波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

理屈と気持ち

2024年05月08日 | 日記・エッセイ・コラム

言ってることは正しいし自分の間違いも分かったけれど、その言い方が気にくわない(だからあなたの言うことはききたくない)と言われたことがある。若い時だ。「教え方が下手だから分からないことを聞くのが嫌だ」とママヨさんから言われる、今現在(涙)。正しく、筋が通り、理屈にもあってるのに。理屈への屁理屈の反逆みたいに思っていた「理屈:感情」、今は違うな。

昔のことだが、中学生に「教え方:人間性」を聞いたら、当然だが「教え方が上手くて人間的に良い」が一番で、「教え方も人間性も悪い」が最悪。「教え方が下手だけど人間性は良い」が低学年では上位だが、中3は「人間性は悪いが教え方は上手い」が圧倒。わかるなあ(笑)。時と場合、立場の違い、必要性などで感情は揺れ、それは道理と感情の関係も似ている。「こいつは嫌な奴だなあ」の「こいつ」を、こんなふうに2極に分解して吟味すると、感情的嫌さ加減を理性的鼻つまみ加減に昇華できる。(長くなりそうなので2回に分ける。後半は次回に)


TVドラマ『舟を編む』の編集者の仕事ぶりを思い出しながら辞書を引く。近くに『勘定』あり、心より損得で動く人間性もあるなと思う  いつかは触れてみたかったトーマス・マン『魔の山』をNHk『100分de名著』開始。急いでテキスト発注、読めないが近所をうろつく感じも悪くないPC操作で困っていたママヨさん、「勝負の時が来た」と面倒がらずにキーボード使い「こうやれば良いよ」と静かに伝える、教えるでなく。

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