栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~クロフネ×トニービン、ボリクリ×ミスプロ×Nureyev

2012-10-13 16:06:19 | 血統予想

東京11R 府中牝馬S
◎5.ゴールデングローブ
○11.ドナウブルー
▲6.マルセリーナ
△17.ホエールキャプチャ
×8.スマートシルエット
×9.アニメイトバイオ
注2.エーシンリターンズ
注3.アプリコットフィズ
◎は父父がジャイアンツコーズウェイで母父がフォーティナイナーでクロスがミスプロ4×3だから血統はマイラーっぽいが、シアトルスルー譲りの長手の体型とナスキロ柔いストライドがオンになった中距離ストレッチランナーで、3歳の精鋭2頭を差しきった三面川特別がとにかく秀逸。あの斬れ味はここでも通用するのではないかと思うし、強気に格上挑戦してきた陣営の期待も理解できる。

京都9R りんどう賞
◎4.スイートメドゥーサ
○7.クロフネサプライズ
△2.ローガンサファイア
△5.モーニングコール
×1.ビリオネア
×6.エクスパーシヴ
注3.ラヴァーズポイント
ローブデコルテはオークス馬だが、コジーン×シーキングザゴールドという血統は典型的な1400m型で、実際オークス以降はやはり1400mベストといえる蹄跡を残した。娘の◎もタキオン×コジーンでトムフールのクロスのイメージ通りに、1400mでセンスと俊敏さ抜群という勝ちっぷり。京都の高速馬場は向くし、ここでも素質は一枚上だ。

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ゴールデングローブは4角まではもう完ぺきで、直線でちょっと外に持ち出そうとしてカベになってましたが、そこからもう一度追い出して伸びてはいましたよ
「サラブレ」の特集ではエリ女の秘密兵器だと書いたんですが、まだ準オープンの身ですからたぶん秘密のままですね(^ ^;)
スマートシルエットは東京と外回りの1800mのスローでベストパフォーマンスを出す馬で、昨年が3着、今年が2着、これはエリ女へ向けてのモノサシになりそうな
個人的にはマルセリーナが久々にパドックをみたら胴伸びが出たのか中距離馬っぽい体つきになっていて、今はリアルインパクトみたいな距離適性なのかなあ…とも
2200mとなると微妙ですが、京都外のスローならナスキロ柔く斬れそうだし、今日は少し重め残りでもありました

りんどうは◎スイートメドゥーサ頭で買うなら買い目を絞る必要があるので、○クロフネサプライズからローガンとモーニングが勝負の線だっただけにもうガックリもいいところですが、この馬は小倉2歳で◎にしていて、当時の回顧から抜粋すると
「◎クロフネサプライズは直線では前がカベで追えず、熊沢は思ったよりズブくて狭いところへうまいこと入っていけなかったとコメントしていますが、熊沢が乗るとたいていの馬は前走よりズブくなる…というのが昔からの私の印象(^ ^;)」
今日は距離延長もよかったですが、サッとハナを奪ってスイスイ逃げ切ってしまいました(^ ^;)
で、いつも書くことですが、クロフネ×トニービンというだけでオープン馬の資格がある配合なのです

プラタナスはクリソライトはやっぱり中距離馬やなあという伸び方でジワジワきましたが、ヴェルデホも走る馬ですね~
この馬、シンボリクリスエス産駒で母系にミスプロとNureyevとHaloですからランフォルセと血脈構成が似ていて、つまりRobertoとミスプロとNureyevのNashua≒Nantallah的パワーがONになる仕掛けの配合で、ようするにフリオーソなんかと同じことをやってるわけで、これは前にシマントガワ先生の授業でやりました
“Hyperionの多いランフォルセ”というイメージだったので、中山1800mや札幌1700mならこちらを◎にしたかもです

白秋はルリニガナは一枚もなくてシルクドリーマーなら3連単最高目、しかし写真判定の結果は非情でした…
あの直線で追い出す前のしびれる手応えをみると、やっぱりアドマイヤセプターは1400mがベストだったんですね~

しかしサンレイレーザーダノンプログラマーも同じぐらいの脚で伸びてたし、先週からですが京都芝はインベタではなくて外差しもききます
3場で一番イン伸びなのは新潟かもです

シマントガワ先生の「キンカメ産駒でダートの鬼をつくろう」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4dadd6daea38357cae8702795a1361ff

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土曜のボツ予想~四位がぶん回しても

2012-10-13 10:33:52 | 血統予想

東京7はさっきザッとメンバー見た感じだと、ジャングルクルーズは母母父が重厚なMtotoで母や母母にスピードのクロスがないので、ジャンポケ×サンデーでもジリ脚に出るパターンで、サトノプライマシーはネオユニにNureyevにAlydar牝系ですから本質は中山2000m>東京1800mの血統で、東京で新馬勝ちといってもスローでジャングルクルーズのジリ脚追い込みを凌いだだけで、グレートマーシャルもステゴ×トニービンのHyperion的持続差しで上がりがかからないと届かないタイプで、他はもうデインヒルとかAlydarが出たパワー型ばかりで、となると◎はウィケットキーパーでいいのではないかと
ストロングリターンの半妹ですが、サンデー×ミスプロの組み合わせでLa Troienne的パワーのサポートがないのでちょっと柔らかすぎてスピードの乗りが緩慢で、札幌では外を回らされてエンジンがかかったところがゴールという感じで、東京2000mのスローなら差しやすいんじゃないかと

