栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

朝っぱらからロブロイ産駒のラトロ肩あれこれ

2015-09-24 09:44:40 | 配合論

よくラトロ肩(La Troienne血脈が強い配合馬に多い立った肩)という言い方をしていますが、現役最強のラトロ肩はTreveで問答無用でしょう

肩が立っていて可動域が小さいことがあのモーレツな倍速ピッチ走法につながっているわけで、だからTreveが札幌記念に出たら、ハープスターを持ったままで唸りながら捲ってしまうような、異次元の捲りが見られるんじゃないかと(^ ^;)

このラトロ肩はBold Reason≒Never Bendの3/4兄弟クロス5×4・5と、父Motivatorの3代母Uncommitted由来http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a01224c/

  ┌○┌Bold Reason
 ┌○└牝
┌○
│└△
│ └△
│  └Uncommitted
Treve
│┌○  ┌Never Bend
└△└△┌Riverman
 │ └△
 │┌Riverman
 └△

Never BendとBold Reasonの母母Be Faithful、その父BimelechがLa Troienneの息子です

┌Black Toney
Bimelech
└La Troienne

UncommittedはBusanda≒Better Self2×2で、「War AdmiralとLa Troienne」の強大なパワーを伝える牝馬です

┌Buckpasser
││┌War Admiral
│└Busanda
│ └△
│  └La Troienne
Uncommitted
│ ┌Bimelech
│ │└La Troienne
│┌Better Self
└△│┌War Admiral
  └△

Uncomittedと3/4同血にあたるI Pass(Busanda≒Better Self2×3)はマイニングの母で、ゼンノロブロイがラトロ肩の産駒をよく出すのはこのI Pass由来

Lady Be Good(Better Self)
├Bold Example(ボールドラッド)
│└Past Example(Buckpasser)
├Impish(Majestic Prince)
│└I Pass(Buckpasser)
└Uncommitted(Buckpasser)

ゼンノロブロイ産駒でI Pass≒Uncommittedの3/4同血クロスはパシフィックギャルたった一頭しかおらず(I Pass≒Uncommitted4×5)、I Pass≒Past Example4×4のスピナッチ(これも硬肉のラトロ肩)がダートで出世しただけに、パシフィックギャルも一度ダートを走らせてみたかったし、この3/4同血クロスはダートに傾くかもしれませんが妙味十分でしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103737/

リアファルはゼンノロブロイ産駒で母からSeattle SlewとRivermanを通じてLa Troienneの血が3本入り、また同じく立った肩を伝えるRibotの血も母系でクロスしており、胴も脚も長いんですがやっぱりラトロ肩なので、体型のわりにはストライドが伸びるほうではなく、掻き込んで走るので道悪やダートが上手
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104598/
競馬ブックさんの写真を拝借します
http://www.keibado.com/keibabook/itw/photo06.html

そういやTreveも道悪は鬼ですが、マレーシアCで◎にしたのは重が巧そうな走法だからというのも根拠の一つでした

ついでにもういっちょ拝借、ラトロ肩の夏馬の典型メイショウナルト、母父カーネギーがBold Reason≒Never Bend3×3、自身はBusanda6×6ですね
http://www.keibado.com/keibabook/150810/photo09.html

まあゼンノロブロイ+Never Bendがみんながみんな肩が立っているかというとそんなわけはなく、サンテミリオンのようにMill Reef的重厚ストライドでオークスを勝つ馬もいるし、ルルーシュのようにHighest Honorのナスキロ柔さを受け継いでストライドが伸びる馬もいるので、そのあたりはいつも言うことですが実馬とすり合わせてください

レーヴドスカーはSir Gaylord4×4を持ち何を付けてもナスキロ柔いストライドを伝える名繁殖ですが、レーヴデトワールだけはなぜか頭の高いピッチ走法で掻き込んで走り、この馬だけはゼンノロブロイとNever Bend経由のラトロ肩を受け継いでおり、このあたりにもI PassのBusanda≒Better Self2×3の遺伝力の強さ、ひいてはLa Troienneの遺伝力の強さを思い知らされます

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「2歳勝ち馬評価」先週分と先々週分をまとめて更新&雑感

2015-09-23 22:51:43 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分と先々週分をまとめて8頭更新しましたが、しかし秋競馬になると、血統表も走りも説得力のある馬が次々と勝ち上がりますな~

ロスカボスは現時点ではアプリコットフィズを緩く柔く重厚にしたようなイメージの走りで、緩くて柔いので出遅れただけでなく二の脚も緩慢で、だからあんなに離されてしまったわけですが、ゴール前が12.9かかってみんな脚が上がったところを持続力で差し切り
現段階では課題は山積みですが、キンカメ産駒でPasadoble≒Allegedのニアリークロス4×4ですから今後はパワー型にシフトしてくるはずで、頑強さを増して緩さが解消されてくればなかなか面白い馬になりそうな…マンハッタンカフェやダービーフィズやエアウルフなどを見てのとおり、サトルチェンジ牝系の男馬は晩成で成長力十分ですから

