波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

終活の前提

2024年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

これは難しいことだなあ。禁煙も、ダイエットも、再就職期間5年以内も、ウドン屋ごっこも、「さてそろそろやるか」を公言実行、それ波風氏の数少ない取り柄なのだが決意に至らない。その難問は「自分一人で暮らさざるを得ないように暮らす」こと。

身体が健康でなくては人に優しくなれない。少しはお金無ければ肝心な時に迷惑をかける。
ママヨさんがいなければ淋しい。この気持ちは、不便になるとか話し相手がいなくて困るとは違う。2人はまだ頭と足腰は衰えつつも何とか使えているがこの支え合い老人世帯は早々に崩れる。前まで、波風氏が先に逝きママヨさんが残ることを疑わなかったが、ママヨさんがコロナの後遺症で長く苦しんだ反面、波風氏がせっせと散歩するようになり、「もしかのもしか」があるかもと思うようになった。

ママヨさんが昨年末に約1ヶ月不在だった時、波風氏は「いつもを続けるだけ」「ママヨさんの体調は大丈夫かなあ」と暮らした。疲れ切って帰って来たママヨさんに「もしものことがあってどちらかが残されたらどうする」と聞いたら「いつものことを淡々と続ける以外に何があるのですか」と静かに言われた。(次回に続く)


画像は、4月時期のワクワクする植物『猫柳』。小学生の時、通学途中に見つけた不思議な庭木の名前を同級生から教えて貰った。無骨な枝に何てかわいい花が咲くのだろうと感激。それからずうっと好きな猫柳、絵にする前、母が使っていた梅干し用の瓶に寝付けない夜や早すぎる寝起きにラジオの朗読。山田太一『異人たちの夏』、伊集院静『受け月』が楽しい当地の急激な人口減少、介護保険払っても対象老人多過ぎ、介護福祉士少なすぎる、自分のできることは自分で始末する習慣と体力を、の気持ちというか決断必要というか。

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