旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

陶淵明

2015年03月29日 19時22分10秒 | Weblog

片道4キロをトコトコ歩いてブックオフ八木店で本を漁った。岩波文庫のコーナーで「唐詩選」上中下3冊と「中国名詩選」上中下3冊(いずれも岩波文庫)をみつけて購買意欲をそそられた。ところが最近買う気をそそられる本は数年か数十年前に買っていて、すでに本立てや本棚の肥やしになっていることが多い。さらに困ったことに、ふたつの選集ついてはその昔に買ったような薄っすらとした記憶が残っている。
衝動を押さえて他の表題を追い続けていたら、赤本「陶淵明全集」上下(岩波文庫)が目にとまって、陶詩かデューイの青本「学校と社会」(岩波文庫)かどうかで迷った。プラグマティズムのデューイにはかなり以前から漠然とした興味を抱いていて目下、彼の英文原著「Logic: The Theory of Inquiry」(1938年版)に入札している。というのにいまだデューイの「世界の名著」にさえ目を通していない。購入するのは陶淵明全集に決めた。


  ジョン・デューイ

訳注をした枝松茂夫は全集 上巻末の「陶詩のすすめ」で「陶淵明を『静謐』などといってあがめ奉る人があるが、それは陶淵明が撰文家や摘句家によって縮小されているがためにほかならない。」と魯迅晩年の随筆から引用して、詩文選集や摘句をあまり信用してはならないと繰り返し忠告している。わたしも日頃から、摘句を諳んずるだけで読んだ気になることを戒めている。


10キロウォーキング・デー

2015年03月29日 08時27分37秒 | Weblog

さてさて本日は10キロウォーキング・デーなので、ブックオフ八木店かフタバ図書メガまで歩く。商品の豊富さではブックオフに軍配があがるが、本の質や雰囲気ではギガが勝る。すでに漫画本をのぞいた商品の数でもギガがブックオフをうわまわっているのかも知れない。今日はギガ詣でに決めた。バスで矢口停まで行ってそこから歩く。