二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
小人たちの黄昏(巳):さらば寒空小人
ある日、シフト勤務前の業務で手順ミスがあったことを、
関連会社のメガネの社員から伝えられた。
数日前、デジカメの画像をプリントアウトしたような書面が、
なにやらあったもの、具体的な記述もなく。
口頭での引継ぎもなかった。
「何故ですかね?」
「おたくの会社でキチンと報告をくれるのは、あなただけですよ」
こう言われたもの、どう答えていいのか分からなかった。
もし所定の業務を行っていない人物がいるのであれば、
こちらで把握しておく必要があり。
系列のグループ会社とは言え、不用意なことを、口にできなかった。
「新しい事業所では、やれることを一通りやっておきたいんですよ」
・・・とでも言うしかなかった。
(画像は、JR東日本、上野駅)
事業所での立場を、現場長は権力だとカン違いするようになり。
いつの間にか、現場を私物化していくようになっていた。
シフト上、顔を合わせる機会が、ほとんどなく。
所長が不在となれば、ケーブルTVのある多機能フロアで、
映画やドラマばかり見ている雰囲気もあった。
組織社会で関わってくる人物(同僚や上司など)が、
自分本位な行動ばかりするような身勝手な性格であれば、かなり悩まされる。
それに、何もしないのは、気分が悪かった。
再度、本社担当に、現場長の服務態度が疑わしいことを伝え、
「実態を把握していただけないでしょうか?」と頼むことにした。
この報告に対して、担当がとった行動は、あまりにも、お粗末なものだった。
不正行為をしている当人へと…、
「お前が、不正行為をしていると言うものがいるんだけど、
お前、不正しているのか?」と訊ねただけだった。
不正行為を行っている(疑いがある)人物だと申告しても、
それを本人に確認するような“芸のなさ”は、
きわめて愚かで考えのないものだった。
その後も、何度か報告をあげたもの。
それで調査は終わりとなった。
まさか担当である本社係長から、
“梯子(はしご)を外されている”とは知らないまま。
仕事を続けていく。
しかし、提供している仕事の質が、
どんどん下がっていく営利企業など存在しない。
いや、言葉が正しくない。
“存在しない”というより“存在できない”と言うべきかも知れない。
こんな事実の裏側を知ることになったのは、
その後、社内外が騒然とする不祥事となるからだった。
補足:
ビジネスとは、経済活動(生産、流通、消費など)において、
利益を得ていく事業活動のこと。
金銭と引き換えになる物品が存在しないサービス業も生産活動となる。
サービスやサポートの仕事は、職場の信頼や信用に関わってくるもの。
営業のような利益としては、数字が出てなくても…、
「お金を払わなくていいんだ♪」
無料(タダ)なのだと思い違いをすれば、大変なことになる。
社会的な信用は、お金では買えない。
それに値段のないものは、買い戻すことができない。
職場の信頼や信用に関わるものを失くせば、取り返せなくなり。
もはや、どうしようもなかった(続く⇒)
(2022年3月画像追加)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )