栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~札幌は朝から快晴

2014-08-24 09:43:38 | 血統予想

札幌は朝から快晴でふつうの良予想でいいと思いますが、札幌記念のポイントの一つは四位がどんな逃げでくるか、シンガポールではジンワリ行きすぎて長い直線で斬れ負けという4着でしたが、今度はユタカのようにある程度肉を斬らせる逃げが打てるかどうか、それによってレースの性格は変わってくるんじゃないかと

札幌1はChief's Crown≒ダンジグカラーズ3×2で前走◎で狙ったアトリエと、アウトブリードのキンシャサノキセキにクロスのうるさいカリズマティック牝馬をもってきたクラシコ、マイネルグルマンがスニッツェル産駒のスプリンターなのでこの一騎打ちっぽいですが、ミュザバトラーはここ2戦明らかに馬群を嫌がっていて、1500mで外々を回るのは不利は不利ですがこの頭数ならば…ということでこれを2,3着に絡めて

知床は◎ローザズカレッジ、前走も◎でしたがTom Rolfe肩なのでやっぱり小回り向き、母ローザロバータは北米重賞勝ちで兄フライングアップルもナイスミーチューも脚質は捲り
前走は出遅れてしまいましたが本来はもうちょっと前で立ち回れる馬でもあり、またもや人気がないですが小回り1800~2000mならわりと安定してるタイプじゃないかとも思うので、内枠のマイネル2頭を本線に

おおぞらは前走出遅れて直線カベで何もせずに回ってきた◎ストークアンドレイと、前走4角で前に入られて追い出しが遅れた○コナブリュワーズ、この1点で

豊栄は◎ジーニマジック、ダイワメジャーの教科書配合でよく◎にしていますが、前2走をみるとベストは1400m、それも内回りという感はあるのでここはもうひと押し
今は1400mがベストっぽい○コレクターアイテムと前走が強かった☆スマイルシャワー、そして▲マンボネフューの前走はたしかに直線引っ張る不利が大きかったですが、開いてからもそんなに斬れてなくて、これも東京より内回り向きという気はします(グラスボンバーのマイラー版みたいな)

西部スポニチは◎ルファルシオン○バッドボーイ☆タマラマ△カロッサル、◎は血統どおり“Aureole魂のダイヤモンドビコー”という馬で逃げたときは2戦2勝、内からバッドが突っ張ってきても外番手ならば力は出せるとみて、しかし1800mベストのタマラマが絡まないと妙味はないですなあ…

「No.1予想」では札幌記念を、「馬券総合倶楽部」では札幌記念と北九州記念を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

コメント (62)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~母父エルコンのスタミナで

2014-08-23 09:16:54 | 血統予想

青島は前走は休み明けと馬場で反応しなかった◎オリハルコンですが、ここなら格上だし本来小回りも向くはずで、今日は良でやれそうなので再度
○シュネールは前走脚を余し気味だったし、Nureyev的体型やPrivate Accountのパワーも感じられる走りでこの条件は悪くないはず

小郡は「◎ラヴァーズポイントがマイネルラヴ×Never Bendらしく夏場に調子を上げてきてもうひと稼ぎしたいねえ…」という以外に何も閃かず(^ ^;)

支笏湖はここを勝って菊路線へという野望を抱く3歳馬に注目したいですが、◎はダンディーズムーンで
いつも書くようにエルコンドルパサーは母父に入っても牡にはサドラー的スタミナをよく伝え、母父エルコンの牡といえばクリソライト、ブレイズアトレイル、トミケンアルドール、サムソンズプライド、ジャイアントリープ、オメガスカイツリー、去年の重の支笏湖でもラヴィンライフが6人気3着
洋芝長丁場の道悪なら○ヤマイチパートナー、あと▲ゴールドアクター、☆ディスキーダンス、△テイエムダイパワーまで

「No.1予想」では日本海Sを、「馬券総合倶楽部」では日本海SとTVh賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

コメント (55)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本海SとTVh賞を予想しています&雑感

2014-08-22 20:10:07 | 血統予想

土曜は「No.1予想」で日本海Sを、「馬券総合倶楽部」で日本海SとTVh賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

GCの「今週の調教」が終わったと思ったら岡田総帥が登場し、勝ち上がった2歳馬を評する例のやつが始まったので、あれこの番組終わったんじゃなかったっけ…と思いながら観てたんですが、「ジャズファンクはエネルギー効率のいい走りをする」(総帥それがTom Foolですわ)、「バトルプランはエンパイアメーカーよりも体質が良い(柔い)」(それはつまりエンパイアメーカーのほうがダートの大物は出やすいということでもあり、バトルプランは芝でも面白い馬を出すような意外性アリかと)

