先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました
◆新黄金配合
トゥラヴェスーラが2勝目をあげたので、例の黄金ニアリークロスのデータを更新
ステイゴールド×アドマイヤコジーンの組み合わせはダイナサッシュ≒アドマイヤマカディのニアリークロス(ノーザンテーストとPrincely GiftとSylko≒Dariusが共通)になり、JRAに出走したのは以下の5頭
その母であるロイヤルサッシュ≒ミセスマカディーのニアリークロスまで検索を拡げても、他にスノードラゴンしか引っかからないという黄金のニアリークロスなのです
で、2歳でこのニアリークロスを持つ馬は、トゥラヴェスーラの全弟トオヤリトセイトだけでした
◆父母相似配合
JRA重賞に勝ったキングカメハメハ産駒47頭のうち、母がNorthern Dancerのクロスを4×4以上の濃さで持つのは以下の7頭(母のNorthern Dancerクロスと競走成績)
レッツゴードンキ:母Northern Dancer4×5・5、JRA5勝
リオンディーズ:母Northern Dancer5×3、オークス
グレイトパール:母Northern Dancer4×4、JRA3勝
センチュリオン:母Northern Dancer4×4、JRA3勝
タガノグランパ:母Northern Dancer5×4・5、JRA4勝
フィフスペトル:母Nijinsky3×3、不出走
ミッキーロケット:母Northern Dancer4×4、英G1ナッソーS3着
キングカメハメハはNorthern Dancer4×4・6を持つので、この7頭は私の言う「緊張と緩和」論からいうとほめられない配合なのですが、母が不出走のフィフスペトルを除くと、いずれも母の競走成績が優秀なんですね
キングカメハメハやロードカナロアやハービンジャーのようなNorthern Dancerのクロスを4×4以上の血量で持つ種牡馬は、Northern Dancerのクロスを持たない繁殖と配して、ドゥラメンテやロードカナロアやアーモンドアイやペルシアンナイトやディアドラのように「3/4Northern Dancerクロス」にするのがセオリーであり王道である
一方でレッツゴードンキやリオンディーズやグレイトパールのように「競走成績が優秀な父母による相似配合(4~6代に複数のクロス)」の場合は「4/4Northern Dancerクロス」でも成立することがよくある
ようするに「競走能力が高く、5代レベルでみると似たような血脈構成をしている父と母の配合」ですから、高いレベルでの現状維持的発想の配合ですよね
グレイトパールは父母のNorthern DancerクロスをNureyev≒Fairy Kingの3/4同血クロス4×4に累進している点もドンキやリオンと似てます
http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=59&y=15&sire=0000372708&broodmare=0000448867
牝祖ItsabetとBlushing Groom、Roberto、Nijinsky≒Storm Birdが共通
合掌です。