今週は母の救急車騒ぎがあった上に、父の検査も始まり、
流石の私も連日の病院の付き添いに疲れ果て、昨日は帰宅後気分が悪くなり寝込んでしまいました
気温差の激しい天候も堪えますね。
久しぶりに晴れた21日(水)、孫達が大じ~じと大ば~ば(私の両親)の見舞いに行くと言っていたのですが
ハー君が風邪をひいて熱を出したので延期となりました。
私は一人で両親の様子見に行き、帰りに足を伸ばして北鎌倉の「円覚寺」に出かけて見ました。
この日は気温もグングン上がって半袖で歩ける気持ちの良い日だったのです
「円覚寺」はご覧の通り、眩しいばかりの新緑に包まれていましたよ
こちらは「三門」、この周りにはたくさんのモミジが見られました。
「円覚寺」は臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられています。
本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗・・・
このブログでも何度か紹介していますので、今回は詳しい事ははしょります。
お知りになりたい方はこちらをご覧下さい。
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マウスオンでモミジの花のアップもご覧下さい
あと一ヶ月もすれば、モミジの赤いヘリコプターが飛び出しますね。
今回の私の目的は、三門の左奥にあるこちらで「山野草」を見ることでした
癒しの時間が欲しかったのです。
なにやら「牡丹」も咲き出したようでした。
通路の右側には艶やかな「牡丹」が咲き乱れ、左側には可愛い山野草が並びます。
マウスオン・クリックで三種類のボタンをご覧下さい
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「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」
とは有名な美女の形容詞ですが、皆様はどのお花が好みでしょうか?
私は「ユリ」、それもヒメサユリが大好きですが・・・
そういえば3年前に行ったヒメサユリの大群落で有名な南会津の南郷村で買った「ヒメサユリ」の鉢植えが
その後全然芽を出しません。おっと話しがそれましたね。
「円覚寺の松嶺院」で珍しい山野草をたくさん見て、大いに心が癒されました
ここにご紹介した写真のお花以外にも、エビネやオダマキ、イチリンソウなどが咲き乱れていました。
初めて見た「ユキモチソウ」 | 「ムサシアブミ」 |
癒されたといえば・・・
心配していた友人が3日遅れて、無事にイタリアから帰ってきました。
彼女は短大時代の仲間6人で、4月10日から「エーゲ海・アドリア海クルーズ」の旅に出かけていましたが
あのアイスランドの火山噴火の影響で帰りの飛行機が飛ばなくなり、ミラノで足止めされていたのです。
昨日、帰国後早々にTELをくれて、今回の旅の報告をしてくれました。
大変な出来事に巻き込まれたというのに、
彼女の口から語られると喜劇のお話しに聞こえてしまうのは何故かしら?
失礼ながら大笑いして、気分の悪さも吹き飛びました。
一重の「バイカカラマツ」
「旅先でイザという時の一番大事なものは現金と予備の薬よ」
というのが彼女の最初の言葉でした。
彼女達はベニス発着の豪華客船に乗り、地中海(正しくはアドリア海・エーゲ海と彼女から訂正がありました)を
航行し、「クロアチア」「ギリシャ」と巡り、最後はミラノに一泊してミラノ空港から帰国の予定でしたが、
最後の最後に添乗員さんから説明があり
「飛行機が飛びませんので、これから泊まるホテルを探します」と言われたそうです。
ほとんどの人が、日本の家族からのメールや電話でウスウス知ってはいたそうですが・・・
幸い大手の旅行社だったので提携先のミラノ郊外のホテルが決まり、寝る所は確保できたけど、
ここから先はすべて自費となり、旅行傷害保険も切れて使えなくなったそうな・・・
そして「帰国後の当社の代金の請求に対しては速やかに支払います」
という内容の書類にサインをさせられたそうです
ただし旅行社から延長1日につきホテル代5000円の補助は出ることになったけど
「帰りの飛行機代が自費なのかどうか判らないのよ。一体幾ら請求されるやら・・・」
「ツクバネ草」
「ホテルで朝食だけは付いたので、みんなでパンの争奪戦、あっと言う間になくなったわ」
「前日まではロングドレス着て連日ディナーパーティだったのに、いきなり難民になった気持ちよ」
「3日間、毎日路線バスに乗ってミラノの街に食料と水を買出しに行ったのよ」
「でもミラノは大きな街だから、何でも買えて良かったじゃない」
「いつまでかかるか判らないから、お金は出来るだけ使わず、食費も切り詰めたのよ」
「第一旅の最後で残っている現金だって乏しいし・・・」
「衣類は洗濯したけど、旅行用の化粧品もなくなって搾り出して使う有様よ」
「シャユキゲシ」
「3日目にローマに日本からの救援の飛行機が来て帰れる事になったけど・・・」
「多くのツァーが軍団になって、ボロバスに乗り8時間もかけてローマに移動」
「途中のトイレ休憩は大混雑するので食事や買い物は無理、
出発前にミラノで1日分の食料と水を買うようにと言われて大荷物」
「そしてローマの空港では時間がないということで、キャリーバッグを引き荷物抱えて走ったわ」
「ヤブイチゲ」
「持病があるからビジネスクラスで行こうかと迷っていたあなたが、大変だったわね~」
「人間イザという時は力が出るものね。膝や腰が悪いという仲間も皆必至で走ったわよ」
「私たちはまだ若い方なのでどうにか大丈夫だったけど、お年寄りが可哀想だったわ」
「ようやく飛行機に乗れてホッとして、機内食のシャケ弁当が出た時は涙が出たわよ」
「今回の旅ではあれが一番美味しかった」
そして最後に
「添乗員さんが一番大変そうだったけど、お陰で私たちはホテルにも泊まれて早く帰国もできた」
「これからの海外旅行はツァー以外は考えられなくなったわ」
と・・・
「とにかく無事に帰れて何よりだったわね」
私も笑いながら時々突っ込みを入れてたけど、最後は一緒にシンミリとしてしまいました。