エンパイアメーカーはたしかに硬いんですが、種牡馬としては力馬ばかり出したロックオブジブラルタルやティンバーカントリーが母父として見直されているように、母父に回ったら柔らか体質のサンデー系種牡馬とかなり合うだろう…というような見方をしてます

一方海の向こうではヨークシャーオークスが行われ、愛オークス2着TapestryがTaghroodaを差し切る大金星で、詳しくは栗山ブログを参照してください

Taghrooda敗れる~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=1331

Tapestryの血統表を見ると、母母MonevassiaがKingmamboの全妹で、そこにデインヒル、Galileoと配されて、クロスがSadler's Wells≒Nureyev2×4、Mr.Prospector4×3、Northern Dancer3×4・5、Buckpasser5×5、母がHis Majesty=Graustark3×5、ステーキとハンバーグとえびふりゃーが鉄皿の上でうなりをあげているような胸焼けランチメニューです(^ ^;)
http://www.pedigreequery.com/tapestry17

さてこれ繁殖に上がったら何付けようか…と考えてみると、日本ならばディープでもハーツでもステゴでも喜んで付ければいいんでしょうが、欧州にはディープもハーツもステゴもいないというのは、サンデーサイレンスというNorthern Dancerクロスに対する最高の逃げ道がないというのは、(とりあえずInvincible SpiritやPivotalやMonsunなんかで逃げることはできるとしても)欧州馬産界もそれほどヘルシーな状況ではないのかなあ…と思ったり

毎日ステーキとハンバーグでは、健診で医者に小言をいわれるメタボ親父になってしまいますからね~

獣医「え~検査の結果ですが、やっぱりNorthern Dancer値がちょっと高めですね。また母父にサンデー入れときますね」
キングカメハメハ、ハービンジャー「はい…いつも助かります」

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の新馬戦

2014-08-21 16:51:32 | POG

土曜新潟5Rジュエルアラモード(ダ)、パピーラヴ(デ)、ブランダルジャン(ク)
日曜新潟5Rリヴゴーシュ(ハ)
日曜札幌5Rエスジープログレス(ダ)

ダ…「望田潤のPOG好配合リスト ダイワメジャー編」 デ…「ディープインパクト好配合リスト」 ハ…「望田潤のPOG好配合リスト ハーツクライ編」 ク…「一口クラブ好配合ピック」

他では土曜札幌1Rエンプレスダンス(ク)も距離延長はプラスやと思うので期待してます(・∀・)

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイキブリザードの思い出&札幌記念一言コメント

2014-08-21 10:10:06 | 血統予想

タイキブリザードが死にましたが、Seattle Slewの直仔でTheatrical(BCターフ)の半弟という「藤沢+岡部+タイキ」の隆盛を象徴する超良血馬で、思い出深いのはデビュー2戦目、後の安田記念馬と有馬記念&春天馬が平場ダ1800mで叩き合ったレースですかね~(後続は7馬身以上ちぎれた)
http://db.netkeiba.com/horse/1991109979/

血統的にはハッキリ中距離馬なんですが、Seattle Slew譲りの長手の体躯でわりとストライドで走るので東京マイルをパワーで押しきるような競馬をさせても強く、安田記念三度目の挑戦でついに悲願のG1制覇、一方で有馬や宝塚で2着もありマイラーの枠におさまらなかった馬でした

「Seattle Slewとは何ぞや」ということを私に最初に教えてくれた馬で、だからリーチザクラウンがデビューした頃は「母父Seattle Slewでタイキブリザードみたいな馬が出てきたもんだ」とよく書いたもんですが、Seattle Slewの血を引く大物は、エルコンドルパサー、シンボリクリスエス、アグネスワールド、ダンツシアトル、カワカミプリンセス、サダムパテック、シーキングザパール、ヒシアケボノ、テスタマッタ、シンボリインディと、ほとんどが東京や外回りの大レースを勝っています

父Seattle SlewはNasrullah≒Royal Charger4・5×4、その母My CharmerがStriking=Busher3×3、母ツリーオブノレッジはHail to Reasonを1/4異系とする「3/4欧,1/4米」でCourt Martial4×4、その父SassafrasはHurry On3×5・5

代表産駒のヤマノブリザード(札幌2歳S,朝日杯2着)は母がPetition3×4で、これがCourt Martial4×4と脈絡してFair Trial的捲りを武器とし、朝日杯では◎にしたんですが四位の大外捲りが忘れられません

