虫歯予防の薬でよく知られているのは「フッ素」です。
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フッ素の利用方法には「歯に塗る」方法と、「フッ素の入った液体でうがいをする」
方法の2通りがあります。一般的には「歯に塗る」ほうが多いです。
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フッ素はお茶や紅茶などにも含まれているものですが、歯を強化する作用がありま
す。具体的には歯の「アパタイト」がフッ素を取り込んで、より虫歯に強い「フルオロ
アパタイト」になります。
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すべての人にフッ素が有効なわけではなく、フッ素を取り込まない歯の人もいます。
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フッ素を歯が取り込むと歯が強化されるだけではなく、白く濁った初期の虫歯が元
に戻ることがあります。茶色や黒くなった虫歯が元に戻ることはありませんが、フッ
素にはそのような虫歯の進行を止める可能性もあります。
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一度フッ素を塗ってもその効果がずっと続くわけではなく、3~6ヶ月に一度定期的
に塗ったほうが良いです。
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現在は薬局でも市販のフッ素を買うことができます。その中でも「フッ素入り歯磨き
粉」が手軽で便利です。
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毎日の歯ブラシと一緒に使うので習慣になりやすいです。使い方としましては、歯
磨きの時に使わないで、歯磨きが終わった後に歯ブラシで歯に塗りつけて下さい。
塗った後はあまりうがいをしないで、歯磨き粉が少し残るような状態で30分おいてください。
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市販のフッ素薬は、歯科医院で塗るのフッ素よりもかなり濃度が低いです。ただ毎
日使うことによって効果が出てきます。どのメーカーでも同じくらいの濃度になって
いるようです。
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なお、虫歯になりにくい人は定期的にフッ素を塗る必要も、「フッ素入り歯磨き粉」を
買う必要もありません。