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3/20~23の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2025-03-26 18:56:34 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で望田潤が推奨したトラヴェリンバンド(牡3歳)が土曜中京2Rの未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。

★京都サラブレッドクラブ
父シニスターミニスター
母コテキタイ(サウスヴィグラス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104009/
牡 募集価格:2200万円
母コテキタイは浦和桜花賞の勝ち馬で、繁殖としても有能なのはこれまでの産駒を見ればおわかりいただけるでしょう。本馬は兵庫ゴールドトロフィー4着など交流重賞で健闘したナリタミニスターの全弟。母系にアサティスが入るシニスターミニスター産駒は、スリーグランド(JRA4勝、黒船賞2着)、ダブルスター(JRA5勝、南部杯4着)、ラインオブソウル(JRA現役3勝)、サトノユニゾン(JRA3勝)、そして前出ナリタミニスターと、牡に限ればJRA出走7頭のうち5頭がオープン~上級で活躍しています。馬の出来も文句なしで、ダート馬としては馬格は物足りませんが、動きの良さで勝負というタイプでしょう。ダ1800でスピードを発揮してくれるはず。(望田)

【10月9日追記】
兵庫ゴールドC(Jpn3)とかきつばた記念(Jpn3)で4着となったナリタミニスターの全弟、千葉S(OP・ダ1200m)を勝ったスズカコテキタイ(父ディスクリートキャット)の半弟。母コテキタイは現役時代に浦和桜花賞を勝ちました。母は「サウスヴィグラス×アサティス」というグランド牧場おなじみの血統で、ラブミーチャン(全日本2歳優駿、東京盃、兵庫ジュニアグランプリ、東京スプリント、クラスターC)、タイニーダンサー(関東オークス、北海道2歳優駿、エーデルワイス賞)、ハニーパイ(エーデルワイス賞)と同じ組み合わせ。本馬と同じ「シニスターミニスター×サウスヴィグラス×アサティス」の組み合わせは、全兄ナリタミニスターのほかに、サトノユニゾン(3勝クラス)、ダンスウィズジョイ(2勝クラス)が出ており、外れがありません。本馬は2月生まれで馬体重が425kgと、現時点ではやや小さめではありますが、腰高の馬体なのでまだまだ成長の余地を残しています。ダート中距離でいい仕事をしてくれそうです。(栗山)

トラヴェリンバンド(牡、父シニスターミニスター、母コテキタイ)
現役6勝のオープン馬スズカコテキタイの半弟で、交流重賞でも活躍したナリタミニスターの全弟。母コテキタイは浦和桜花賞勝ち。グランド牧場の有力牝系だ。シニスターミニスター×サウスヴィグラス×アサティスは、サトノユニゾン(4勝)、ダンスウィズジョイ(2勝)、そしてナリタミニスターとJRA出走3頭とも活躍。見た目にサウスが強いので短いところから。(望田)

■木曜浦和10R桜花賞2着 ホーリーグレイル(一口・望田)
■日曜中山6R1勝クラス アマキヒ(POG・栗山)
■日曜中山7R1勝クラス イクリール(一口・望田)



<キンカメ系種牡馬は競走能力に比例して成功しているし、ダートもOKで実用的な種牡馬になるだろう。ディープインパクト肌との配合はウインドインハーヘアのクロスになり魅力だが、サイズ面には留意すべきか>
<産駒も父譲りの立ち肩が目につくから、芝ダ兼用の中距離型種牡馬という見立てでいいだろう。レイデオロ自身はダービーと秋天に勝っているが、産駒はパワーと機動力に富むので、むしろ中山向きの傾向が出るかもしれない>

種牡馬レイデオロについては種牡馬辞典の初出でこう書いてました

Mr.Prospector3×4+Nureyev+Robertoの黄金トライアングルからNashua≒Nantallah的な機動力とパワーを、Buckpasser~Busandaの継続クロスから北米パワーとラトロ肩(La Troienne血脈が伝える独特の立ち肩)を、Tom Fool≒Atticaの継続クロスからはTom Fool的手先走法を、そしてウインドインハーヘア牝系からしなやかさとスタミナを受けついだのがレイデオロという馬やったと思ってます