ヤマノブリザードはSeattle Slewの米血を1/4異系的に使った「3/4欧,1/4米」でしたが、サウスポール(ラジオたんぱ賞3着)は母からナスキロ+米血を重ねてSeattle Slew的なフワッとした先行脚質

ああ思い出といえばもう一つ、二度目の挑戦となったBCクラシックは現地で観戦してましたが、大本命Skip Awayが3角から怒涛のスパートで場内は蜂の巣をつついたような大騒ぎの中、私は少しずつ取り残されていくタイキの勝負服を追いかけてましたね…

札幌記念の追い切りを見ましたが、一言でいうと好調な馬が多いなあ…という印象
では「一言コメント」

アドマイヤフライト:忍者走ハーツクライ
エアソミュール:父粘着力+母機動力
ゴールドシップ:Princely Gift的緩慢持続スト
スーパームーン:脚長Singspiel
タマモベストプレイ:Princely Gift的緩慢持続スト(千八ver)
トウカイパラダイス:緩慢ネオユニヴァース
トウケイヘイロー:1/4Hyperion
ナカヤマナイト:Tom Fool捌きイシノサンデー
ハープスター:俊敏ピッチ胴長Fairy King
ホエールキャプチャ:白いBlushing Groom
ムーンリットレイク:ナスキロ斬Fair Trial機動力兼備弱点少
ラブイズブーシェ:Lyphard的ヒルノダムール
ルルーシュ:前受けサンテミリオン
ロゴタイプ:脚長ジェニュイン

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「2歳勝ち馬評価」3頭更新&先週の雑感

2014-08-19 17:11:58 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

デビュー戦を楽々と逃げ切ったミッキーユニバースは馬体重524キロ、全兄オースミチャドのデビュー戦は480キロ、他もボーダレスワールド544キロ、キングオブチャド550キロ、ポールアックス538キロ、アフリカンビート516キロと、とにかくレディオブチャドの息子は父が違えど大きく出るんですが、しかしこの6頭のデビュー戦は①①①①②④、ちょっと一本気な気性も共通していていきなり動くんです

ちなみに母系にEla-Mana-Mouを持つネオユニ産駒は中央に9頭が出走し、ナスノアオバ、モンテネオ、ベストオブラック、ダイワリューリン、ハッピーロングラン、オースミチャド、ミッキーユニバースと7頭が勝ち上がり、3歳現役のピサノナイトレイも[0.4.0.5]ともう勝てそうでなかなか高確率

これはネオユニの母父KrisとEla-Mana-Mouの血脈構成が似ている(Rockefella-Hyperion、Donatello、Relic、Fair Trial-Lady Jurorなどが共通)からと考えられ、上記メンツを見てのとおり重馬場やダートにおける粘りを増す効果は少なからずありそう

デビュー当時のロジユニヴァースと似た雰囲気のある馬ですが、初戦走る血統でもあるし道悪が巧い血統でもあるのです

トーセンバジルが2戦目に勝ち上がり、ここまで勝ち上がったハービンジャー産駒5頭は全て母父が非Northern Dancerのサンデー系(サンデー4、フジキセキ1)でこれはまあ予想どおり

トーセンバジルは母系の奥にTom Fool+ナスキロの組み合わせがあるので「Shareef Dancerいじり配合」でもありますが、「ハービンジャーの教科書的な好配合で、この馬の走りで種牡馬ハービンジャーがある程度占える」とデビュー前に書いておきました

5勝全てが洋芝、うち4勝が1800mというのも予想された傾向ではありますが、しかし2歳夏のこの時期にすでに5勝というのは想定外で、戦略的に仕上げてきてる部分はあるとしても思った以上に動いてるなあ…と

ちなみに母がNorthern Dancerのクロスを持つハービンジャー産駒はここまで6頭が出走して[0.1.0.6]、土曜の札幌新馬で2着したレジメンタルは母レジネッタがNorthern Dancer4×4ですね

もちろん例外はあるということをお断りしておいた上で、キングカメハメハ(Northern Dancer4×4・6)産駒の獲得賞金ベスト30の中に母Northern Dancerクロスはフィフスペトルとショウリュウムーンだけだし、先週はホッコーサラスターとフェブノヘアが勝ちましたが、ヨハネスブルグ(Storm Cat≒Narrate2×3)産駒で2勝以上をあげている6頭のうち母Northern Dancerクロスはタガノブルグだけで、こういうデータはそれなりに重く受け止めるべきではないかと思うのです

