「砂糖」の話の最後に、甘いものの食べ方のお話をします。
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私は「虫歯なんて、甘いものを食べなきゃ、そうそうならない。」と考えています。でも砂糖を摂らない食生活はありえません。
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昨日の昼は酢豚を食べました。これには結構砂糖が入っているらしいですね。そして夜は家でカレーでした。このカレーの中に妻は隠し味として、砂糖が入ったチョコレートを入れていました。最近ブログで「砂糖は大敵」と書いている私への、「あてつけ」としか考えられません。
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このように、知らず知らずのうちに砂糖は口の中に入っています。
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本題の甘いものですが、時間と回数で考えてください。
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飴やガムなど長い時間口の中にあるものは虫歯になる危険が高くなります。そしてべとべとしているものより、さらっとしているものの方が虫歯になりにくいです。べとべとしたキャラメルより、さらっとしたアイスクリームのほうが危険が少ないです。
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回数ですが、飲食の回数が増えると虫歯になりやすくなります。3gの砂糖を入れた飲み物を5杯飲むよりも、15gの砂糖が入った飲み物を1杯飲むほうが危険が少ないです。つまみ食いをしながらだらだらと甘いものを食べるより、ビシッと1回で食べてそれで終わりにするほうが良いです。
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結論として、甘いものは食後のデザートとして1日食べる分を食べて下さい。こうすれば食事の回数も増えませんし、食後人間の口の中で起きる「唾液の緩衝」を利用することもできます。(「唾液の緩衝能」についてはいずれ説明します。)
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以上虫歯予防の食生活について書いてきましたが、「いくら甘いものを食べても虫歯に全然ならない人」もいます。うらやましいですね。
小幡歯科医院