プラタナスは◎クリソライト
アロンダイトの甥で父がゴールドアリュール、クロスがNureyev≒Sadler's Wells3×4・5、Shoshanna≒Riverman5×3、デビュー戦がアップトゥデイトの半馬身差2着、2戦目は馬ナリでまくって5馬身圧勝、明らかに中距離馬ですがダートでオープン張れそうな素材で、そら1人気ですわなあ…
ヴェルデホもなかなか走る馬ですが、これはRobertoにNureyevクロスを合わせて、しかも牝系がフェアリードールとなると、東京1600mよりは中山1800mのほうが◎を打ちやすい馬かと…まあそれはクリソライトもそうですが…
ホワイトフリートはナスキロ柔さがあるので東京ダートは合うでしょう
穴はキセキ×Deputyの黄金配合で(母はIn Realityのクロス)ダートで一変した▲ゴーインググレート、距離はマイルぐらいまではこなすと思いますよ
タイセイロバリーはスプリンターでしょう

白秋は◎アドマイヤセプター
ルーラーシップと3/4同血で、必殺のHornbeam≒パロクサイドのニアリークロスですから東京マイルで最強だと書いてきましたが、前走のあまりの強さにはちょっと考えを変えざるをえません
体型はルーラーと全然違ってKingmamboとノーザンテーストを足して割ったような伸びのなさで、実は1400m寄りのマイラーだったのかと
札幌1500mは2戦とも圧勝だし、思い起こせば超Hペースのフェアリーでも引っかかりながら先行したぐらいで、そういう短距離のスピードにも秀でた馬だったのだと
となると東京1400mはベストと考えられるので、ここは最高値を叩き出すとみました
イチオクノホシはイン伸び馬場の新潟内1400mで外を回してエーシンハーバーとコンマ2秒、トウケイヘイローとクビ差ですから、やっぱり東京1400mならオープン級の評価で、人気どおりですがこの◎○が大本線
ゴーハンティングはキセキ×Deputyの黄金配合で、距離も1400mぐらいが合っていそうですがこの大外はちょっと不利
エネアドは折り合いの問題で1400mを使ってきてモノの違いで連勝してきましたが、ここまでクラスが上がると、本来のベスト距離(と私が思っている)の1800mに立ち返るべきではないかと
他にもヒモで買いたい馬は何頭かいますが、東京1400mでオープン級かとなると、オープン級なのは◎○だけでしょう

鳴滝は難解で、○エアソミュールも▲コウエイオトメもベストは上がり12秒戦の持続型ですから、今週の京都は先週以上に速い可能性があるだけに、☆ローレルクラシックや△ヤマニンアーマーのタラタラ先行を捕まえられるかどうかは少し危うい
◎はミヤコトップガンとしました
マヤノトップガン×サンデー系はRed God≒Haloの機動力で走るタイプが多いんですが、この馬はWild Risk5×5・6で、膝下を伸ばして走るので以前から外回りでドーンと追い込んだら面白いのではないかと思っていました
この枠順のこの鞍上、4角で大外にいるのは火を見るより明らかですが(^ ^;)、この人気なら3着でOKですからちょっと遊んでみます

清水は◎ダノンプログラマー
母はサンデー×アンティックヴァリューですからアドマイヤベガと3/4同血ですが、間にSeattle Songが入ったのでちょっとスピード過多で、そこにパワーと粘りのウォーエンブレムですからバランスはとれてます
母母のBold Rulerクロスのぶんだけ手先俊敏なキャプテンベガ…というイメージで、今まで結果こそ出てませんでしたが前々走をみるとこの馬は1400mより1600mのほうが合っているし、京都の高速戦にも実績があるので、四位が多少外回しても間に合うとみました
サンレイレーザーは外マイルではいつも◎なんですが、どちらかというと上がりがかかったほうが差しやすいタイプだし、それよりここはスローが見え見えで、デム兄が行きたがったところでフワッと行かせて勝たせたのは見事でしたが、先週のピンナをみていると引っかかるのはまあ仕方ないとしても、中団あたりでずっと引っ張り倒してるのをみていると◎を打つのが躊躇われます
ルメールやスミヨンの繊細な手綱さばきと比較するとデムーロもウィリアムスも当たりは強いんですが、彼らは引っかかりかけたら引っ張らずにすぐ行かせて、お互いが疲弊するだけの無駄なケンカはしないです
厩舎は違うとはいえ☆タイキエイワンと△タイキパーシヴァルで競りはないはずで、どちらも外回り向きの斬れは足りないのですが高速馬場でスローに落として上がりだけの競馬にしてしまえば、Bold Ruler的軽さでフワフワフワッと流れ込めそう
この母ヤエノジョオー姉弟に11.5-11.5で上がられたら、◎○以外では差すのはなかなかシンドイでしょう

新潟は土曜はちょっと馬場を様子見ということで…

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「サラブレ」11月号にて秋のG1前予想をしています

2012-10-13 09:07:32 | その他

本日10/13発売「サラブレ」11月号の特集「秋華賞~有馬記念まで、全平地G1で狙う馬をすべて公開!」にて、秋のG1レース(秋華賞、菊花賞、秋天、エリ女、マイルCS、JC、JCダート、阪神JF、朝日杯、有馬記念)を前予想していますので、よろしければご一読ください~

当ブログの「お題:秋のG1で買いたい馬」で皆さまにもご協力いただきましたm(_ _)m

けっきょく秋華賞は無難に◎ジェンティルドンナで書いちゃいましたが(^ ^;)、土曜の府中牝馬にあの隠し玉が…

「サラブレ」11月号
http://www.enterbrain.co.jp/product/magazine/sarabre/12002611

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