もうすぐ出かけることになったのでゆっくり回顧を書く時間がとれず、とりあえず確定予想と血統クリニックを再掲しておきます~
ちなみに買い目は◎→○▲△の馬連ワイドと○→▲△のワイドでした(^ ^;)
東京11R ジャパンC
◎13.ゴールドシップ
○5.トーセンジョーダン
▲10.ドゥーナデン
△6.アドマイヤラクティ
ヴィルシーナやアンコイルドやルルーシュの逃げならスロー濃厚だが、むしろ中盤が緩んだほうがゴールドシップはロングスパートに踏み切りやすいのではないか。いずれにしても前半はスローでも上がり5~6Fの競馬になるとみて、持続力重視で◎から印の3頭に流してみたい。ドゥーナデンはアウトサイダー血脈が豊富なアウトブリードで遅咲きのステイヤーに出たが、決して重々しいタイプではなくフランス血統特有の斬れがある体質や走りで、香港ヴァーズの内容からレッドカドーやジャガーメイルとは格は五分だから、外国馬ではこれをマークしたい。
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スローになればむしろゴールドシップにとっては捲る踏ん切りがつきやすいだろうからロンスパになるだろう…という読みがそもそも間違っていたので予想が外れたのはしょうがないですが、このどうしようもないスローのなかで、上がり3Fではなく4Fの競馬にしたのはユタカならでは
上がり11.6-11.1-11.1-11.9、牡馬の持続力より牝馬の斬れ味がモノを言うレースとなり、そしてジェンティルドンナはスローの加速勝負ならば最強ということを今年も証明、デニムアンドルビーも来年が楽しみになる脚をみせてくれました
ドゥーナデンはパドックをみてもしなやかさと力強さを併せ持ったいい馬、コメント欄にも書いたように世界のどこで走っても一流の格と斬れはあると確信できたし、展開は向きませんでしたがまあジャガーメイルぐらいのパフォーマンスはみせたのではないかと
そして何よりトーセンジョーダンがまだ終わってなかったことが、ジョーダンに流れるHyperion5・7・7・7・7・8・8・8×5・6がまだ終わってなかったことが証明されたことが嬉しくて、柔らかな夕陽がそそぐ晩秋の競馬場を軽い足取りで後にしたのでした
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「Netkeiba.com(PC版)」と携帯スマホの「競馬総合チャンネル」では、「血統クリニック」と題してメインレースの出走予定馬の血統解説をしています(毎週木曜18時更新)
ジャパンCはこんな感じです
◆持続戦なら一変
ゴールドシップの京都大賞典は敗因はいろいろあるだろうが、トーセンラーとアドマイヤラクティに惜敗だから春天ぐらいは走っているという見方も可能で、京都の高速馬場ではあんなものなのかもしれない。オルフェーヴルと同じステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合だが、こちらはPrincely Gift5×5の影響で動きは緩慢だが全身を使ってストライドを伸ばして走れるので、いったんスピードに乗ってしまえばいつまでも伸びつづけることができる。だから昨年のような上がり3Fのヨーイドンだと苦しいが、宝塚記念ほどではなくても上がりのかかる持続戦なら当然一変はあるだろう。
◆世界を股にかけるフレンチ斬れ
ドゥーナデンはフランスのアウトサイダー血脈が強く父も母も自身もアウトブリードで、タフで遅咲きのステイヤーに出た。レース映像をみるとフランス血統特有の斬れがある体質や走りをするし、決して重々しいタイプではないから東京のスローでオッという脚を使う可能性はあり、外国馬ではこれをマークしたい。他の2頭は東京の高速馬場では苦しいだろう。
◆秋天2,3着馬はスロー希望
トーセンジョーダンは一昨年の2着馬で、Hyperion基調の配合だから東京の持続戦は合っているしまだ老け込むには早いが、秋天の内容をみるとまだ完調には戻りきってないのかもしれない。
アドマイヤラクティは父からスタミナや粘り強さを、母からは主に斬れ味を受け継いで、実績どおり東京の長丁場をバテずにジワジワ差してくる馬だ。2400mより2500mがベターだろうが、ウィリアムスとは手が合いそうだし、上がりのかかる持続戦なら食い込みも。
エイシンフラッシュはスタミナそのものはある血統だが、ドイツ血脈はスローの斬れ味勝負にも強いし、母が持つRed God≒Stay at Home4×5譲りの無駄のない脚捌きで、スローの上がりの競馬において機敏にスムーズに加速できるのも長所だ。東京2400mだとスローが希望だろう。
ジェンティルドンナは母がDanzig系のパワースプリンターだから、本質は1800~2000mベストの機動力ある脚質だと書いてきた。昨年のJCはスローで上がりが11.5-11.5、アドマイヤムーンやゼンノロブロイが勝ちきった年と似ていて、2000mベスト型の機動力や鋭さが活きる流れでもあった。ここ3戦勝ちきれないのはいずれレースもタフな馬場や淀みのないペースで持続力も要求されたからで、今年も勝ち負けするにはスローが前提となる。
デニムアンドルビーはナスキロ的な斬れ味もある馬だが、母母フェアリードールがHyperion血脈の塊で、G1レベルのレースになると鋭さで一気に差し切るタイプでもないと思う。相変わらず出脚がつかないが、前々でしぶとさを活かせるレースができるようになったときが本格化のときか。
ルルーシュは米血に偏った父にHighest Honorのナスキロ柔さとLyphard+Sharpen Upのハイインロー的粘りをもってきたセオリー通りの好配合。母父譲りの柔らかな体質で東京中距離がピッタリだが、AR共和国杯でも勝ちパターンで甘くなってしまったように、ゼンノロブロイ×Highest Honorというのは中距離牡馬チャンピオンを狙うには少し線が細い血統だ。これもスロー希望。
アンコイルドはデルマーオークス(米G1・芝9F)勝ちAmoramaの半弟で、Margarethenの名牝系に代々一流種牡馬が配されてきた。ただ同じようなスピードの血を重ねすぎてちょっと味がない配合でもあり、斬れも機動力も兼備していてどんな条件下でも相手ナリに好走するのだが、ツボにはまると大物も食ってしまうという一芸がないのでいつも3着に甘んじてしまう。能力は高いのだろうが、ここもマークするとしたら3着のところか。
しかし、ゴールドシップは、いくらなんでも伸びなかったなぁ…
それなりの脚を使って届かず、ならともかく、上がり3ハロン34秒7は、どうしちゃったんだろう?
ダービーでは33秒台の上がりを使っていたし…
また、有馬記念まで悩み事が一つ増えてしまいました(^_^;)