スマートオーディンはパッと見ダノンシャンティに似てるんですが、よりマイラーっぽい体型加速なのは母系に入るHabitatの影響で、エピファネイアがマイラー体型になって1800mのスローを唸りながら抜け出してきたという勝ちっぷりでしたが、Habitat由来のトモの甘さが感じられないのはいいですね
姉のタガノミュルザンヌも新馬勝ちしたときは一目ぼれで騙されたので、レディアップステージの仔はどうも斜めに構えてしまうのですが(^ ^;)、これはなかなか走る馬やと思います

カイザーバルは一見するとエンパイアメーカーらしいパワー型中距離馬で、これは外マイルの斬れ勝負では怪しいんやないの?と消したらあの大楽勝(^ ^;)
カイザーバルもフェデラリスト(エンパイアメーカー×ダンスパートナー)もたしかに母よりはパワー体質なんですが、脚捌きがTom Fool的なので芝でも速い脚を使えるという点が似ていて(Tom Fool6・7×6)、ワンダーアツレッタは母父キンググローリアスがTom Fool4×4ですが、何かややこしい揉め事があって話がまとまらないときでも、Tom Foolをクロスしてしまえば、Tom Fool的になってしまえばだいたい解決してしまうという便利なやつです
カイザーバルもフェデラリストみたいな中距離馬なので、間違いなく距離は延びたほうがいいでしょう

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ディープ×Fappianoのニックス、カギはSir Ivor≒Cequilloのニアリークロスか

2015-09-23 10:10:14 | 配合論

ディープインパクト×Unbridledは血統を見る人ならば周知のニックスで、母系にUnbridledを引くディープインパクト産駒は14頭が出走し11頭が勝ち馬、そこにはダノンプラチナ、ダノンバラード、ダコール、ブランボヌール、アンドリエッテなどが含まれます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103193/

Unbridledの父Fappianoともまずまず好相性で出走26頭中20頭が勝ち馬、つまりUnbridled経由以外でも12頭中6頭が勝ち馬で、ラキシス=サトノアラジン姉弟の母母父がFappianoですね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104304/

Fappianoの3代母Cequilloは下記のようにSir IvorとPrincequillo、Mahmoud、Man o'War、Sir Gallahad=Marguerite de Valoisが共通するので、ディープインパクトとFappianoのニックスはSir Ivor≒Cequilloニアリークロスで説明できそうです

┌○┌Princequillo
│└△
Sir Ivor
│ ┌Mahmoud
│┌○┌Sir Gallahad(Teddy×Plucky Liege)
└△└△
 └△┌Man o'War
  └△

Princequillo
Cequillo
│┌Mahmoud
└△┌Man o'War
 └△
  └Marguerite de Valois(Teddy×Plucky Liege)

ちなみにブラックタイド×Fappiano持ち牝馬の組み合わせは2頭出走でクイーンバレットが勝ち馬、オンファイア×Fappiano持ち牝馬の組み合わせはTARGETの検索では引っかかりませんでした

同じように「Sir Ivorを引く種牡馬×Fappiano持ち牝馬」の組み合わせを他にあれこれ調べてみましたが、下記のように少なくとも日本においては概ね良好な結果(5の2とは5頭出走し2頭が勝ち馬の意)

Cape Cross=1の1(オールステイ)
Curlin=3の3(エーシンエポナ、ディルガ、セトアロー)
Elusive Quality=1の1(ブルーラヴ)
Medaglia d'Oro=5の2(メダリアビート、エーシンゴールド)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006110050/
キングヘイロー=4の2(エイワジョリー、スガノキング)
スピニングワールド=3の1(サジターリオ)
ジョリーズヘイロー=4の2(フミノトップヘイロ、レンダ)
ストーミングホーム=1の1(ワクワクキリシマ)

Unbridled's Songの配合で注目できるのは、自身がCequilloの血をニアリークロスしていることで、その3代母Incantation(A.P.Indy会のオープン馬じゃないですよ)はPrincequillo、Mahmoud、Man o'War、Bull Dogの組み合わせなのです

 ┌Princequillo
┌○┌Bull Dog(Teddy×Plucky Liege)
│└△
Incantation
│ ┌Mahmoud
│┌○
└△
 └△┌Man o'War
  └△

つまりUnbridled's Songは、Cequillo≒Incantationのニアリークロス5×3

ディープインパクト×Fappianoの中でもUnbridled経由が高確率なのはUnbridledの血が優秀だからやと思いますが、Unbridled's Song経由が更に高確率なのはSir Ivor≒Cequillo≒Incantationのトリプルニアリークロスで説明できるでしょう

