花と緑を追いかけて

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映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

根津・谷中下町巡りと、孫の学校の臨時休校

2020年02月29日 | 東京の街
色々あった2月も今日で終わりです。今年はうるう年だったのですね。
我が家の地味な地味な「マンサク」が咲き出しました。



広がりを見せる新型コロナウィルス問題で、安倍総理から全国の小・中・高校の一斉休校要請が出て
この問題の危機感がいっそう感じられて恐ろしくなります

先週横浜市のお達しによりコーラスも「新年会」も中止になり・・・
その上私は2月の第3週目は何回か「混雑した電車」に乗ったので、2月23日からは静かに家に居ました。

「庭と畑作業をする」と友人達に宣言しましたが、花粉が酷くて目が痒くなり無理と悟りましたよ



我が家の孫たちは中学校3年と小学校6年生なので、2人共この3月で卒業ですが
でも、この臨時休校騒ぎで可哀想に卒業式は中止だそうです。

取りあえずお兄ちゃん孫の高校受験が無事に終わり、希望校に入れたのでホッとしていますが・・・

孫達はインフルエンザの予防接種は必ずしていますが、毎年インフルエンザに罹りました(軽く済んだけど)
それほど学校という集団の中のウィルス感染力は強烈です。

まして新型コロナウィルスは特効薬無しですから、そこがインフルエンザと違う所。

安倍さんの学校閉鎖の判断は評価しますが、あまりにも突然で働くママさんたちはさぞかし大変かと思います。
預け先が見つからないから老親に頼むとなるとリスクは子供よりも大で、本末転倒のような気がしますがね。

根津・千駄木巡り(2月7日)
以前も載せましたが、この胡蝶蘭は4年半前の夫の一周忌の時にOL時代の同期のT子さんが送ってくれたものです。
2年後から再び花を咲かせるようになり、今年は6輪咲きました

ランの種類は強くて、すでに一か月以上も咲き続け私の心を癒してくれています
(管理は5月に半日陰の外に出し、11月に家の中の日当たりの良い窓辺に置くだけ)



T子さんは12月の銀座の「梅の花」で行われたOL時代の仲間との忘年会に、用事があって参加できなかったので
同期の一期生だけで改めて「新年会」をやろうという事になりました。

釜揚げうどん専門店「根津・釜竹」でランチ
T子さんは東京の下町、文京区の千駄木に住んでいます。



「我が家近くに美味しいおうどん屋さんがあるの、谷中や根津神社も案内したい」と言ってくれて
この冬一番の寒さになった2月7日に行ってきましたよ。



どっしりとした蔵の中の、重々しいながらも洒落た感じのうどん屋さんでした。
後ろの建物は彼女のお父様が入っていたケァーマンションだそうで、古い街並みに調和した
落ち着いた施設でしたね。

そのお父様が大好きだったというメニューを頂きました。



暖かいお湯の中に入ったシコシコのおうどんを、薬味を入れたツユに入れ付け麺方式で頂きます。
天婦羅の盛り合わせもパリパリで美味しくて、ボリュームたっぷりのおうどん完食は無理でした



すぐ近くに見覚えのある木造三階建の串焼き屋さんを目にしました。
私は20年近く前にご近所仲間3人で、「谷中巡り」に来たことがあります。

上の地図の⑳の「朝倉彫塑館」を見学してから、お寿司屋さんで谷中名物の「アナゴ寿司」を食べ
親切な自転車に乗ったおじさんに案内され、谷中霊園の中の⑱「徳川慶喜の墓」をお参りし

古い風情の街並みの中の和紙屋さんやおせんべい屋さんに寄り、④の根津神社に詣でて
最後はこの串焼き屋さんで夕食をして、上野まで歩いて帰りました(若かったわ~)

今回はT子さんの案内で古いお店が並ぶ路地を行きます元お豆腐屋さんが人気のパン屋さんになったとか

以前来た時の雰囲気より、お洒落な街に様変わりしていました。

「根津神社」(根津権現)へ
マンプクリンのお腹を抱え、路地裏のお店を覗きながら歩いて20分
3000株のツツジで有名な「根津神社」の鳥居が現れました。



1900年前、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社です。



「楼門」をくぐると右手に舞殿があります。



「唐門」の奥が社殿です。



五代将軍徳川綱吉は世継が定まった際に現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座しました。

1706年に完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し
国の重要文化財に指定されています。



私たちは楼門に戻り、社殿に向かって左手の「乙女稲荷」に続く赤い千本鳥居に向かいました。
一昨年の秋に訪ねた京都の伏見稲荷神社の千本鳥居を思い出します。

京都と違って人が少ないのが良いですね~10分程度で通り抜けられますが満足しました

T子さんの案内で根津神社の西口門から出て、ユニークな指人形のお店に行きました。

指人形「笑吉」工房
我々世代が良く知っている昭和時代に活躍した有名人の顔の人形が並んでいました。



在京のテレビ6局全部の街歩き番組で紹介されているようです。
NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」にも出たけど、あれは本当に何の打診もなく「突然やって来た」とか・・・



1人500円で指人形の実演をしてくれます(撮影禁止)
典型的な昭和の熟年夫婦の面白おかしい家庭内の風景や、演歌が流れる中
男女の切ない思いが喜劇的に表現されて、笑いの20分間が味わえます



次に行ったのはすぐ近くにある和紙屋の「いせ辰」さん

20年近く前にご近所仲間のプリンさんとノンちゃんと谷中歩きをした時も寄りましたが
店構えがすっかり変わり、モダンになっていてビックリしました



このお店での写真を撮り忘れました

T子さんが「遠くから我が街に来てくれてありがとう」とここの和紙をお土産に下さいました。
高価なA3の和紙です。さてさてどのように利用しようかしら?と思案中です。



最後にT子さんがいつも利用する千駄木商店街のお肉屋さんで「コンビーフ」を買ったり
昭和の香りのするレトロな喫茶店でお茶して
4時半過ぎに「夕焼けだんだん」を上りJR日暮里駅に向かいました。

この2月上旬はダイヤモンドプリンス号が横浜の大黒ふ頭に停泊し
日ごとにウィルス陽性者の数が増えていた頃で、私たちも電車の中ではマスクを着用しましたが
まだまだ着装率は50%以下だったような気がします。

               

この一週間は政府のお達しを忠実に守り、近くのスーパーに買い物に行くだけの生活を過ごしていました。
自分が感染するのも恐ろしいけど、人様に移すのも怖い・・・

流石にストレスマックスで、思い切り動き回りたい心境です。

2月最後の土曜日は朝からたくさん電話がかかってきました。
どれもが「コミニティーハウスが3月3日から休館で、サークルもお休みです」という内容ばかり
これで趣味の会は全部お休みです。

安倍さんが言う”ここ1~2週間が新型ウィルス感染がパンデミックに移行するかどうかの瀬戸際’
というお話で予測できましたが、正直独り者は「孤独」です。

電話やメールはウィルス感染もしませんから、毎日のように友人たちと連絡は取り合っていましたが
この土曜日の午後からは、ご近所仲間やブログ仲間のLINEがどっと押し寄せてきました。

曰く「スーパーからトイレットペーパーとティッシュ、お米が姿を消したよ」
「冷凍食品や保存食品のコーナーも空っぽ」「一億総ヒステリー状態だわ」
「偽情報も多いし、少なくても我々は踊らされないようにしましょう」と・・・

50年前の「石油危機」でのトイレットペーパーや洗剤騒ぎを思い出しました。
後から考えれば喜劇のようなお話ですが、いまだに人間は同じことを繰り返すのですね。




コメント (12)
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