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

直線269.1m

2014-08-19 10:10:32 | 血統予想

ゴールドシップが珍しく先行したレースといえば、新しい順に14年宝塚記念(4-3-4-4)、14年阪神大賞典(2-2-2-2)、13年京都大賞典(3-5-3-3)、13年宝塚記念(4-4-3-4)、12年共同通信杯(4-3-4)、11年コスモス賞(4-5-4-3)の6R

このうち阪神大賞典(前半2Fが13.3-12.2)とコスモス賞(12.8-12.5)は少頭数のスローで、レースの入りがかなり遅かったのでポジョションが前になったというところが大きく、スタート後の200~400mが11秒台だったレース、つまりふつうに流れたレースで先行できたのは14年13年宝塚と13年京都大賞典と12年共同通信杯ということになります

この4Rに共通するのは、いずれもスタートから2角までが直線で400m以上あるコース形態であること

今年の宝塚でも最初の200mはいつものごとくビリだったのに、そこからノリが優しくサインを送ると馬は機嫌よくストライドを伸ばして加速しはじめ、2角の入りまでに4番手まで押し上げたのです

ステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合で柔らかな体質を受け継いでいるところはオルフェーヴルと同じなのですが、オルフェがノーザンテースト4×3が強い体型をしているのに対し、こちらはPrincely Gift5×5の影響も見られ(特にあの直飛はPrincely Gift譲り)、オルフェほど素早く動けないけれどしなやかに大きく動けるのが特長
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102739/

いつも書くようにゴルシがスタート後に置かれてしまうのは別にゲートが下手なわけじゃなくて(まあたまに大きな出遅れもありますが…)、ゲートが開いてからの数完歩のアクションが明らかに他馬より遅いのでそこで置かれているわけです

だから先行しているときもいつもよりスタートが速かったわけではなくて、いつものように最初の200mはビリだけど、2角までの直線距離が長いコースで200~400m間の直線でスピードに乗って番手を上げているわけです

ゴールドシップが宝塚記念でベストパフォーマンスを叩き出すのは、時期的に時計のかかる馬場になりやすく外を回ってもOKのバイアスになりやすいこと、少頭数でレース運びも楽なことに加えて、2角までの直線距離が長いコース形態もあげられるでしょう

札幌競馬場の芝Cコースの直線は269.1m、宝塚と同じように出していくと、スピードにようやく乗りかかったところで2角に入ることになりますが、さ~てヘンタイ騎手は今回何をやってくるのでしょうか(・∀・)
http://www.jra.go.jp/facilities/race/sapporo/course.html

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一口好配合ピック」栗山求が友駿から1頭ピック&今年も北九州は大波乱?

2014-08-18 14:51:30 | 共有クラブ

血統屋の有料コンテンツ「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)」ですが、本日栗山さんが友駿ホースクラブから1頭ピックしました~
これで今のところ東サラ(6)、ラフィアン(6)、ウイン(4)、ユニオン(4)、グリーン(1)、ターファイト(1)、友駿(1)の計23頭をピックしております

NETKEIBA「重賞の見どころ」は毎週月曜18時更新、今ちょうど札幌記念と北九州記念の原稿を書いているところですが、北九州記念が毎年荒れるのは主に二つの理由があることに気づきました

一つはコース形態上、毎年絵に描いたような前傾ラップ(だいたい32秒前半-34秒後半)になって前崩れになるからで、12年エーシンヴァーゴウ2人気8着、ジュエルオブナイル3人気16着、11年エーシンヴァーゴウ1人気3着、テイエムオオタカ3人気4着、10年デグラーティア1人気5着などが先行して沈んでおります

もう一つは中京でCBC賞が行われるようになってからのここ2年、CBC賞最先着馬は13年サドンストーム1人気10着、12年エーシンヒットマン1人気6着とともに北九州記念で1人気を裏切っており、これはCBCが勝ち時計1分8秒台なのに対し北九州は例年1分7秒前後で、勝ち時計が1秒以上も速くなることが大きいのではないかと…中京記念→関屋記念がリンクしないのと似た傾向といえるかもですね~

今年はCBC最先着(1.08.7で走破して2着)の先行馬エピセアロームがどうやら1人気、これって人気馬がぶっ飛ぶパターンにまともにハマっているんですがどうしよう(^ ^;)

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014-2015)」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/91ee59d9a34fc4535de14253cf34837f

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8/16,17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報&札幌記念と毛ガニの思い出