母系にUnbridled's Songを持つディープインパクト産駒は該当4頭で、ダノンプラチナ、サイレントソニック、ミュゼリトルガールの3頭が勝ち馬となっています

これにUnbridled's Songの全妹アジアンミーティアもカウントすると、ダコールとその全妹リボンフラワー(現役未勝利)、そしてダコールの姪ブランボヌールが該当するのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101835/

2歳の未出走馬では、ダノンプラチナの全妹リボンフラワーとダコールの全妹ヨシノザクラが母系にUnbridled's Song=アジアンミーティアを持っていますね

ちなみに名繁殖トーホウガイア(トーホウジャッカルとトーホウアマポーラの母)はUnbridled's Songの娘で牝系がCequillo、つまりCequillo≒Incantation4・6×4ですわ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2001110162/

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Nijinskyは踊りつづける

2015-09-22 17:32:31 | 血統予想

これまで神戸新聞杯に出走したディープインパクト×トニービンは2頭いて、サトノノブレス(3着)もロードアクレイム(2着)も馬券に絡んでいますが、これも「3歳春にクラシックロードに乗りきれなかった母父中距離ディープが、秋になって追いついた」という現象の一つかと

ちなみにハーツクライ産駒は5頭出走し[1.2.0.2]、ステイゴールド産駒は7頭出走し[3.0.0.4]ですがこの3頭はゴルシとオルフェとドリジャですから、黄金配合の大物しか馬券になってないともいえます

あとワンアンドオンリー(Caerleon)、トーホウジャッカル(マルゼンスキー)、エピファネイア(マルゼンスキー)、マウントシャスタ(Caerleon)、ローズキングダム(Green Dancer)、イコピコ(ジェイドロバリー)、リーチザクラウン(マルゼンスキー)、ブラックシェル(マルゼンスキー)と、Nijinsky持ちがよく好走するレースでもありますが、それはコース形態からも理解できるものですな

阪神外2400mになってからの過去9年で、Nijinsky持ちが一頭も絡まなかったのが11年と07年

11年は母母父Nijinskyのスマートロビンが逃げて際どく4着に粘っていて、あのレースは2400mの神戸新聞杯史上最もスロー(1000m通過63秒5)で上がりが速く(11.2-10.6-11.8)、Nijinsky的ストライドでひと踏ん張りするには小牧さんはもう少し後続に脚を使わせるべきだったかも

07年はNijinsky持ちが13人気ローズプレステージと14人気トーセンマーチだけで、トーセンマーチは5着に健闘してます

今年の登録馬でNijinsky持ちはというと、キロハナ、ゼンノブレーメン、タガノエスプレッソ、ティルナノーグ、トーセンバジル、バイガエシ、マッサビエル、レッドソロモンとけっこういるんですよね…ハービンジャーが3頭いますから

いいタイトルが思いつかないのでしばし頭をひねっていたら、その昔「週刊競馬通信」で栗山さんが連載していた超人気コラム「血統SQUARE」にこんなタイトルがあったよなあ…という記憶が蘇ってきたのでそのまま拝借しました

本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では神戸新聞杯とオールカマーの上位人気馬の血統解説を書いていますので、今週もよろしくお願いします

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9/19~21の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2015-09-22 09:09:28 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2014)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したタッチングスピーチ(牝3歳)が日曜阪神11RローズS(G2・芝1800m)を勝ちました。

◎タッチングスピーチ(牝、母リッスン)
リッスンは英G1勝ち馬でいきなりアスコルティを出したが、その全姉Sequoyahも愛G1勝ち馬で英2000ギニーのHenrythenavigatorなどを出している。名牝系に名種牡馬が配されてきたピカピカの良血で、母母BrigidはRiverman≒Ringing Bells2×2(ナスキロ+Bimelech+Man o'War)、リッスンはBold Reason≒Never Bend3×4と代々の配合も満点。名血すぎて大事にされすぎるのが心配になるほどの名血だ。(望田)

○タッチングスピーチ(牝・母リッスン)
母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8f)の勝ち馬で、その全姉にモイグレアスタッドS(愛G1・芝7f)を勝った Sequoyah、血統構成がまったく同じ馬(父が同じで母同士が全姉妹)にオペラ賞(仏G2・芝1850m)を勝った Insight、本邦輸入種牡馬サフロンウォルデンがいる。母は文句なしの良血だ。母方に Sadler's Wells を持つディープインパクト産駒は、収得賞金の上位4頭(トーセンラー、スピルバーグ、パララサルー、ピクシープリンセス)がいずれも Mr.Prospector を併せ持っている。本馬はこのパターンに合致していないものの Raise a Native(Mr.Prospector の父)は持っている。「ディープインパクト×Sadler's Wells」という直接配合は過去6頭がデビューして勝ち上がりはわずか2頭。確かに厳しいが、JRAが徐々に芝を重くしている流れを考えると、こんな配合でも侮れない。Danehill Dancer を父に持つ半姉アスコルティが現在3戦2勝という成績なのも不気味だ。「ディープ+Sadler's Wells」の最後の砦として1頭残しておきたい。(栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104906/