折り合いの難しさはあったものの(ルメールとそれ以外が乗ったときの折り合いに大きな隔たりがあった)、適性はわりとオールラウンドで、機動力に富みどこからでも動ける自在脚質で、G1勝ち(ダービーと秋天)が東京だけなのが不思議なほどで、アルアインのインをすくったオールカマーも強かったし有馬2着も強かったし、歴史的超スローのダービーを向正で捲って3角先頭という、そんな勝ち方ができるのはたしかにレイデオロだけかもしれないですね

種牡馬としてもこのラトロ肩をよく伝えていて、あとウインドインハーヘア牝系のTT体質を思った以上に伝えていて、ウインドインハーヘアのアラルポカル勝ちの映像とかネットで拾えますが、今ホースパークでのんびり日向ぼっこしてる姿をみてもほんとに小さくて無駄肉が一切なくてまさにTTステイヤーの趣なんですよね

現4歳世代のレイデオロ産駒を4つのカテゴリに分けてみました

ウインドインハーヘアのクロスをもつ牡駒…出走17頭で勝ち馬6頭=勝ち馬率35.3%/1走当賞金164万円/平均馬体重472キロ

ウインドインハーヘアのクロスをもつ牝駒…出走13頭で勝ち馬0頭=勝ち馬率0.0%/1走当賞金11万円/平均馬体重410キロ

ウインドインハーヘアのクロスをもたない牡駒…出走46頭で勝ち馬21頭=勝ち馬率45.7%/1走当賞金233万円/平均馬体重472キロ

ウインドインハーヘアのクロスをもたない牝駒…出走35頭で勝ち馬4頭=勝ち馬率11.4%/1走当賞金41万円/平均馬体重441キロ

ちなみに現4歳馬の出走時平均体重は牡465キロ牝450キロですから、ウインドインハーをクロスしなくてもレイデオロ牝駒は小さめで、たしかにディープ牝駒でこんなんおるよなあ~という外見やサイズ感の馬が目につきますよね



ウインドインハーヘアやディープインパクトは、細身で小柄なTT体質ゆえの動きのよさや燃費のよさをアドバンテージとして成功したわけですが、474~494キロで出走したレイデオロはそうではなかった

しかし産駒にはTT体質をけっこう伝えてしまうために、小柄で中長距離をゆったりトボトボ走る燃費のよさはあるけれど、立ち肩でしなやかに走れないというのが勝ち上がれないレイデオロ産駒の典型なのだろうと

ちなみに重賞で馬券に絡んだレイデオロ産駒はサンライズアース、ウォーターガーベラf、カラマティアノス、アドマイヤテラ、ボンヌソワレfの5頭で、リステッド勝ちのレイデオロ産駒はトロヴァトーレとミナデオロがいます

このうちウインドインハーのクロスをもつのはアドマイヤテラだけで、牝駒はウォーターガーベラが446キロでチューリップ2着、ボンヌソワレが448キロでフィリーズレビュー3着

他にウインドインハーヘア直系から出たG1馬といえば、重い順にアーバンシック菊花賞(510キロ)、ゴルトブリッツ帝王賞(506キロ)、レガレイラf有馬記念(468キロ)、ステレンボッシュf桜花賞(462キロ)、細身でいかにもインハー牝系のTTっぽい体質のレガレイラでも460以上あるんですよね

またディープインパクトの孫世代のG1勝ち馬は、重い順にアカイイトf秋華賞(514キロ)、ジャスティンミラノ皐月賞(512キロ)、ラウダシオンNHKマイル(494キロ)、ソングラインf安田記念(482キロ)、キセキ菊花賞(488キロ)、ドルチェモア朝日杯(472キロ)、ジェラルディーナfエリ女(470キロ)、ブレイディヴェーグfエリ女(460キロ)

