手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

銀漢声無く/玉盤を転ず

2018-09-27 19:41:08 | 無題
  蘇軾の中秋の月の起句、承句は「暮雲収まり尽きて 清寒溢る/銀漢声無く玉盤を転ず」と表現されている。今年の中秋の名月を見ながらこの詩を思い浮かべていました。秋の彼岸が過ぎて、夜風はめっきり秋らしくなっている。丁度空には千切れ雲がかかっていて、星の輝きは見れなかったけれど、月が隠れたり出たりしていた。今年の月は一際明るさを感じた。そんな風流を楽しむ柄でもないが、丁度二階の私の仕事場の窓を開けると、綺麗に見ることができるので、仕事の途中何回か窓を開けて眺めた。これで、キリギリスのなき声でも聞こえたら最高なのだけれど、我が家の近くでは虫のなきごえが聞こえてこないのです。

 秋の詩には良いものが多い。月の名所も各地にある。月に名所は桂浜、金龍山畔江月泛ぶ、などという言葉がすぐ口につく。月の後が紅葉になるのだが、そんな絵巻が一年を締めくくり、年は暮れていくのです。
コメント
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