■土曜中山10R松戸特別 ファイヤーロック(POG・望田)
■土曜中山11RレインボーS ライズトゥフェイム(一口・栗山)
■日曜中山10R初風特別 サザナミ(ディープ・望田&栗山、一口・栗山)
■日曜阪神11RローズS2着 ミッキークイーン(ディープ・栗山)
■日曜阪神11RローズS3着 トーセンビクトリー(POG・望田)

2歳~ダービー終了時までの、いわゆるPOG期間に重賞を勝ったディープインパクト産駒の母父を列記してみると

Storm Cat×4(キズナ、アユサン、リアルスティール、ヒラボクディープ)、ノーザンテースト×2(トーセンホマレボシ、ヒストリカル)、エンドスウィープ、キングカメハメハ、クロフネ、サクラバクシンオー、ファルブラヴ、フレンチデピュティ、ロックオブジブラルタル、Acatenango、Bertolini、Caerleon、Elusive Quality、Gold Away、Intikhab、Marchand de Sable、Machiavellian、Loup Sauvage、Lycius、Marju、Singspiel、Unbridled、Unbridled's Song

G1勝ちに絞ると、Storm Cat×2、Bertolini、Caerleon、Elusive Quality、Gold Away、Loup Sauvage、Unbridled's Song、ファルブラヴ、ロックオブジブラルタル

母父Acatenangoのワールドエースがクラシックロードで大活躍したり、母父UnbridledのダノンバラードやSingspielのアダムスピークがラジオNIKKEI杯を勝ったり、母父キングカメハメハのデニムアンドルビーがフローラSを勝ったり、そんなこともあるにはあるのですが、たとえば母父Caerleonといっても母はマイラーのビワハイジだったり、母父クロフネといっても大きなお尻で突進するシェルズレイだったり、やっぱりマイラー資質の母や母父から頑強な筋力を受け継いだディープを狙う、というのがPOGの王道

これだけSadler's Wellsが表現されていながらタッチングスピーチが日本の芝重賞を勝ったのは、リッスンの血が優秀だからやと思うのですが、母父サドラーがPOGのイチオシで大丈夫かいなとよく言われたもんです

結果としてはタッチングスピーチはPOG期間1勝ですから大丈夫ではなかったわけで、そこは反省というか勉強になったというか、こんなスーパー名血のリッスンでもアカンかったんやから、今後はもう母父中距離(それも2400m寄りのやつね)のディープは、いくら名血名配合でも、POGでは全消しぐらいの勢いでいくことをこの場で誓います…誓っとかないと、また配合に惚れて母父Acatenangoとか選んでしまいそうなんで(^ ^;)

そういう割り切った選び方ができるのが、POGの面白さやと思うのでね

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セントライト記念回顧~「母父スプリンター」に追いつけず

2015-09-21 17:33:24 | 血統予想

中山11R セントライト記念
◎6.サトノラーゼン
○7.ミュゼゴースト
▲12.ブライトエンブレム
△5.ロッカフェスタ
×3.ベルーフ
×13.キタサンブラック
注8.レッドライジェル
ブライトエンブレムは弥生賞で◎にしたように中山中距離の捲りが本領だと書いてきたが、パワー型で高速馬場よりは少しタフな馬場のほうが狙いやすいし、ここはペースが緩んで前残りやイン伸びになる公算も。サトノラーゼンはディープ産駒で母はカーリアンのニアリークロスだからナスキロ柔いストライドで走るが、母父がロベルト系インティカブなので機動力も兼備していて、岩田が言うようにコース不問で何でもできる自在脚質で、レースが上手でとにかく弱点が少ないのがセールスポイントだ。中山外2200mというちょっと中途半端なロケーションも合っているし、ここはダービー2着に敬意を表したい。ミュゼゴーストはビッグウィークと同じバゴ産駒で母はライスシャワーと同じリアルシャダイ×マルゼンスキー、血統も体型も走りもステイヤー臭がプンプンするのに、京都1800mの鋭さ勝負や福島1800mの機動力勝負で好走しつづけているのは評価できる。本音を言えば大きく狙いたいのはここではないのだが、仕上がりはいいし距離が延びたぶんベストパフォーマンスを発揮することも十分考えられる。この血統で好走すれば本番は穴人気必至だから、意外に馬券的な狙い目は今回かもしれない。

