旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

マイケル・ポランニー

2013年03月31日 17時28分28秒 | Weblog

『私を含めて多くの経営学者は自分の所説が経営の実務にすぐに役に立つとは思っていない。良しにつけ悪しきにつけ、経営学者のクライアントは実務家(経営者)ではなくて経営学者なのである。クライアントが実務家(経営者)だというひとは、コンサルタントであって学者ではない。そういう存在として経営学者は社会でその存在を許されている。』石井淳蔵著「ビジネス・インサイト 創造の知とは何か」(岩波新書)から引用のうえ少々改竄。

「意味ある全体を理解させるためには、教師の説明を理解しようとする生徒らの知的な協力が必要である。」というポランニーの認識論を引用して、石井は「私たちの言葉は、言葉で伝えることができないものを常に後に残してしまう。そして、残ってしまった伝えたいことが伝わるかどうかは、伝えたかった内容を受け手自らが発見できるかどうかにかかっている。」と解説する。Amazonに注文したマイケル・ポランニー著「暗黙知の次元 言語から非言語へ」(紀伊国屋書店)が本日手元に届いた。石井の解説だと思っていた後半の引用文もポランニーの著作からの引用だった。


数学、または算数

2013年03月30日 08時03分28秒 | Weblog

数学と聞けば砂を噛むような味気ない教科書数学を思い浮かべてしまう。私はその味気ない教科書数学でさえ嫌いではないのだから、経済学を学ぶための数学やビジネスに必要な数学、また、生活してゆくための数学に興味がわく。なぜ、なんのために数学を学ぶのかをあきらかできないと、数学を好きになれないと思う。林周二著「数学再入門」Ⅰ・Ⅱ(中央新書)は「数学に弱いビジネスマンのための数学教科書」だ。代数と微積分・確率と統計について説く。

『この車は岩国に向けて時速60キロで走っている。この車で20分走ったら何キロ進めるのだろう?広島から岩国まで約30キロある。20分経ったらあと何分で岩国に着くと思う?ところでさあ、20分は何時間?』私の助手席に乗った生徒は何を聞かれるか気が気ではない。算数のワンポイントレッスンが終了するころ岩国に到着する。

年度はじめ

2013年03月26日 19時40分11秒 | Weblog
昨夜は、サルトル著「実存主義とは何か」を読み直しているうちに眠りに落ちてしまった。連休には「存在と無」に目を通す予定だ。

桜が咲き始めた。花冷えの街に青い川が流れる。明日は休みで明後日はミーティングのために出勤して金曜から3連休に入る。連休が明けると年度初めのゴングが鳴る。

数学

2013年03月23日 23時20分44秒 | Weblog
平方根(√ )の『10+2平方根21』を外す問題の正解は『平方根3+平方根7』だ。すなわち、『平方根3+平方根7』を2乗すると『10+2平方根21』になる。

10数年ぶりに数学を教えてみて感じた。多くの知人たちが感じているように私のホランド・タイプは「科学的」らしい。だから割り切れないものに対して割り切れるまで思惟を進める傾向がある。

ウォーミングアップ

2013年03月12日 20時38分55秒 | Weblog
足元に新年度の胎動を感じる。明日はグリーンアリーナで重要なセミナーがある。明後日の14日から一週間の連休に入る。うかうかしてはおれない。連休が明けた日から、ひとつひとつの仕事をひとつひとつ確実にこなしてゆく。よい仕事に恵まれたことに感謝しつつ・・・。