灼熱の鳥取砂丘を這い歩いたのちに、砂丘からリフトで上がった「砂の美術館」の『アフリカの呪文』(岡本太郎著「原始の呪文」という表題を参照した。)にうなった。砂丘と芸術の余韻を懐にしながらマイカーを走らせて次の目的地である定有堂書店に急いだ。
どこにでもあるようなサッシュドアを押して入った。照明がおさえ気味で店内は妙に落ち着きがある。入口付近に並べられた本はありふれたそれだ。好奇心は、哲学・思想・歴史、宗教にどの程度のスペースが割かれているか、どのような本が並べられているかに尽きる。だから余計にそのような気がしたのかも知れない。
哲学・思想・宗教分野のために幅5~6mのコーナーがさかれていた。著作の数々が何かの法則にしたがって整然と並んでいることに感動を覚えた。大規模な本屋でもここまでの品揃えはない。噂通り本の並べ方が個性的だ。ざっと目を通して眼前の1000冊(冊数は確かでない)の約半数に興味を覚えうち約1割を即座に入手したいと思ったほどだ。もちろん予算には限度があるから数冊のみを買い求めた。空調も控えめで心地はよかった。
鳥取駅周辺は飲食店が驚くほど少なかった。居酒屋は多いのだがレストランや和食店が見当たらないというよりも殆どない。広島の本通りに飲食店がないようにメインストリートだからないのではないかと裏道も歩いた。やはり見当たらない。36度の炎天下をとぼとぼと鳥取駅まで行ってから駅内の食堂で「サンマの空揚げ定食」をむさぼった。
それから、境港までマイカーでとばして「水木しげるロード」でお化けたちと戯れているうちに日は落ちた。8時前に境港でサザエの刺身と天ぷら定食を食べるとぐったりして、広島までの300キロが億劫になってきたのでビジネスホテルを探した。松江で何かの大会があったとかでどこのホテルも満室だった。
広島に直帰することにした。往路は中国自動車道津山から鳥取に入った。所要時間は約3時間半だった。復路は米子道備後落合経由中国自動車道か、45号線経由三次中国道か迷った。結局、後者を選択した。2度ドライブインで仮眠したので広島に着いたのが午前3時だった。思えば家を出たのは前日の早朝5時だ。走行750キロ、22時間のドライブが終わった。熱いシャワーを浴びてから横になった。ほほに鳥取砂丘の熱を感じた。
どこにでもあるようなサッシュドアを押して入った。照明がおさえ気味で店内は妙に落ち着きがある。入口付近に並べられた本はありふれたそれだ。好奇心は、哲学・思想・歴史、宗教にどの程度のスペースが割かれているか、どのような本が並べられているかに尽きる。だから余計にそのような気がしたのかも知れない。
哲学・思想・宗教分野のために幅5~6mのコーナーがさかれていた。著作の数々が何かの法則にしたがって整然と並んでいることに感動を覚えた。大規模な本屋でもここまでの品揃えはない。噂通り本の並べ方が個性的だ。ざっと目を通して眼前の1000冊(冊数は確かでない)の約半数に興味を覚えうち約1割を即座に入手したいと思ったほどだ。もちろん予算には限度があるから数冊のみを買い求めた。空調も控えめで心地はよかった。
鳥取駅周辺は飲食店が驚くほど少なかった。居酒屋は多いのだがレストランや和食店が見当たらないというよりも殆どない。広島の本通りに飲食店がないようにメインストリートだからないのではないかと裏道も歩いた。やはり見当たらない。36度の炎天下をとぼとぼと鳥取駅まで行ってから駅内の食堂で「サンマの空揚げ定食」をむさぼった。
それから、境港までマイカーでとばして「水木しげるロード」でお化けたちと戯れているうちに日は落ちた。8時前に境港でサザエの刺身と天ぷら定食を食べるとぐったりして、広島までの300キロが億劫になってきたのでビジネスホテルを探した。松江で何かの大会があったとかでどこのホテルも満室だった。
広島に直帰することにした。往路は中国自動車道津山から鳥取に入った。所要時間は約3時間半だった。復路は米子道備後落合経由中国自動車道か、45号線経由三次中国道か迷った。結局、後者を選択した。2度ドライブインで仮眠したので広島に着いたのが午前3時だった。思えば家を出たのは前日の早朝5時だ。走行750キロ、22時間のドライブが終わった。熱いシャワーを浴びてから横になった。ほほに鳥取砂丘の熱を感じた。