東京11R アルテミスS
◎5.バリローチェ
○2.トロワボヌール
▲3.ネロディアマンテ
△1.コレクターアイテム
△12.アルマシャウラ
×14.ビリオネア
×16.ラヴネヴァーダイズ
注9.ピロポ
注11.リアリティー
◎はディアデラノビアの3/4妹でイグアスの全妹で、この牝系は牡馬はパワーと持続力に長けたタイプに、牝馬はピリッとした脚を使えるタイプに出やすい。この馬もわりとディアデラに似てマイルを俊敏に差す脚があるし、素質に期待した。○の母はクイーンCに勝ちオークス2着で、娘は父がバゴなのでもう少しハイペリオン的な粘着脚質になったが、スローの上がりの競馬を外々を回って持続力で差し切った内容が良かった。これも素質は高そうだ。
京都9R 秋明菊賞
◎7.ティーハーフ
○4.タマモベストプレイ
△1.ベルライン
△3.ハドソンシチー
×6.スイートドーナッツ
◎はサドンストームの全弟でラッキーナインの半弟。その父ストーミングホームはマキャベリアン産駒でミスプロ2×3、ヘイロー≒サーアイヴァー3×4だからスピードを伝えるが、柔らかすぎて頑健スプリンターや弾けるマイラーではなく、ちょっと軟弱な1400m型や1800m型を多く出しそうな種牡馬だ。ティーハーフもサドンストームもスプリンターというには動きがちょっとしなやかすぎて緩慢で、どちらもベストは1400mだろう。この距離なら無理なく流れに乗れるだろうから、かえで賞のように脚を余すこともないはず。
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ディープ×Storm Catのアユサンがビュンと斬れて並びかけたところを、ハーツクライ産駒コレクターアイテムがガッチリ前受けでもうひと伸び…という、あの有馬を東京マイルで再現したような第1回アルテミスSでした
超スローの前残りのデイリー杯で、後ろの組で一頭だけ目立つ伸びで追い込んだ脚は本物だったということですが、それにしてもハーツクライとStorm Birdの相性の良さは特筆できるものがあり、母系にStorm Birdを持つハーツクライ産駒は中央で16頭中12頭が勝ちあがり、うち7頭が2勝以上をあげており、そこにはウインバリアシオンやステラロッサも含まれます
ティーハーフはパドックをみると笑ってしまうぐらいサドンストームと瓜二つで、今日もダッシュがつかず後方から、この上がりでも猛然と追い込んできましたが、タマモナイスプレイもさすがは1400mで確実にオープン張る血統
そしてどちらかというと外回り向きのタマモが内回りの外々を回しても最後まで伸びきれたほどに、八坂も超スローの上がりの競馬なのにデスペラードやサトノパンサーの大外一気が届いたほどに、京都Bコースは外伸び優勢の状況
京洛もサドンストームは文字通りの大外一気で、2着争いはクビ・ハナの接戦になりましたが、外に出せず苦し紛れに内を突いたツルマルレオンに対し、ジュエルオブナイルとシゲルスダチは外枠だったので直線で外目に持ち出しながら併せて追ったぶんもうひと伸びした…いう感はありました
ま~これぐらいあからさまだと、日曜は外差しがバンバン届くというよりは、みんな内は避けて通る可能性もありますが…
奥多摩は◎プランスデトワール
スキーパラダイスは京王杯SCを馬ナリで抜け出す楽勝で続く安田記念も1人気になりましたが(ノースフライトの5着)、それぐらいあの京王杯は強い内容でベストは1400mやったと思っています
産駒も5頭が芝1400mを走って[6.3.3.4]と抜群、ディープのLyphardクロスですから出遅れなければもうちょい前で受けてほしいんですが、○ゴーハンティングと▲サクラゴスペルと☆シルクドリーマー本線に
△エネアドはいつも書くようにベストは1800mぐらいやと思うんで、ま~折り合いの問題があるから難しいんですが、1800mを好位で折り合えるようになったときが真価発揮のときかと
△メジャーアスリートはカレンブラックヒルと同じスカーレットブーケ≒Storm Catのニアリークロスですが、こちらは母にDroneやLe Fabuleuxのクロスがないので両者のパワーの要素がONになっていて、芝だとパワー勝負になってほしいところ
東京最終は◎サトノヒーロー
前走のようにカベをつくって折り合えばマイルもOK
ロイヤルクレストは東京マイルで連対パーフェクトといっても全部渋った馬場で、パワー型だけに良だと鋭さ負けの心配、これの逃げだとスローはないとみて、叩き良化型○コルノグランデを相手本線に
母はトニービン×ダイナシュートですからHyperion的にしつこい脚質で、上がりがちょっとかかったほうが狙いやすいタイプです
京都は今週からBコースですが、3Rをみた限りでは外差しもきく感じ
八坂はスローの外1800mで○ナリタプラチナから入りやすいですが、◎はダノンエクスプレス
母はオークス馬エリモエクセルで、El Gran Senor≒Misukaw2×3など相似配合になっていて、こういう牝馬にタキオンをもってくるのは成功しやすい形だし、体型や走りをみてもタキオンのが強い1800タイプという感じで力馬っぽさはなく、こんなに人気がないのなら2歳時以来の芝替わりに一票
京洛はあんま自信ないですが、人気がないので◎ジュエルオブナイルでちょっと買ってみます
直千は少し忙しかったですがアイビス5着、彦根でエーシンヒットマンと接戦、オープン特別なら足りる実績
中10週以上は②②②⑱⑩⑪ですが、芝1200m良に限定すると上記彦根②を含め②②②と全部動いてます
△サドンストームは全弟ティーハーフもそうですが、ストーミングホームの柔さがあるので、頑健スプリンターではなくチョイ軟弱1400m型やと思うんですよね~
京都1200mの軽ハンデで△ケンブリッジエルも少し
二本松は札幌2歳5着▲ヒーラのアッサリも想定しつつ、スキーパラダイスの孫◎サトノオーで
ディープにトニービンとTudor Minstrelが入ってクロスがLyphard、キャプテントゥーレの下らしく小回り向きの機動力もあって、3走前のように前々で立ち回れる馬だしそのほうが持ち味が出る血統だし、福島1800mなら柴山もそんな意識で乗ってくるのでは…と