2014-08-18 09:47:50 | 共有クラブ

■土曜新潟4R未勝利 トレジャーマップ(POG・望田)
■土曜小倉8R500万下 ロードハリケーン(ディープ・望田)
■土曜札幌3R未勝利 ボージェスト(POG・望田)
■土曜札幌10Rコスモス賞 マイネルサクセサー(一口・望田&栗山)
■土曜札幌12R富良野特別 ゴッドフロアー(一口・栗山)

関屋の回顧書いてて思ったんですが、1800mベストのマジェスティハーツやミッキードリームが1600mで時計一つかかると間に合うのと、1400mベストのマヤノリュウジンが1200mで1分9秒ぐらいの決着だと差し届くのは理屈としては同じなのだろうなあ…と

Kingmanがジャックルマロウ賞も勝ってG1を4連勝、KingmanとBraceletの配合についてはG1を勝つ前に下記エントリで取り上げてますが、改めて血統表を見ても「こんなん走って当たり前やん」としか言いようがないですな(^ ^;)

録画しておいた過去の札幌記念の映像を流しながらお仕事中ですが、思い出深い札幌記念といえば、テイエムオーシャンとトウカイポイントとコイントスで決まって馬連万馬券・3連複2万馬券の2002年、もう12年前ですか…
http://db.netkeiba.com/race/200201010411/

当時まだ競馬通信社にいた私は、盆休みをとって何人かで北海道旅行へ、他の人は3泊ぐらいして帰ったんかな?私だけ居残って札幌記念を見てから帰ったんですが、デビューからひたすらテイエムオーシャン推しだった私は(なぜ推してたかは血統表を見れば一目瞭然)、オーシャンを信じて俄か長者になってしまいました(・∀・)

「札幌記念まで居たら、美味いもんが食えたのに」と先に帰った奴らに自慢しまくってたら、「そんな儲かったんやったらカニでも送ってくれや~」

店の従業員と食べるから10パイぐらいまとめて送ってくれと言われて、翌朝に競馬場近くの中央市場に行ったら、カニを扱ってる店がたしか四つぐらい並んでたんですが、客は私以外に誰もおらず、店先に人が出ているのは一軒だけ

とりあえず暇そうにしてるオバチャンに「毛ガニの浜ゆで買いにきたんやけど…京都に送りたいんやけど」「いいよ~いくつ送る?」「そやなあ…10パイぐらいかなあ」

その瞬間に残りの三軒から一斉に人が飛び出してきたのには苦笑しました(・∀・)でも最初に声かけた店で買いましたよ

こんなもん走って当たり前やん
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2e93f38edde4fb98a7748c4bfe0ef50e

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関屋記念回顧~驚異の水はけ、昨年と同じ時計、結果は良馬場の格どおり

2014-08-17 17:31:53 | 血統予想

新潟11R 関屋記念
◎17.シルクアーネスト
○7.ダノンシャーク
▲11.マジェスティハーツ
△12.ミトラ
△14.シャイニープリンス
×2.ミッキードリーム
×8.サンレイレーザー
注4.ブレイズアトレイル
注10.ショウナンアチーヴ
道悪の関屋記念というのもあまり記憶にないが、日曜も午前中にけっこう降る予報で、重~不良まで悪化する可能性は高いとみて◎シルクアーネストへひねってみる。弟のマイネルラクリマは道悪巧者で知られるがこの馬も芝稍重~不良は[1.2.3.1]とほとんど崩れたことがない。母母パイナップルスターはダンディコマンドの全妹でハイペリオン5・6×5・5・6・8、ラクリマやトップクリフォードやクロフネサプライズやナムラヒラリーなどに共通する先行しぶとい脚質と高齢まで活躍できる成長力は実にハイペリオン的だ。谷川岳でまだ衰えはないところを見せたし、7~8月[3.1.0.5]と夏場は走る馬でもあるから、道悪ならば少なくとも人気ほどの差はないだろう。

--------

とりあえず「日曜は午前中に強い雨」という予報を見て、真っ先に消したのがクラレントとエクセラントカーヴだったことをまずお断りしておきます(^ ^;)

新潟の芝は水はけがよく、雨が上がると乾いていくのが早いとは言いますが、それにしても予報どおり5Rまではけっこう降っていて重発表、そこからどんどん乾いていって、関屋記念の勝ち時計は良の昨年と全く同じ1.32.5

