日に日に寒くなり秋が深まっています。
この日は午前中降っていた雨がやみ、午後3時ころから晴れてきました。
カメラを抱えて、歩いてお買い物・・・
我が家近くの公園の「ケヤキ」が色付き始めていました。
今年は秋の深まりがずいぶん早いように感じます
主人が亡くなって以来、ずっと一人の夜が淋しかったけど、それも少し慣れて
TVを見たり友人と電話で話したりと、それなりに気楽に過ごすようになりました。
今はむしろ雨の日の午前中が淋しいです。
晴れたら、掃除やゴミ出しなどで外に出て、ご近所の方と挨拶をしたり立ち話などをしますが
雨の日は朝から話す相手がいないのです。
そんな日は、12年前の62歳の時に夫を亡くした主人の下の姉に電話をします
主人が入院中は毎日のように電話をくれて、一緒に心配をしてくれました。
「主治医の話があまりにも悲観的で、息子と受け止めるだけでは辛すぎる」
「女の姉妹が欲しかった」というと
「私が居るじゃない。本当の姉だと思って・・・」と言ってくれました。
亡くなる前の日は千葉の松戸から義弟と一緒にお見舞いにも来てくれて
「マーチャン、マーチャン」と、義姉が声をかけると主人は分かったようでうなずきました。
主人が大学時代に車の運転免許を取る時には、当時銀行のOLだったこの姉が
金銭面で援助してくれたそうです。
この日も淋しくなって思わず電話をしました。
「駐車場代もかかりますので、先週、主人の軽トラもついに手放しました」
「主人の庭師としての15年間が消えたようで、何だかとても淋しい」と嘆くと、義姉も涙声になっていました。
主人も慕っていましたが、本当に心優しい義姉です。
一週間前の週末は秋晴れに恵まれました
主人が7月に手入れをしたご近所のお庭の「ケヤキ」はまだこの状態でした。
17・18・19日の三日間、主人のお仲間が2人、
主人が頼まれていたこのお宅のお庭の剪定にやってきました。
最後まで主人を手伝ってくれた、腕の良い若い同期の彼がここの老ご夫妻に認められ
「続けてやってください」と頼まれ私もホッとしました。
でも・・・
ここに主人の姿がなく、主人の軽トラもないのが何とも信じられず淋しくて
閉店した「キッチン・naoママ」を久しぶりにオープンし場所とお茶だけ提供しましたよ。
彼らも主人の祥月命日を覚えていて、連日お線香をあげてくれました。
私も主人のお仲間と話していると、一番気持ちがなごみます
こちらは臨海地区ある税務署に行った時の風景です。
整然と並ぶ団地群の中の通りの銀杏並木が青空に輝いていました
やはり周囲の木々を見ても今年は紅葉が早めという感じですね。
高齢者はお肉を食べよう
主人の姉に長電話した翌日、冷たい雨が降る午前中に山仲間のKさんから電話がありました。
「その節はお忙しい中、Yさんと一緒にお線香をあげに来てくれてありがとう」
「諸々の手続き、夫の仕事の整理などあなたの大変さは私も経験したからよく分かるわ」
「私もあの時4kg痩せたもの」
私と同じ歳の彼女は43歳の時に、歯医者さんを開業していたご主人を亡くしました。
「後片付けに4ヶ月かかり、ホッとした時にご近所の親しい友人夫妻が丹沢の檜洞丸に連れて行ってくれたのよ」
「その時何かしなくてはと思い、naoさんがいた銀行のアルバイトを始めたの」
彼女とはその時以来、仕事仲間と同時に山仲間になりました。
「40代だったあなたは若さがあったから頑張れたのよ」
「今の私はお腹に力が入らず、体力気力ともども自信喪失で山登りはまだとても無理」
「今は食欲はないだろうけど、とにかくタンパク質を摂らなければだめよ」
「野菜とお魚だけではダメ、豚肉をたくさん食べなさい」
「ハイ・・・」
今では介護ヘルパー派遣事務所の副社長で、ケアマネとしても活躍している彼女の意見は
素直に聞きましょう・・・
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本当はお寿司が一番好きで、週に二回はお寿司デーですが
ケアマネの友人の助言は素直に守りましょう。
今タンパク質を摂らないと「頭に影響する」と言われましたもの
ボケやすくなると解釈しましたからね~
「落ち着いたら是非ハイキングに行こうね。」と彼女から誘われました。
まずは御身第一に無理せず頑張って、元気な私に戻らなくては・・・