出て身体を動かすことも必要です。地域の皆様には引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。
 私たちは今、未知なるものへの対応をせまられています。こんな時こそ冷静さを失わず、また、他人を思いやる気持ちを忘れずにみんなで力を合わせ、困難を乗り越えていきましょう。
 令和2年3月16日
                         安中市長 茂木 英子

○市民の皆様へ 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ (3月3日)
 昨年12月以降、世界的に新型コロナウイルスに関連する肺炎が報告されています。日本国内でも、連日感染者が確認されている状況です。今回の災害級の新型コロナウイルス感染拡大は、誰も経験したことのない事態です。皆様も不安な日々を過ごされていることと思います。
 2月25日に政府の対策本部において感染症対策の基本方針決定による大規模イベントの中止・延期が呼び掛けられたことを受け、安中市主催のイベント等については3月31日まで原則中止または延期することと決定いたしました。
 また、2月27日に政府から一斉休校要請されたことを受け、子どもたちの健康と安全を考慮し、3月2日(月)~26日(木)までの間、すべての市内公立小・中学校を休校することといたしました。受験や学期末、卒業式など、子どもたちにとって大切な節目の時期ですので、市として可能な限りの対応を学校と相談して実施します。市民の皆様におかれましては、この危機を乗り越えるためご協力をよろしくお願いいたします。
 これから1、2週間が急速な拡大に進むか終息できるかの瀬戸際となる重要な時期です。流水と石けんでこまめに手を洗い、咳エチケットを守り、できるだけ人ごみを避け、不要不急の外出は控えるなど、引き続き予防対策をお願いいたします。
 今後も、皆様の不安をできる限り取り除けるよう努力を重ねてまいります。ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 令和2年3月3日
                         安中市長 茂木 英子
**********

■安中市では、すでに4月26日(日)の岩野谷地区敬老会が中止となり、5月9日(土)の安政遠足侍マラソン前夜祭、および翌5月10日(日)の安政遠足侍マラソンも中止が決定しています。

 これ以上、地元での感染者の出現がないように、祈る次第です。





毎年春、村人の目を楽しませてきたKさん宅の桜の木。3月29日(日)の積雪で、開花した桜の花に降り積もった雪の重さに耐えかねて、満開のまま真っ二つに幹が割れてしまった。Kさんは先日逝去したが、そのお兄さんの誕生祝いに植えたというこの桜の木。お兄さんも先年逝去され、誕生記念の桜はKさん兄弟の後を追うかのように力尽きた。4月3日撮影。最後の桜を鑑賞した後、4月6日に業者により樹齢80余年の桜は根元から伐採され撤去された。合掌。

【ひらく会情報部】


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