栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

2/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2023-03-01 00:28:23 | POG

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2021)』で望田潤が推奨したアグリ(牡4歳)が日曜阪神11Rの阪急杯(米G3・芝1400m)を勝ちました。

アグリ(牡・父カラヴァッジオ・母オールドタイムワルツ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105126/
これはセレクトセールで見ましたが、なるほどStorm Cat系の芝ダ兼用スピード型という体と動きでした。父のカラヴァッジオは早逝した名種牡馬Scat Daddy(Justifyやミスターメロディの父)の有力後継と期待されており、現2歳が初年度産駒。本馬はRelaunch=MoonGlitter4×6など配合も凝っていて、安田隆厩舎となれば早期から短距離で計算できる。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2021)』で栗山求が推奨したルージュイストリア(牝3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父ドレフォン
母レッドクラウディア(アグネスタキオン)
牝 募集価格:2000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103701/
母レッドクラウディアはダート戦線で活躍。南関東・船橋のクイーン賞(Jpn3・ダ1800m)を4馬身差で逃げ切ったほか、メーデイアやアクティビューティといった強豪相手に南関東の牝馬ダートグレード競走で死闘を繰り広げました。「アグネスタキオン×コマンダーインチーフ」はエリザベス女王杯(G1)を勝ったリトルアマポーラと同じですが、パワー型のファミリーに属しているのでダート向きに出ました。父ドレフォンは現役時代にブリーダーズCスプリント(米G1・ダ6F)を逃げ切り、米最優秀スプリンターに選ばれた快速馬です。産駒がデビューしてからわずか1ヵ月間で早くも3勝を挙げ、種牡馬としてこれ以上ないスタートを切りました。"父がアメリカのパワー型種牡馬、母の父がアグネスタキオン"という配合は、ノンコノユメ、ワイドファラオなど優れたダートホースが出ている好パターン。母と同様、牝馬のダート戦線で活躍が期待されます。(栗山)

■土曜小倉4R障害未勝利 ヒストリアノワール(一口・望田)
■土曜阪神9RすみれS シャザーン(POG・望田&栗山)
■土曜阪神10R伊丹S キングズソード(一口&POG・望田)

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直線で手前をコロコロ替えながら上がり33.1でナデ斬ったシャザーンですが、シャザーンもアグリもセレクトセールの下見からそらもう抜群の馬っぷりでした

そのイメージからするとデビュー当初はまだまだ緩くて未完成で、初戦はコロッと負けてしまったのも同じで、緩いので血統の字面よりもちょっと長いところを走ってるのも同じで、アグリはそのあたりがパンとしてきて、マイルで差していたのが1400をうなりながら先行するようになりましたとさ

ロードカナロア×クイーンズリングで両親のナスキロ柔さを強く引いたシャザーンは、現状皐月よりもダービーかなと思いますね



カラヴァッジオとWar Frontが出会うと漏れなくRelaunch=Moon Glitterの全きょうだいクロスになり、それがアグリを推奨した理由のひとつなのですが、カラヴァッジオ×デクラレーションオブウォーのJBBA配合だと漏れなくこの全きょうだいクロスになるわけですな

ところで別件でゴールドシップのフィリーサイアーぶりを調べたので、有力種牡馬のフィリーサイアーランキングを添付しておきます(数字は1走当たり賞金)



前にも書きましたが、ディープインパクト系はフィリー、ブラックタイドはコルト、キングカメハメハ系やRoberto系はコルト、フィリーサイアー(メジロマックイーン、スペシャルウィーク、Machiavellianなど)を母父にもつ馬はフィリー、という大まかな傾向が見てとれるかと

スペシャルウィークを母父にもつエピファネイアとリオンディーズが同じぐらいフィリーなのもオモロイですな

コメント
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