--------

予想コメントにも書いたようにスローが予想された今年のセントライト記念ですが、ミュゼエイリアンがダービーにつづいてハナに立つと道中は12秒後半にペースダウン、当然上がりは11.9-11.5-11.6と速くなり、前に行ったキタサンブラック、ミュゼエイリアン、ウイングチップと最内をすくったジュンツバサで決着、勝ち時計2.13.8は、中山の良で行われたセントライト記念としては過去10年で最遅でした

ベルーフはハービンジャー産駒だけにこれだけ上がりが速いと差し切るほどの鋭さはなく、大跳びのタンタアレグリアもジワジワ伸びてはいるんですが中山ではなかなかスピードに乗りきれない

ブライトエンブレムは弥生賞と同じ大捲りを仕掛けるべく動きましたが、これもパワー型だけにもう少し上がりがかからないと苦しく、ミュゼゴーストの善臣は2角では前残った馬たちと同じところにいたのに、少しずつポジションが下がっていって直線では行き場がなくなるという貫禄の騎乗

サトノラーゼンはミュゼエイリアンを追いかけられるぐらいのスタートでしたが、次の長丁場をにらんだか岩田はなだめてなだめて乗っているうちにポジションが少し後ろに、それでも直線は何とか捌いて、もう少しビュンとくるかと思ったんですが…

ナスキロ的斬れとRoberto的機動力を兼備していて非常に弱点が少ない馬で、中山外2200mという中途半端なロケーションも合っているイメージやったんですが、Roberto的に少し掻き込む脚捌きなので、出せる最高速度には限界があるタイプなのかもしれません

京都新聞杯もポジションと立ち回りの勝利で決して斬れ味で抜けていたという勝ち方ではなかったし(ゴール前は2~4着馬の脚のほうが目立った)、思い起こせば京都内2000mの未勝利戦を上がり11.4-11.4で勝ったときも、レーズドスカーの仔らしいストライドで大外をブン回してきたレーヴミストラルに詰められての勝利ですから、そんなに秀逸な内容とはいえなかった

弱点のないのが最大のセールスポイントで、何でもできるラブリーデイのような中距離馬だと評してきましたが、そういえば前回のラッ血対談の宝塚回顧で「ラブリーデイはたしかに内回り向きの捲りの馬やけど、最高速度はそんなに速くないので高速馬場でなかったのもよかった」とMahmoudさんが言ってたのをふと思い出しました

まあいつでもどこでも強い馬というのはなかなかいないわけで、弱点がないと思われたサトノラーゼンも、Roberto的捌きで走るがゆえに「何でもできる乗りやすい馬」と岩田が言うほどの機動力を兼備しているけれど、Roberto的捌きで走るがゆえにディープのA級産駒にしては最高速度はそれほど速くないという弱点があった

キタサンブラックはブラックタイド×サクラバクシンオーですから「父中距離×母父スプリンター」でフワッとした先行脚質に出たのは順当、終わってみればスプリングSを番手で勝ったキタサンブラックと、毎日杯を番手で勝ったミュゼエイリアンのワンツーでした

キタサンブラックはWordenの薄いクロスを持つので、バクシンオー的なピッチではなくわりとゆったりしたストライドで走るし、体型の伸びもあるので、今日のパドックを見た感じでは1800mよりは2000mのほうが合っているんじゃないかとコメント欄でも書いたんですが、さすがに3000mを先行押し切るとなるとどうかなというところはあります

ジュンツバサは99年のセントライト勝ち馬ブラックタキシードと父系(サンデーサイレンス)母系(オーピーキャット)が同じで、母父がアフリートなのに馬群を苦にせずいつも内をすくって伸びてきますが、今日は外を回すと苦しいレースだっただけになおさら、内枠を活かしてラチ沿いに突っ込んだのが上手くいきました

母父中距離のタッチングスピーチが母父マイラーのミッキークイーンについに追いついた秋、その翌日に行われたセントライト記念は春の既成勢力による前残り、ブラックタイド×サクラバクシンオーがまんまと二つ目の重賞を手中に収めたのです

さて回顧も書いたし、雨降ってますが飲みにいくぞ~(・∀・)
今週の「重賞の見どころ」は火曜18時更新です

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月曜のボツ予想~外枠チチカスの取り扱いがややこしい月曜競馬

2015-09-21 09:44:17 | 血統予想

白井は▲ポーラメソッドは大外を唸りながら凄い勢いで捲り上げた未勝利勝ちといい、みんなが避けて通るインに潜って鼻歌交じりで抜け出してきた前走といい、馬群に入らず気分よく走ったときは全然モノが違うという勝ち方で、しかし揉まれたときのモロさは勝ったとき以外のレースのモロさを見てのとおり(^ ^;)
だから単勝1人気複勝4人気という売れ方もよくわかるんですが、超頭数の外枠というのはなかなかの歓迎材料としても、単勝だけ買って観てるにはちょっと単勝売れすぎで…
○ロジダーリングはノーザンテーストをクロスするステゴ産駒らしいピッチ走法で、しかも「父中距離×母スプリンター」なので小脚で先行する脚質に出たのは順当、栗子はアートフェスタの○、雄国沼も◎にしたように小回り1800mはベスト
◎レッドルモンドは母がダートのマイラーでゼンノロブロイにLa TroienneやEight Thirtyなど米血パワーを重ねた配合、ラトロ肩丸出しで重心が高いピッチ走法なので長い直線ではあと200mが甘いのですが、小回りなら違うだろうと前々走◎で狙ったらビュンビュン逃げて他の先行馬を全部潰しての押し切り
あのときの1800m通過が1.47.9、同条件の北斗のスワーヴジョージが1.47.7、函館芝1800mを1分47秒台で走破すれば1000万下でもだいたい勝ち負けになります
前向きな性格ですが善臣でも北宏でも好位で我慢はきいていて、この枠ならロジの後ろで我慢させてインから叩き出す競馬は可能で、四位という人はいつも言うように技術は確かですから、プランや目標がハッキリしているときはそれをちゃんと実行できる人で、プランが時々おかしいだけなのです(^ ^;)

中山最終はニシノオタケビやブレイクザポケットやオンタケハートは機動力ある差しではなく、栗子で◎にした▲アートフェスタはこの大外だとHalo3×4の機動力を活かしきれるかどうか、となると難しいですが◎マーセラスにひねる手はありそう
母カーリーパッションはエアグルーヴの全妹でHornbeam≒パロクサイド3×3、Hyperion4・6・6×5・6・6、そこに尻に敷かれるキンシャサノキセキですから母方の持ち味で走っている馬で、距離は延びたほうがいいだろうし、1400mを使ってきた後で逃げ馬不在のここなら先行十分、先行すればHyperion的なしつこさで何とか凌げるのではなかろうかと

甲武は○エイシンハドソンはマンカフェ×Rubianoで「父中距離×母父マイラー」の先行型、エーシンモアオバーの全弟でダート向きのパワー豊富な牝系で、だから阪神内回りではいつも◎級なのですが、ここは馬券的妙味は◎ヴァーサトルじゃないかと
ネオユニヴァース×タイキシャトルで「父中距離×母父マイラー」でHalo3×4、どこから斬っても機動力という血統で、昇級してからは外回りで斬れ負けつづきですが、まだまだイン伸びが顕著な阪神芝、未勝利を勝ったときのようにエイシンの直後のインから抜け出す形ならばもっと食い下がれるはず
▲アグリッパーバイオも外々を捲り上げた湯川2着をみるとチチカスらしい揉まれ弱さはありそうで、ここは外番手が取れればヤル気を見せるかも
☆フローレスダンサーは阪神内2200mズンドバの捲るんジャーですが、前走2600mで引っかかっただけに祐一は後ろからジックリ行くかも

仲秋はこれから考えますが、「No.1予想」でセントライト記念を、「馬券総合倶楽部」でセントライト記念と新涼特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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ローズS回顧~「母父中距離」が「母父マイラー」に追いついた日

2015-09-20 20:12:21 | 血統予想

阪神11R ローズS
◎15.タッチングスピーチ
○8.ミッキークイーン
▲16.クイーンズリング
△10.レッツゴードンキ
△13.トーセンビクトリー
×3.アンドリエッテ
×12.ディープジュエリー
注6.ライトファンタジア
タッチングスピーチの母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)の勝ち馬で、リッスンの全姉シクウォイアはモイグレアスタッドS(愛G1・芝7F)に勝ち2000ギニーのヘンリーザナビゲーターを産んでいる。名牝系に一流種牡馬が代々かけられてきたピカピカの良血で、母母ブリジッドはリヴァーマンのニアリークロス2×2、リッスンはボールドリーズン≒ネヴァーベンドの3/4同血クロス3×4と代々の配合も良く、繁殖としてのポテンシャルはかなり高い。そこにディープインパクトが配されたのがタッチングスピーチだが、体型や走りはディープよりも母父サドラーズウェルズが強く、肩が立っていて掻き込んで走るので、洋芝の2000mでようやくパワーを発揮したが、それにしてもインベタ馬場を大外一気でビュンと差し切ってしまったのは見事。相手がグンと強化されて阪神外回りの斬れ勝負、前走のようにはいかないだろうが、これだけの名血好配合が本格化してきたのだから、器だけで◎を打ってみたくなる。

--------

キズナの引退が発表されたようで、ほんとにピンポイントでダービーを勝つために生まれてきたような馬でしたが、やっぱりあの日あのときのダービーは、エピファネイアではなくキズナが勝つべきレースだったのだと思います…お疲れさまでした

