どんな種牡馬でも、「代表産駒の平均像」と「産駒全体の平均像」には多少のギャップがあるものです
ジャングルポケットはダービーとJCに勝った東京の鬼でしたが、トニービン×NureyevはFair Trialのクロスにもなるので、産駒にはこちらの粘っこさがONになることも多く、そうすると父のように東京でズドーンと斬れる感じではなく、オフサイドトラップのようにネチャネチャと粘っこい脚質になります
だから産駒全体のデータをとると、芝では阪神内>京都内>京都外>阪神外>東京>中山の順に連対率がいいという、およそジャンポケやトニービンのイメージからはかけ離れた結果が出てくるのですが、これはLyphardやDanzigなんかをもってくると、ジャンポケ自身にはONになっていなかったFair Trial的粘っこさがONになる、という現象がよく起こっているからではないかと
ただし、ジャンポケ産駒の全重賞勝ち17鞍の内訳を調べてみると、京都外6、東京4、阪神外2、中山、阪神内、札幌、函館、中京各1ですから、オウケンブルースリやジャガーメイルやトールポピーといった代表産駒は、父のストレッチランナーとしての資質をちゃんと受け継いでいることがわかります
ジャンポケらしさを受け継いだジャンポケの代表産駒を、東京2400mできちんと◎にする、これが真っ当でオーソドックスな血統予想だと私は思います
もちろんFair TrialがONになったジャンポケを阪神内回りの条件戦で買うというのも、変化球としてはアリなのですが、まずアウトローに真っ直ぐをきちんと投げれないと変化球も活きないですからね~
…と、ダービー前夜になんでこんなことを書いてるかというと、スマートステージの前走が本格化なのか何なのか、本格化だとしたらここでも◎という手はあったかなあ~と、未だにちょっと迷ってるところがあるんですよね~(^ ^;)
この馬は体型や走法はわりとRobertoっぽい感じで、だからこれまでは中山や福島でそれこそ変化球的な◎を打ってきたんですが、前走の追い込みなんかを見ると伸び方はやっぱりHyperionっぽいんですよね~
なんかフェアトライアルって牛っぽい体型に出る気がする首差しとか
シルクジャスティスとディープインパクト見てたらシルエットと走法が似てるような。毛色と太さは違うけど
ダンシングブレーヴやダンチヒも牛っぽいし
フェアトライアル系は遺伝力強くて粘っこい小回りも押し切れるステイヤー指向の牛と覚えておこう
ペティンゴとコートマーシャルの写真か肖像画探してみよっと(笑)
Gainsboroughのラインと組むとBay Ronald的な粘りや持続力が出てくるという
Danzig系がスピードを入れ続けないとズブくなったり、ピットカーンがスプリンターとステイヤーの両極端を出したりするのもFair Trial的ですが、いずれにしても基本はピッチ走法ですよね
私にはダンチヒはノーザンダンサー×ペティションでなぜスプリンターなのか今まで謎でした
逆にチーフベアハートが2000m以上に強い産駒を出したりなどにも関係ありますね
刺激を受けっぱなしでさらに勉強したくなりました ありがとうございましたm(_ _)m