6月11日 「一昨日、また山登りに行ってきた。朝、6時に出て、午後3時過ぎに戻ってきたのだが、ミャオは何処にも行かなかったらしく、ニャーと鳴いて部屋から出てきた。その日の夕方、一緒に散歩に出たが、途中で草むらに入ったまま戻ってこなかった。
昨日の朝早くに、探しに行くと、ミャオはなんとあの草むらの中から出てきた。一晩中じっとしていたのだろうか。すぐに連れて帰り、それからは家にずっといたけれど、しかし、今日の未明、ドアの音がしてミャオは外に出て行った。昨日から一日中、家にいたから、さすがに退屈になったのだろうか。
その後、朝になって雨が降りはじめ、一日中、降り続いている。ミャオは帰ってこない。また遠く離れたあの隠れ家のポンプ小屋にまで行ってるとすれば、この雨では、帰ってこられないだろう。
その時は、雨がやんでから、また迎えに行けばいい。もう深く考えないことにした。ミャオか北海道かと、難しく二者選択などと考えないことだ。今のミャオのことだけについて、対応するしかないのだから。
そんな訳で、今日は雨も降っているし、ミャオもいないし、先日買ってきたCDを聞きながら、山の写真の整理をして、このブログ記事を書いている。
ジョン・ダウランド(1563-1626) リュート曲集 4枚組みCD ブリリアント・レーベル 2,390円
去年、タワー・レコードからオワゾリール・レーベルの復刻盤として出た、同じダウランドの4枚組みCDを持っていたのに、これはなんとBIS・レーベルのリンドベルイの復刻盤であり、思わず買ってしまったのだ。
オワゾリール盤の四人の奏者の一人であった、リンドベルイがその17年後にひとりで演奏しているというだけでも十分に興味がある。92曲もの一つ一つを、それぞれに評価して行くことなどできないが、四枚のどれもが明晰で、確かな音の流れの中にあると言えるだろう。
しかし、今、雨の音が強くなってきて、CDをとめた。やはり、これは静かなときに聞きたい。そういえば、一昨日、また九重の山に行ってきたのだが、メイン・ルートから離れた白口岳、稲星山周辺も静かだった。
そこでの二時間余り、出会った人は一人で、離れたところで二人見かけただけ。天気はうす曇りで、いまひとつはっきりと青空が見られないのは残念だったが、点々と咲き誇るミヤマキリシマの花株を眺めながら、静かにひとり歩いて行くことができて、全くいい気分だった。(写真は稲星分岐付近より白口岳)
そこでは、風の音と鳥の声が聞こえるだけで、それで十分だが、もしその時、小さく静かな音楽が流れてくるとすれば、このダウランドのリュート曲こそふさわしいと、今になって考えた。
稲星山から空池をぬけて、久住山へのメイン・ルートに戻ると、人々が多くなり、仰ぎ見る頂上には、生徒たちらしい人影がアリのように群がっていて、いくつもの声が響き渡っていた。
クルマでいっぱいの牧ノ戸峠の駐車場に戻ると、そこも人々でいっぱいだった。
さあ、ミャオが待っている、帰ろう。そして、家に戻ると、先に書いたようにミャオが、ニャーと鳴いて出迎えてくれたのだ。私は、オーヨシヨシとムツゴロウさん可愛がりをしてやった。」
昨日の朝早くに、探しに行くと、ミャオはなんとあの草むらの中から出てきた。一晩中じっとしていたのだろうか。すぐに連れて帰り、それからは家にずっといたけれど、しかし、今日の未明、ドアの音がしてミャオは外に出て行った。昨日から一日中、家にいたから、さすがに退屈になったのだろうか。
その後、朝になって雨が降りはじめ、一日中、降り続いている。ミャオは帰ってこない。また遠く離れたあの隠れ家のポンプ小屋にまで行ってるとすれば、この雨では、帰ってこられないだろう。
その時は、雨がやんでから、また迎えに行けばいい。もう深く考えないことにした。ミャオか北海道かと、難しく二者選択などと考えないことだ。今のミャオのことだけについて、対応するしかないのだから。
そんな訳で、今日は雨も降っているし、ミャオもいないし、先日買ってきたCDを聞きながら、山の写真の整理をして、このブログ記事を書いている。
ジョン・ダウランド(1563-1626) リュート曲集 4枚組みCD ブリリアント・レーベル 2,390円
去年、タワー・レコードからオワゾリール・レーベルの復刻盤として出た、同じダウランドの4枚組みCDを持っていたのに、これはなんとBIS・レーベルのリンドベルイの復刻盤であり、思わず買ってしまったのだ。
オワゾリール盤の四人の奏者の一人であった、リンドベルイがその17年後にひとりで演奏しているというだけでも十分に興味がある。92曲もの一つ一つを、それぞれに評価して行くことなどできないが、四枚のどれもが明晰で、確かな音の流れの中にあると言えるだろう。
しかし、今、雨の音が強くなってきて、CDをとめた。やはり、これは静かなときに聞きたい。そういえば、一昨日、また九重の山に行ってきたのだが、メイン・ルートから離れた白口岳、稲星山周辺も静かだった。
そこでの二時間余り、出会った人は一人で、離れたところで二人見かけただけ。天気はうす曇りで、いまひとつはっきりと青空が見られないのは残念だったが、点々と咲き誇るミヤマキリシマの花株を眺めながら、静かにひとり歩いて行くことができて、全くいい気分だった。(写真は稲星分岐付近より白口岳)
そこでは、風の音と鳥の声が聞こえるだけで、それで十分だが、もしその時、小さく静かな音楽が流れてくるとすれば、このダウランドのリュート曲こそふさわしいと、今になって考えた。
稲星山から空池をぬけて、久住山へのメイン・ルートに戻ると、人々が多くなり、仰ぎ見る頂上には、生徒たちらしい人影がアリのように群がっていて、いくつもの声が響き渡っていた。
クルマでいっぱいの牧ノ戸峠の駐車場に戻ると、そこも人々でいっぱいだった。
さあ、ミャオが待っている、帰ろう。そして、家に戻ると、先に書いたようにミャオが、ニャーと鳴いて出迎えてくれたのだ。私は、オーヨシヨシとムツゴロウさん可愛がりをしてやった。」