栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

ブライアンズタイム×ブレイヴェストローマン

2009-12-02 23:07:15 | 血統予想

けばつうで出していたPOG本では、当時の種牡馬3強(サンデーサイレンス,ブライアンズタイム,トニービン)の産駒を10頭ピックアップするコーナーがあったのですが、「ブライアンズタイム×ブレイヴェストローマンでダートの鬼を狙ってみよう」ということで、キングダムシチーとスリーローマンを2年続けて指名したのを覚えています
ブライアンズタイム×ブレイヴェストローマンはRoyal Charger≒NasrullahとRomanのクロスになり、両者のパワーの源であるRomanのクロスに注目したわけです

スリーローマンは府中牝馬Sで3着にくるなど意外にも芝のほうに適性を見せ、そこにダンスインザダークが付けられて生まれたスリーロールスは菊花賞を勝ってしまったわけですが、スリーローマンの3代母カミモリダイテンはAcropolis(Alycidonの全弟)にDark Ronaldが入るので、これをGraustarkの母Flower Bowlと(Hyperion,Son-in-Law,Bleinheim,Clarissimusで)ニックさせるというのは、当時の「ブライアンズタイム黄金配合」でもありました(ナリタブライアン,サニーブライアン,シルクジャスティスetc)
それをGraustark5×4と継続累進したことで、息子に両親のスタミナが伝わったのでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006101121/

一方のキングダムシチーはダートで3勝して準オープンまでいきましたが、こちらは祖母のところにトラフィックとカバーラップ二世が入るので、Roman,Alibhai,Flower Bowl≒Cover Up,Traffic Courtなどをクロスしてより力馬っぽい配合になっています
キングダムシチーの全妹エミネントシチーは2勝したあと繁殖に上がり、そこにゴールドアリュールが配されて生まれたのがエスポワールシチー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005102837/
エスポワールシチーの走法はサンデーというよりはブライアンズタイム的で、これは相似配合の母の影響が強いからでしょう
だから東京1600mよりは阪神1800mのほうが合っている馬だとは思います

コメント
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