岩田が番手で我慢させるのを諦めて行かせたレッツゴードンキは、ハナに立ってからも緩みないペースで逃げて、勝ち時計1.45.2はブロードストリートが勝った09年に次ぐもので、阪神外1800mの重賞としても歴代3位の速さ

タッチングスピーチはこのペースではさすがに追走に手を焼き気味で、直線ルメールが追っても一気にビュンとは加速しませんでしたが、ゴールまで力強く伸びつづけて、最後はオークス馬が追っても追っても差は詰まらなかった

ゴール前のタッチングスピーチとミッキークイーンのフォームを見比べてもらうとわかりますが、胴はタッチングのほうが長いけれど脚はミッキーのほうが長く、しかもタッチングはラトロ肩(母のBold Reason≒Never Bend3×3譲り)で掻き込んで走るので、直線スピードに乗ってからのストライドは明らかにミッキーのほうが大きく、外回りの斬れ味というよりは持続力とパワーで差し切ってしまったという勝ち方でした

ピカピカの超良血とはいえ、今年のディープのイチオシだった馬なので(昨年はミッキーアイル)、ようやく軌道に乗ってくれたという安堵はまずあります

ここまで突き抜けるとはさすがに想像していなかったものの、インベタ馬場をうなりを上げて差し切った前走の勝ちっぷりがなかなか凄かったので、まあルメールなら権利は取れるんじゃないかというぐらいの自信はあったので、月曜に「母父マイラーに追いつけ」というエントリを立ち上げてネタを振っておいたのです(・∀・)

〈今週は東西のトライアルで春のクラシックをにぎわせた馬たちが始動しますが、サトノラーゼン(母は仏1000ギニー2着、母父Intikhabは芝1600mの英G2勝ち)もミッキークイーン(母父Gold Awayは芝1600mの仏G2勝ち)もショウナンアデラ(母父Elusive Qualityは芝8Fの米G3勝ち)も、「母もしくは母父がマイラーで、母がNorthern Dancerのクロス」

ディープ産駒が3歳春にある程度完成して大レースで爆発するには、母からマイラーっぽい筋肉を早期に受け継ぐのが一番の近道で、それはけっきょく今年も変わらなかった

しかしこれが3歳の秋になると、母父キングカメハメハのデニムアンドルビーとかホワイトマズルのスマートレイアーとかトニービンのサトノノブレスとか、「母父中距離型」がようやくパンとしてくる頃合いでもあるのです〉(「母父マイラー」に追いつけ)

「母父サドラーなんてPOGじゃ地雷でしょう」とあちこちで突っ込まれたときも、「リッスンはスーパー名繁殖やと思ってるから、そんなことは超越してしまうかもよ」と涼しい顔やったんですが、新馬戦を現場でかぶりつきで見たら、おおう…たしかにいい馬やけど、これは思った以上にピクシープリンセス(^ ^;)

けっきょく春はパンツを見せてくれずじまいで、やっぱりディープは母父マイラーがPOGでは大正義、名血リッスンをもってしてもそのカベは超えられなかったというべきで、これからは母父中距離はPOGでは評価下げます(^ ^;)

ミッキークイーンはオークス馬らしい斬れ味は見せてくれましたが、こちらは脚長のストライド走法で、次内回りになってタッチングとの差が詰まるかとなると、むしろ開く可能性のほうが高いんじゃなかろうか…というのが私の見立て

それよりはSpecialをいじってるキンカメ産駒で内回りの機動力に長けた脚質のトーセンビクトリーとレッツゴードンキのほうが、立ち回り一つでチャンスはあるだろうし、ユタカも岩田もそういうシミュレーションはもうやってるんじゃないですか(レッツゴードンキなんて、キャラ的にはヤマカツスズランがなかなかかカブるでしょう)

追記:ラジオNIKKEIのHPよりレース後のコメント
3着 トーセンビクトリー(武豊騎手)
「3着でしたが、トライアルとしてはいいレースができました。小回りになる方がいいと思いますし、次が楽しみになりました」
4着 レッツゴードンキ(岩田康誠騎手)
「馬とケンカをしないで、ストレスのたまらないレースをしました。本番となる京都の2000mはいい条件だと思います」
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_6913.html

最も展開がハマってたのはイン差しに徹したアンドリエッテで、この馬はいつもミッキークイーンと同じレースに出ていつも少し負けるけれど、ミッキーがいつもハッとする脚を使うところでハッとする脚を使っていない、こういうのは着差以上に格の差があるのだということは、春からずっと書いてきました

