行けばわかるさ。
道というお言葉の最後の一説です。
猪木さんを追悼する動画がたくさん出ていて、その中の一つ、古舘伊知郎さんの動画を見ました。
「これからは、猪木さんのいない世界を生きていくのだ」、とおっしゃっていました。
心の拠り所を失った、とでも言うのでしょうか。
誰かしら持っているものです。
私を含めて、猪木さんの生き方に影響を与えられた人は多いです。
自分も頑張れる、っていう思いにさせてくださいました。
これからはいないのですが。
ここで思い出すのは、父親を亡くした時の感情に似ている気がしたのです。
私の父も最後の数か月は寝たきりでしたが、何もできない様態でしたが、生きている間はどこかに頼っている自分がありました。
生きていてくれてるだけで、自分の足場が安定しているような。
亡くなって、寂しいこともありましたが、自分一人でこの地に立たなければならない、という思いもありました。
猪木さんが亡くなって、拠り所を失ったと感じられている方も多いでしょう。
だからこそ、その教えを受け継いで、自分でしっかり立つのだと決意されているのです。
闘病生活をされていて、亡くなる数日前に撮られた映像の中で、猪木さんはおっしゃいました。
何をされたいのか、と問われて……
猪木さんは、「地球を汚しすぎたから、きれいにしたい」、とおっしゃいました。
寝たきりになっている猪木さんがです。
おっしゃった後に、「これからします」、とも言われました。
ほとんど自分では動けないのに。
何かしらの予言のようにも聞こえましたが……