栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~札幌1500mを捲るアンチニックス

2016-08-27 08:41:34 | 血統予想

千歳は◎ホクラニミサ
ディーマジェスティの全姉でディープインパクト×ブライアンズタイム、「ディープインパクト×Robertoは本当にアンチニックスなのだろうか?」ってな話を、来月発売のサラブレ「ラッ血対談」(今回は趣を異にしてIK×血統屋の「血統×血統対談」)でやってますが、母系にRobertoの血を引くディープインパクト産駒は、これまでJRAに131頭が出走し73頭が勝ち馬となっています

これを牡牝で分けてみると

牡:出走68頭、勝ち馬48頭、2勝以上31頭、オープン馬=ディーマジェスティ、ステファノス、サトノラーゼン、マウントロブソン、モンドインテロ、ゼーヴェント、シャイニングレイ、ポルトドートウィユ、ニューダイナスティ
牝:出走63頭、勝ち馬24頭、2勝以上9頭、オープン馬=ディープジュエリー

このように勝ち馬率においても2勝馬率においてもオープン馬率においても、極端なセックスバイアスが認められるのは動かしがたい事実

そもそもRoberto系というのはブライアンズタイムもリアルシャダイも、シンボリクリスエスも掻き込み親父も、圧倒的に牡駒のほうが走る男性的な父系なのです

だから小柄で細身でしなやかな体質をよく伝え、斬れ味のある牝馬がよく走るディープインパクト産駒のそれも牝においては、Roberto系の特長である男性的なパワーが良型で表現されにくいので成功しにくい、という見方はできるかと

というわけで、ディープ×Robertoの牝馬なのに2勝してクラシックロードに乗りかけたという時点で、ホクラニミサの全弟の大成功は約束されていたのだ…という後付け(・∀・)

そんなホクラニミサですが、母がRoberto×Sadler's Wellsのパワーを強く伝えるのでディープ牝駒にしては斬れ味は並で、昨暮の中京戦のように時計や上がりがかかったときに好走するマイラーで、半分Roberto的な走法なので小回りもきくタイプで、中山内1800mのデイジー賞でハツガツオを差し切ったときが上がり12.1-12.2

札幌1500特有の緩みないペースで流れてゴール前が12秒かかるようならば、蛯名ダンスとともにインから捲り差せるのではないか…という予想で

ちょっと多忙なのでボツ予想はこの一つで m(__)m 今日は競馬見ながら、日曜の重賞予想とキャロット募集馬のチェックをすすめたい

「No.1予想」ではワールドオールスタージョッキーズ第2戦を、「厳選予想 ウマい馬券」ではワールドオールスタージョッキーズの第1戦と第2戦を予想していますので、今週もよろしくお願いします

コメント (47)
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