昨年が57.9-34.6で今年が58.1-34.4ですから道中の流れもほとんど同じで、これはもう限りなく良に近いや稍重だったというべきでしょう

レースは好位からクラレントが抜け出し、先行したダノンシャークが2着に残り、後方から追い込んだサトノギャラントとエクセラントカーヴが3着争い

終わってみれば、先行しようが追い込もうが、勝ち時計1.32.5の芝マイル戦においてビュンと弾ける脚が使えるのは、高速馬場のマイル戦で重賞級といえるのはこの4頭だけだった…というゴール前の叩き合いで、ダノンが58を背負っていたことを思えば格と実績どおりの結果

ブレイズアトレイルやショウナンアチーヴはもっと時計のかかる馬場で実績を残してきた馬だし、マジェスティハーツもミッキードリームもマイラーではなくベストは1800mで、そもそも中京記念は最終週のタフな馬場で時計も上がりもかかるのでショウリュウムーンみたいな1800m寄りの馬が好走しやすい舞台で、そこから勝ち時計が5秒も速くなっては求められる適性が違いすぎて、今年の場合は中京記念で好走した組よりも重い馬場に苦しんだクラレントやサトノギャラントの巻き返しを取る手だった、ということですな~

私は責任とってシルクアーネストの複勝だけ買って観てましたが、仁義に反するので買わなかったもののブログのコメントに書いたように実質良ならばエクセラントカーヴの複を買いたかった(^ ^;)

というわけで、天気予報がややこしいときは、前日予想で新潟芝のレースはなるべく避ける…というのをマイルールにしたいと思います(・∀・)

この勝利でクラレントは昨年のエプソムC以降[2.1.3.3]、着外3回はG1マイルCSと馬場が悪かった安田記念と中京記念(ともに勝ち時計が1分36~37秒台)で、良かそれに近い馬場ならば抜群の安定味を誇るマイラーに完成しました

それは何度か書いてきたように川田が主戦をつとめるようになって前で受けるようになったからで、同じ橋口厩舎のハーツクライ&ワンアンドオンリー親子に代表されるように、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」は前受けで持ち味を発揮する馬が多いのです

サトノギャラントは不動の外1800mベスト説で、重賞レベルのマイル戦で勝ちきれないのは重賞レベルのマイル戦では微妙に息が入らず微妙に忙しいから弾けない…というのが私の見立て

NETKEIBA「重賞の見どころ」では上位人気が予想される3頭について血統解説を書いていますが、関屋記念はエクセラントカーヴとダノンシャークとマジェスティハーツについて書いたのでそれを再掲しておきます

エクセラントカーヴ
コレクターアイテムのイトコで、近親にサトノノブレスやヒカルオオゾラなどが出るアンティックヴァリュー~オールドスタッフの分枝。サンデーサイレンス×Seattle Slew×Mr.Prospectorという配合のアウトラインはサダムパテックやリーチザクラウンと似て、細身でストライドで走るストレッチランナーが出やすい配合パターンだ。本馬もダイワメジャー産駒にしては細身でしなやかな体質でストライドを伸ばして走るので、中山の京成杯AHを勝ってはいるが本来は東京や外回りに向いたマイラーといえるだろう。

ダノンシャーク
レイカーラ、スティルゴールド、ワキノパワーなどきょうだいはコンスタントに上級で活躍。母カーラパワーはCaerleon×Shirley Heightsでナスキロラトロのクロスを持つので、柔らかな体質と外回り向きの斬れ味を確実に伝える繁殖牝馬だ。「父がディープインパクトで、母がCaerleon産駒でナスキロのクロス」というのはトーセンレーヴ=ジョワドヴィーヴル兄妹とも似た配合パターンといえる。柔らかな体質のマイラーに出たのは順当で、東京と外回りの芝マイル戦は[3.2.4.4]、G1を除くと[3.2.2.2]、58キロでもG3ならば上位争いは必至だろう。

マジェスティハーツ
ハーツクライ産駒で母系にSeattle Slewが入るのはカレンミロティックやアドマイヤラクティやカポーティスターと同じで、母エアラホーヤはSeattle SlewとSecretariatを通じるBold RulerとPrincequilloのクロスでナスキロ柔さを伝えるから、上記3頭同様この馬も東京や外回りが合っている。ただし母はボストンハーバー×Storm Catのスプリンターなので、ハーツクライ産駒だが距離は延びれば延びるほどいいというほどではなく、ベストは1800~2000mだろう。中京記念は時計のかかるタフな馬場で例年中距離馬が好走する舞台だから、マイルの高速戦でも差せるのかどうかが今回のポイント。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする