ノルマンディー二次募集は栗山と望田が1頭ずつピックしてますのでよろしくお願いします
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したノーブルロジャー(牡2歳)が月曜京都11Rシンザン記念(G3・芝1600m)を勝ちました。
★ノルマンディーオーナーズクラブ(4次)
父Palace Malice
母Noble Ready(More Than Ready)
牡 募集価格:2360万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110148/
母Noble ReadyはゴルディコヴァS(米G2・芝8F)に勝ったZindayaの全妹で、ジャマイカH(米G1・ダ9F)に勝ったWestern Aristocratの半妹。More Than Ready産駒でHail to Reason4×4、Northern Dancer4×5、Mr.Prospector4×5でスピード十分な血統といえます。そこにCurlin産駒で強いクロスをもたずベルモントS(米G1・ダ12F)に勝った中距離型のPalace Maliceが配されて、全体にバランスの良い配合にまとまりました。ちなみにPalace Malice×More Than Readyは、BCJターフ(米G1・芝8F)に勝ちレックススタッドにスタッドインしたストラクターと同じ。More Than Readyのスピードが強いのでダ1400あたりのスピードに光るものがあるでしょう。オープンも狙える素材だと思います。(望田)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したスティンガーグラス(牡3歳)が日曜中山6Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
スティンガーグラス(牡・父キズナ、母ライフフォーセール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105829/
4分の3姉ダノンファンタジー(父ディープインパクト)は重賞5勝。阪神ジュベナイルフィリーズを制して2歳牝馬チャンピオンに選出された。母ライフフォーセールは南米アルゼンチンで2つのG1を含めて重賞を6勝した名牝。母方にアルゼンチン血統と Icecapade を併せ持つキズナ産駒といえばアスクワイルドモア(京都新聞杯)がいる。全姉パタゴニアは現在2勝馬だが、母が名牝で4分の3姉が走り、配合的にも上々なので、馬のデキ次第では上のクラスまで出世してもおかしくない。(栗山)
■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したサンディブロンド(牝3歳)が土曜中山1Rの未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。
サンディブロンド(牝・父リオンディーズ、母モンローブロンド)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105821/
出走を果たした兄姉は、サーブルオール(エプソムC-4着)、ジャンカズマ(サウジアラビアロイヤルC-4着)など10頭中8頭が勝ち上がっている。ソニンクの牝系はソングライン、ディアドラ、ロジユニヴァース、スキルヴィングをはじめ活躍馬の宝庫。Nureyev クロスを持つリオンディーズ産駒は成功しており、母は高齢とはいえ名繁殖牝馬。しっかり走ってくるだろう。(栗山)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したグロリアラウス(牡3歳)が日曜京都5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父リアルインパクト
母アンティフォナ(Songandaprayer)
牡 募集価格:4000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104830/
全兄ラウダシオン(NHKマイルC、京王杯SC)は、4年前の当企画で推奨した馬。リアルインパクト産駒は、どちらかといえば父ディープインパクトよりも母トキオリアリティーの影響が優っている印象です。トキオリアリティーは、Hold Your PeaceとIn Realityを抱えているので、Eight Thirty≒War Relic4×5・5。これが活力の鍵であると思われます。ラウダシオンの母方に入るUnbridledは、Dr.FagerとIn Realityのニックスの持ち主。したがって、リアルインパクトとこの血を組み合わせると、In Realityのクロスが生じ、父母双方の血統的核心が刺激し合うことになります。兄同様の活躍を期待したいところです。(栗山)
パレスマリスが日本の芝で成功しているのは(北米ダートであまり成功していないのは)、多くのCurlin産駒に共通するDeputy Minister臭さではなく、Sir IvorとClassy QuilloとAck Ackを通じるナスキロ柔さのほうを伝えていると推察され、ノーブルロジャーもジャンタルマンタルもDeputy Ministerのゴツゴツ感は微塵もなくて、パドックをしなやかに歩くし大箱マイルをストライドで走破するんですよね(ちなみにパレスマリスの弟ジャスティンパレスもSir Ivor≒Fast Turnをもってます)
そしてノーブルロジャーはKris S.とFappiano、ジャンタルマンタルはStorm CatとA.P.Indyと、Sir Ivorのナスキロ柔さを活かせるような血を母系にもつんですよね
パレスマリスの和芝適性が主としてSir Ivor≒Fast Turn由来だとするならば、ジャスティンパレスの成功をみても、ディープ系牝馬との配合でシンザン記念を狙えるマイラーが頻出する可能性は多分にありそうな
リカンカブールが中山金杯に勝ちサンライズジパングがホープフル3着と、Zoffany肌が俄かに注目を集めていますが、Zoffanyはデインヒル×Machiavellianですから中山内2000で立ち回れる血統です
そしてよく言うように「優れたBMSを母父にもつ種牡馬は、同じように優れたBMSになることが多い」ので、ヴィクトワールピサ肌有力説は母父母父Machiavellian有力説でもあるのですが、だからZoffany肌やDark Angel肌なんかも私は注目してます
北米でイマイチで日本で成功してるのは、芝がいけるというのもありますが大箱向きという部分もありそう
でもエーピーインディの流れ自体はシニミニにパイロにマジェスティックウォリアーにとダートなのはなんでなんでしょう……?(タピットがウォーレリックを増幅してるからとかはわかると言えばわかるんですが)
A.P.Indy系は柔らかく動けますが、日本の高速芝を走るには緩慢でバネが足りないことが多い
でもカリクロ×ディープで芝重賞級出せないかとは思ってますが…いずれにしてもナスキロ的ではなくSir Ivor的が前提の話であって