市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

岩野谷地区市政懇談会の顛末(1)少子化

2008-02-18 23:08:00 | 安中市の行政問題
■事前におしらせ版などで連絡のあった市内各地区における市政混乱、もとい、懇談会が、2月15日(金)午後7時から岩野谷公民館で開催されました。約25名程度(うち4分の1以上が区長関係者)の住民が参集しました。懇談会で話し合われたテーマは、次のとおりでした。

①少子化
②日刊スポーツゴルフ場跡地問題、
③岩井の研屋所有地周辺の道路整備問題
④フリーマーケット中止
⑤安中市土地開発公社の不良債権買取リ問題
⑥岩井地区の道路整備
⑦老人センター入浴時間と街灯整備
⑧大谷地区のサンパイ処分場計画
⑨スポーツセンターのサッカー場のナイター設備
⑩ヒヤ坂の配水管布設工事中止
⑪乗合い時のタクシー券の使用方法
⑫緑地公園の使用許可
⑬碓東小の防犯と国道の信号機新設
⑭東邦亜鉛周辺の汚染土壌と市営墓地計画
⑮選挙公約と特例債の矛盾

まず初めのテーマは、少子化からです。

【区長A】 少子化についてどういう対策をとるのか。

あの今白石さんから少子化問題は大変だというお話を頂いたがまさにその通りでして、あのう1.27まで出生率が落ちまして、昨年19年はですね、1.30に上がったんですね。で、いま少し見なければ分からないんですけども、ま、底を打ったのか?5年間ずっと下がってきたんですね。毎年下がってきた。で、1.30を割り込んで、今申し上げましたように1.27まで。でまぁ、18年まで5年間下がってきたんですねえ。で、19年度で1.30に上がってきたと。ま、こういう状況なんですね。それで、今総務省とですね。これはまあ密かに調査しているようですけども、このお、特に総務省が中心になっているという話なんですけども、いま高齢化、なんとか、少子化だとか言われているわけですけども、それで、今から10年から10数年後には大変人口が激減すると、こういうふうに言われているんですけども、それよりももっと深刻な問題が出てくる。深刻な問題。そりゃあ表に出ていない話なんですね。それは女性でも男性でもですね、今、非常に社会進出が盛んになっていますから、なかなか結婚をしないという、面倒なこたぁしないという機運があるやに…言われておるんです。そうすると今、高齢化で、その後どーんと落ちると言われているんですけど、それ以上に深刻な問題。

【区長A】それも今若いもんに聞いたら、もう遅いやのという声があるんだいねの。どうしてもそれは改善しなければならない問題だと思う。

こりゃあまあ、今総務省でですね、あのう…調査しているようですけど、これがまあ深刻。

【区長A】昔はさ、年寄りはさ、よく、結婚で子供を生んで、初めて一人前のつもりにならなくちゃいけないと、今そういうことを言う人はいないよ。俺なんか子供の頃からそういうふうに聞かされてきた。今そういうことを言うのは聞かないよ。結婚してもらうような方法を取らないと、絶対良くならない。行政がその辺の意識を持たないと、絶対良くならない。だけど、みな行政だけではできないし、難しいと思うけどやっぱり何とかしてもらわないと。

ねー、ですからまあ、近代化されて、したことはいいことだと思うんですね。いいことだけども、逆な面が出てきたんですねえ。

【区長A】今でも例えばシイタケ栽培もロボットで取れる。この間従兄弟の法事で聞いたら、ロボットですると。この間いとこの納骨で聞いたら、今はもうロボットだぜという。

それで今ロボットの件、Aさんから話が出ましたけど、今この病院の中でも、今から数年後にはロボットが案内したりする、うん(場内笑い)。世話をしたりする時代が遠からず来ると言われているんですね。

【区長A】それは来るかもしれない。

この、特に介護関係。たいへん、介護はですね、こうにして、あのう、しっかりと支えなければご年配の方は寝ている方だとか、歩けない方だとかてぇのは、そうすると腰を痛めっちゃうわけですよね。ええ。だから、それをロボットで介護できないか、ということでかなり研究開発が進んでいると、こう言われているんですよね。

【区長A】仕事はロボットにやらせても、なかなかね。

それで、あのう…そういうふうに見られて、時代の流れのなかで、今食料が、国では45%、自給率って言われているんですけど、カロリーベースで。それで、39%に実際は落っちゃっているわけだ。それで、これは定説じゃあないんですけども、今、冒頭申し上げたような状況が、今後出て、顕著に出てきますから、そうすると相対的な人口が減っちゃうだから、まあ食料もそんなに要らなくなるんだから、当然どんどん耕作放棄が増えている。まあ、たいへん行政でも心配しているんですけども。どーんと人口が落ちるんだから、まぁ、うまく、こうに自然が比例して行くんだって、こういうまあ極論を言われる方がいるんだけども、そういうことでは困ると思いまして、Aさんの今のご指摘は、これは中央も地方も真剣に考えていかなければならない大きなテーマだと思っています。

【区長A】今はなかなか結婚しない。今ホントに仲人する人もいねえ。何もできなくなっちゃう。

■会場には区長会関係者が大半集合していて、異様な雰囲気でした。あきらかに特定のテーマについて質問する住民らを意識しているようすが、うかがえました。それ以上に、市側の参加職員(教育長、碓氷病院長、秘書行政課長及び書記担当職員ら)は、さらに緊張している風情が伺えました。予め予行演習をしていたのか、当たりさわりのない話題から、混乱会、あっ違った、懇談会は始まったのです。

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