私を描いて下さい、と全身をノビノビさせながら静かにそこにある吾亦紅。地味で滋味なたたずまい。赤紫の花と黄緑の枝の絶妙なコントラストが愛らしくシック。知人に苗をいただいた時は嬉しかった。油断すると春の若い芽が鹿に食われやっぱり今年もだったが何とか持ちこたえてくれた。
小さな紙にチマチマ描いて「まとめよう」という気持ちが嫌らしく邪魔だから、大きな紙で描き直した。花言葉に人生の節目が幸せな出発でありますように、というのがあった。
図書館から借りて、ミヒャエル・エンデ『モモ』を読む。メルヘン苦手だが子どもにもわかるように「時間」をどう描いているのか知りたかった、面白かった。メルヘン好きのママヨさんが、若い時に2度読もうとしたけれどその世界に入れなかった、良く読み終えましたねと言った。そしてその本は家にありますよとも 。ひとりひとりの持っている時間を花で表現していた。