昨日は福祉センターの詩吟でした。15名の参加でした。少し前に三回くらい参加して、また来ていなかった斉藤さんが来ていた。私の顔を見るなり、 独吟駄目ですという。この間ちゃんと吟じていたでしょうといってあげました。
前半「舟由良港に到る 吉村寅太郎」前回と二回目になります。素読の後、吉村寅太郎は何藩の人でした?と聞いたら何人もの人が土佐藩と答えてくれた。土佐藩で有名な人はと聞いたら、坂本龍馬、中岡慎太郎と答えてくれた人がいた。次に吉村寅太郎はある組織にかかわっていたがなんという組織でした?と聞いた最近来るようになった新人の方が「天誅組」と応えてくれた。そこで、天誅組は、討幕の戦の最初のものだということを話し、この時、平野國臣が8月18日の政変を知らせに来たが既に天誅組の乱は終わっていて、京に戻った平野は生野の変を起こし捕えられ、大火と重なり取り調べも受けないで斬首されたことを話してあげました。
後半は「辞世 吉田松陰」をやりました。吉田松陰と佐久間象山との関係、それと佐久間象山について少し話してあげました。又、安政の大獄で連座することになったいきさつ、そして、この詩は「留魂録」の最後に書かれていて、奉行所で判決を言い渡された後、入口を出るや大きな声でこの詩を吟じて去ったという挿話を話してあげました。話に時間がかかりすぎたので、和歌も一緒に吟じるつもりだったけれど、詩文だけの吟に変更して終わらせました。