実際にあった心霊現象をベースに描く大ヒットホラー「死霊館」シリーズの始まりを描く物語。1952年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶つ。事件には不可解な点が多く、真相を究明するため派遣されたバーク神父と見習いシスターのアイリーンは、調査の過程で修道院に隠された想像を絶する秘密にたどり着く。そして2人は、決して関わってはならない恐るべき存在「悪魔のシスター」と対峙することになる。主人公となるアイリーンを、「死霊館」シリーズで主演を務めたベラ・ファーミガの妹でもあるタイッサ・ファーミガが演じ、バーク神父には「エイリアン コヴェナント」のデミアン・ビチルが扮した。監督は「ザ・ハロウ 侵蝕」のコリン・ハーディ。脚本は、本作と同じ「死霊館」シリーズの「アナベル 死霊館の人形」や、大ヒット作「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」などを手がけたゲイリー・ドーベルマン。(映画.comより)
都会で寝泊まりする行事があって、そのついでに映画を見ようとしたのですが、そこで貧乏根性を出して「絶対に田舎に降りてこないもの」という視点で選んだものだから、この映画に。評判になっているのは知っていても、今までの「死霊館シリーズ」「アナベルシリーズ」を見てない自分がバカでした。
でもね、端的に言ってしまうと”エクソシスト”なんですね、世界観も出来事も。時がどれだけ移ろっても、これだけ同様の映画が作られ続ける、ということは、それがやはり欧米の文化の根幹なんでしょうね。われわれ日本人は無神論者が多いから「なんなん、そのあり得ない憑依は」って感じですが。だって、実際聞いたこともないし、見たこともないし。でも、まことしやかに語られますよね、現実みたいに。こういうこと、本当にあるのかしら。エクソシストという職業が、本当に成り立っているのかどうか。でも、なんという題か忘れたけれど、かのアンソニー・ホプキンスでもそれ専門の神父を演じていたくらいですから、本当にあるんだろうね。信じるかどうかは意思の問題として。
ところでこの映画、すべてのシリーズの前日譚ってことなんですが、主演の美少女がベラ・ファミーガの年の離れた妹なんですね。彼女は「記憶探偵と鍵のかかった少女」とか言う長ったらしい題の映画の主演を張っていましたが、あまりの美少女ぶりに却って非現実感を感じたのを覚えています。いや、記憶探偵なんてもともと非現実的ですが(笑)。 で、このシリーズの主演夫婦がパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファミーガのようなので、たぶんこの少女が長じて彼女になる、という設定なんじゃないでしょうか。つまり、このnunは、ヴェラの若いころだということで。違うかもしれんけど。
ちなみに「インシディアス」というホラー映画を見たことがあります。これにもパトリック・ウィルソンが出てました。なんか、同じような映画で非常に混乱しています。ただこちらは、誰かの呪いとかではなくて”人生に悔いのある人が、誰かに乗り移って戻ってくる”みたいな設定だったと思うのです。だからたぶん、このシリーズとは違うと思うのですが、監督も「死霊館」と同じだったりします。もはやわからない・・・。きっと「ヴェラも出てたよ」なんて言われると納得してしまいます(笑)。
まだまだ続編ができるような終わり方でした。固定客がついている限り「寅さん」のようにずっと作られ続けるのかもしれません。ともかく、少ないとは思いますが、私のように初めて見る人は、絶対に他の作品を見ておいたほうが楽しめます。
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