近5年のJRAG1を馬体重450キロ以下で勝った馬は4頭いて、重い順にディープインパクト産駒アカイトリノムスメf秋華賞(448キロ)、ディープインパクト産駒シャフリヤール東京優駿(448キロ)、エピファネイア産駒ブローザホーン宝塚記念(428キロ)、ディープインパクト産駒レイパパレf大阪杯(422キロ)

ウインドインハーヘアやディープインパクトは小柄で無駄肉のないTT体質だからこそ芝中長距離で成功したのですが、それは孫や曾孫の代になると再現性が低いというべきなのか、430キロのままでは長距離でもG1を勝つのはなかなか難しいということなのか



サンライズアースについてはすみれを捲ったときから「巨大重厚ボッケリーニ」と評してきましたが、レイデオロ産駒が長距離を走るにしても馬格やパワーや機動力はある程度必要なのでしょう

レイデオロ初重賞制覇に歓喜する三輪さんと「Allegedの大型ステイヤーといえばデルタブルースをほうふつさせるのでメルボルンに行きましょう」なんて話もしてました

愛知杯は超Hペースになってワイドラトゥールの大外一気、紅梅も新馬も大外一気で勝っていて、カリクロ×ワイドサファイヤ(Aureoleの薄いクロス)らしい気性やと思ってたので大外枠で印を入れておきましたが、阪急杯のカンチェンジュンガにつづいて8枠ワイドサファイアの大外一気が決まったわけです
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/5e8292ec6b697733578aa61c6949ae94

上記エントリも読んでいただきたいですが、同日阪神で走ったカンチェンジュンガの全弟モンタルチーノは、直線まで外に持ち出せるチャンスがなく2人気を裏切ってしまいました





このエイプリルソネットの牝系もセントクレスピンのAureole魂を脈々と伝えつづけていて、ワイドファラオは勝つのはハナか外2という馬やったし、エイプリルソネット牝系の現役馬をみてもピックアチェリーは3勝全て外差し、グランドエスケープは2勝ともに逃げ切り

エイプリルソネット牝系の現役トップランナーのデルマソトガケだって似たような気性で、BCクラシックのようにみんなガンガン行って馬群がバラける北米的なレースが合ってるんですよね

ワイドサファイアも現役時のレースを見返すと、フローラS2着はやっぱり外から差してたし、最後の勝ち鞍も大外枠からの大外一気でした


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6 コメント

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Unknown (MJ)
2025-03-26 20:14:12
ナチュラルライズ強いな
大箱も合ってる
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Unknown (MJ)
2025-03-26 20:19:57
追い込んできたソルジャーフィルドが一瞬ヤシマソブリンっぽく見えたので血統表見たらヤシマソブリン入っとるやんw
返信する
Unknown (初馬券は91年の大阪杯)
2025-03-27 16:05:28
こんにちは、いつも楽しく拝読しております。

突然ですが、サトノレイナスがイクイノックスの牡馬を出産したとの件、本ブログ等で既出でなければ望田様のご見解を伺いたいです。

https://x.com/netkeiba/status/1904105216452284512?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1904105216452284512%7Ctwgr%5E8a2ad6b52df556b61eab4f5a27213d523a099481%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fharonbouchannel.com%2Farchives%2Fpost-133699.html
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Unknown (MJ)
2025-03-27 17:42:46
前にも明言しましたが「この配合はどうですか?」という個別の質問には基本お答えしないことにしています
こういう質問がいっぱいくると、当然答えられるものと答えられないものがあるので、けっきょく全部ノーでいくしかないので…すんませんm(_ _)m
まあ私ならやらないです、とだけ
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Unknown (初馬券は91年の大阪杯)
2025-03-27 20:16:02
ご返信いただきありがとうございます!!
私は生産者でもオーナーでもない馬券をたまに買うだけの素人ですから、そのお答えだけで十分でございます。

今後も望田さんの活動を楽しみにしております。
お身体ご自愛ください。

> 前にも明言しましたが「この配合はどうですか?」という個別の質問には基本お答...... への返信
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Unknown (MJ)
2025-04-01 12:35:14
ここは私の私的なブログなので、申し訳ないですが私がめんどくさいなと思ったら全部削除です(^ ^;)あしからず
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