花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

日本三大桜見物(2)・「薄墨温泉」と・・・

2010年04月18日 | 花シリーズ
「根尾谷の薄墨ザクラ」を見てから一週間が過ぎました。

あの翌々日から真冬のような寒さがやって来て
昨日などは東京都心もうっすらと雪化粧だったようですね
4月中旬の雪は41年ぶりだそうな・・・

41年前の4月17日のことは良く覚えています。
その頃、私はまだ初々しい(?)OLで、横浜の三沢に両親と住んでいました。

トロリーバスで横浜駅に出て、超満員の湘南電車に乗って丸の内の勤め先まで通勤していましたが
あの日は雪のため、バスが全然こなくて仕方なく横浜駅まで30分歩いたのです。
そして電車も遅れて会社は遅刻
でもビルの9Fから眺めた皇居の雪景色が素晴らしくて、今でもあの風景はハッキリと覚えています


さて「根尾谷の薄墨桜」の続きです。
杖に支えられ仙人のような風格の「薄墨桜」の周りには、たくさんの子孫が植えられていました
中には「吉野ザクラ」も混じっていて、公園内はふんわりと薄いピンクの濃淡に彩られていました。


奥の小さな古い神社の境内には、親のそばに控えるように「子供の薄墨ザクラ」が見事に育っています。
薄墨ザクラは蕾がピンクで、お花が咲くと白色になり、やがて薄墨色に染まるとか・・・
丁度満開のこの日は白い桜に見えました。


朝は晴れていたのですが、見上げると雲が広がり「花ぐもり」という言葉が相応しい日和です。
最後に出店で薄墨ザクラの苗を買って、10時半頃「薄墨公園」を後にしました。

「薄墨温泉」

次ぎに向かったのは、根尾川を7km遡ったところにある公営の「うすずみ温泉・四季彩館」
ホテルや道の駅が揃ったリゾート地のような所でした。


奥深い山里も満開の桜が咲きそろい、我々を出迎えてくれました。
「薄墨ザクラ」よりも色が濃い桜です。
昔、信州の高遠城址公園で見たのと同じ「コヒガンザクラ」でしょうか?


まずは日帰り入浴ができる「温泉館」に直行します。

うすずみ温泉の主成分はナトリウムイオンと塩素イオン。
海水を2~3倍に薄めたものと酷似しているそうで、はるか伊勢湾の太古の海水が源だと聞きました。




画像はお借りしました。

浴室は極めてオーソドックスな造りですが、ここで面白かったのは「五右衛門風呂」
釜を流用した一人用浴槽なのですが、これがジャグジーになっていて、ぶくぶく大きな泡が出ていました。

露天エリアには岩風呂と打たせ湯があり、塀の向うに根尾の山々が見渡せます。
新緑や紅葉の頃は特に美しいでしょうね。

温泉にユックリ浸かってから、個室で昼食をとりました。

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マウスオン・クリックで3枚の画像をご覧下さい
お食事はこの他にご飯とお吸い物、デザートが付いてお腹がいっぱい、満足!満足!

今回私たちが利用したのは前もっての予約が必要な「プライベートプラン」です。

私たちは1時間延長しての3時間を貸切、お食事のあとにお昼寝タイムをとりました
そして最後にもう一度温泉に入り、午後の4時に帰路に着きました。


この「薄墨温泉」には「道の駅」も隣接されていて、この地方の名産や野菜なども購入できます。
私たち3人の主婦はあれやこれやと買いましたよ。


午後の4時を過ぎても、「薄墨公園」に向かう国道157号線は大渋滞
私たちは朝、6kmの渋滞を50分かけて行きましたが、その三倍はありそうな車の行列です。
観光バスも多くて、日没までに「薄墨ザクラ」にたどり着けるのかと他人事ながら心配になりました。
桜のライトアップなどはなかったような・・・

我々は来た道を戻ります。
浜松を過ぎた頃、電光掲示板に「大井松田~東名町田間・事故渋滞25km」と書かれていました。

運転していた元神奈川県警勤務のW氏は「事故渋滞は片付けばすぐに流れるはず」
「途中のサービスエリアで夕食時間をとれば、大丈夫でしょう」と呟き・・・
私たちは足柄サービスエリアでラーメンを食べて一休み・・・
言われたとおりその後も渋滞はなくスイスイと車は進み、夜の10時45分に我が住宅地にたどり着きました。

往復900kmを運転して下さいました2人のご主人様、お疲れ様でした
今回のお花見を企画して下さったK子さん、お世話になりました
車を出していただいたWご夫妻、本当に有難うございました

              

こうして2年で「神代ザクラ」と「薄墨ザクラ」の苗が揃いましたが、「三春の滝ザクラ」の苗がまだありません。

実は私もK子さんも「三春」にはすでに行っているので、今回で「三大ザクラ」すべてを見たことになるのです。
さてさて「三春の滝ザクラの苗」はどこで手に入れましょう・・・

「三春の滝ザクラ」

こちらは5年前のH17年4月24日に、主人と見に行った満開の「三春の滝ザクラ」です。
丁度ブログを始めて10日目くらいに行ったのを覚えています。

という事は私のブログ生活も満5周年が過ぎ、6年目に入ったということです。

画像容量の意味を勘違いして、2年目に最初の三ヶ月分を消してしまいました
ですからこの「三春の滝ザクラ」の画像はここには残っていません。

これを機会に改めてUPさせていただきます。

「三春の滝ザクラ」は紅枝垂桜で、樹齢約1000年・・・
この日青空を背景に、綺麗なピンク色のお花が満開でした。
この年の(2005年1月)の大雪で頂部が折れたと聞きましたが、
杖に支えられているものの、畑の中で花を咲かせている姿はとても優雅で風格がありました。

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三春の滝桜
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子孫は三春の町や近くの中田町で立派に育っていました。
小さな画像にマウスオンしてご覧下さい
三枚目の画像の「中田の地蔵桜」は、「滝ザクラの娘」と言われているようです。

この時は、更に足を伸ばして「二本松城址公園」の桜を見てから会津若松に向かい、
東山温泉で一泊し、翌日「鶴ヶ城の桜」を堪能しました。
そちらの画像も合わせてご覧下さい。
天守閣から見えた山々は「安達太良連山」でしょうか?
それとも「吾妻連峰」?
5年前の事で忘れています。

「花と緑を追いかけて」という題名を意識しているために、旅行記や花めぐりを中心に綴っていますが
そこに私の日常の呟きが入り混じり、長くて読みづらいブログとなっております
丁度5年が過ぎましたが反省しきりですヮ。

この辺で、写真中心のアルバム的なブログと、日記的な呟きのブログに分けたいところですが・・・
写真も「芸術性」には程遠く、文章もズラズラ並べるだけで自信がなく・・・
その上、最近の私は落着かない日々を過ごしていて、一つのブログも満足に更新できない状態

構想は色々ありますが、これからも手探りで何とか続けて行きたいと思っておりますので
六年目もどうぞ宜しくお願い致します。

コメント (18)
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