ミッキークイーンとレッツゴードンキについては「重賞の見どころ」より再掲します

ミッキークイーン
母ミュージカルウェイはドラール賞(仏G2・芝1950m)勝ち馬で、その父Gold Awayはミュゲ賞(仏G2・芝1600m)などに勝ったマイラー。Gold AwayはGoldikova(BCマイル3連覇の欧年度代表馬の名牝)と配合パターンが似ていて、種牡馬として女傑Alexander Goldrunを出したように、牝馬にRivermanの斬れ味をよく伝える種牡馬だろう。母父がマイラーで母がNorthern Dancerのクロス(Northern Dancer≒Icecapade4×3)というのは、ショウナンアデラと同じでディープ牝駒の最も成功しやすい配合形だ。母系にNasrullah血脈が強く脚長でしなやかに斬れるので、中距離でゆったり運んだほうが斬れるタイプだろうと書いてきたが、オークスでは本領を十二分に発揮。東京と外回りでは[2.1.0.0]で、直線の長いコースならばオークス馬の名に恥じない末脚を発揮してくれるだろう。

レッツゴードンキ
母マルトクはダ短距離で5勝。牝祖ダイナフランダースからはクィーンスプマンテなどが出る。そこにキングカメハメハが配されて、メイショウマンボと同じKingmambo≒ジェイドロバリーの3/4同血クロス2×3が光る配合だ。この3/4同血クロスにRobertoが絡むとNashua≒Nantallah的なパワーがオンになり、パワーと機動力に富む脚質になりやすい。「父中距離×母短距離」という組み合わせもフワッとした先行脚質になりやすいから、2歳の頃は馬群の中で脚をタメで差す競馬をしていたが、本来は1800mぐらいで先行捲りで機動力を発揮するタイプだろう。ここは距離は最適も、直線が長いコースだと桜花賞のようにスローの上がりの競馬が希望だが、一方であまりペースが緩むと折り合いの問題が出てくるだけにそこを岩田がどう御すか。また父も母もNorthern Dancerの強いクロスを持つだけに比較的完成の早いタイプかもしれず、ひと夏越しての成長にも注目したい。

月曜は「No.1予想」でセントライト記念を、「馬券総合倶楽部」でセントライト記念と新涼特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

「母父マイラー」に追いつけ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/92eb4bef458a243661c1520b3bd3128d

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日曜のボツ予想~ロイヤルアカデミー≒Storm Cat

2015-09-20 10:04:18 | 血統予想

初風は○カービングパスはハッピートレイルズ牝系の小脚使いなのに東京ばかり使うのがそもそも間違いで(そもそもF厩舎やんかというツッコミは受け付けます)、前走の完勝で札幌では2戦2勝、フェアリーは柴山が悔しがっていたように好位でうなってたのに直線カベ
ただしベストは1400mという気がするのと、ここは逃げ馬不在で馬群が密集して外々を回らされる可能性が

△サザナミは小柄でしなやかなディープ牝駒で中山1200より東京1400で買いたい馬、☆アルマエルナトは1200でもガツンと行きたがる気性は相変わらずで、そこを勝浦がノリのように潔く追っぱなしてしまえるかどうか

1200のフルゲートなのにハナを主張する馬が見当たらないので、ダッシュは一番の▲クラウンカイザーが最内からハナを切りそうで、カルストンライトオの産駒で芝でハナ切ったときは[0.0.1.0]、なかなかの強力メンツだった帆柱山で寸前まで粘って大接戦の3着ですから、ここなら逃げ切ってしまって驚けない

最近好位で立ち回れるようになった◎アスペンサミットはおそらく▲の直後、ロイヤルアカデミー≒Storm Cat(Nijinsky≒Storm BirdとCrimson Saint)3×3にNorthern Dancer4・5×5、しかし母母River CrossingのところだけはNorthern DancerはおろかNearcoすら入らない堂々の1/4異系

この配合形の良さと、最近メキメキ腕を上げてきている石川くんに期待しました

他のレースは焼きたてバターロールと半熟トロトロ卵を食ってから考えますが、「No.1予想」ではローズSを、「馬券総合倶楽部」ではローズSと阪神7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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「一口好配合ピック」シルクから栗山が7頭ピック

2015-09-20 08:19:07 | 共有クラブ

おかげさまで今年も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、本日シルクホースクラブから栗山求が7頭ピックしました
http://miesque.com/c00032.html

すでにシルクからは望田が8頭ピックしておりますが、二人ともピックした馬が3頭いますので計12頭となります
これで現在、ウイン(1)、キャロット(11)、グリーン(2)、シルク(12)、東サラ(6)、ノルマンディー(3)、ラフィアン(3)、ユニオン(3)、ローレル(1)から計42頭ピックしています

※お願い
一口ピック馬やPOG推奨馬などについての具体的な質問や感想などは、当ブログではお受けできないケースがありますので、その場合は下記の「血統屋」、もしくは私のgooメールまでメールください
お手数ですがよろしくお願いいたしますm(_ _)m
info@miesque.com
nas-quillo@mail.goo.ne.jp

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