旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

読み続ける本

2012年02月09日 22時09分02秒 | Weblog
サルトル著「存在と無」を買った。実存主義の広告塔サルトルの著作は少なくとも御大ハイデガー著「存在と時間」よりは解り易い。

「存在と無」に加えて、アダム・スミス著「諸国民の富Ⅰ・Ⅱ」(岩波書店)、「カント上・下」(河出書房新社)、ヘーゲル著「精神現象学」(作品社)、ケルゼン著「一般国家学」(岩波書店)、林達夫作品集(毎日新聞社)、フロイト著「文化・芸術論」(人文書院)、Hume著「A Treatise of Human Nature」(英文)原著、セルバンテス著「ドン・キホーテ」(筑摩書房)(岩波文庫)、原始仏典「ブッダ最後の旅」(岩波文庫ワイド版)、「論語」「大学 中庸」(岩波文庫ワイド版)、「聖書」を読み続ける。随分読書傾向が変わってきた。

仁義の「孟子」を読み始めた。

夜更けの読書

2012年02月03日 23時50分10秒 | Weblog
ここのところ、眠りに就く前にヘーゲル「精神現象学」を読んでいる。彼の思考の癖さえ大まかに把握できたらそんなに難解な著作ではない。ヘーゲルは懸命に人間と社会との関係を解釈しようとしているのだ。

「哲学者というならず者がいる」で中島義道は、世界を解釈しようとする凡庸な哲学者とは一線を画し、自意識が肥大化して世界と自意識の区別がつかなくなって開き直った、中島自身の個性を強烈に打ち出している。

不安

2012年02月03日 23時11分46秒 | Weblog
リーマンショックの影響が沈静化して求職者の皆さんが収まる所に収まったものか、あるいは嵐の前の静けさなのか判断がつかない。職場は閑散としている。勤務時間の5割以上を実務向けの要領や法律、職業相談に関わる本を読んでいるというのは辛い。

民間出身者(たとえば私)からみればこれで給料を貰っていいのかと不安になるし、こんな状態が長続きすれば私の仕事自体の存在意義を問われかねない。しかも、2月中に再任用か否かの結果が出る。任用か否かは予算次第だ。暗澹とした気分になる。


感情

2012年02月02日 19時27分11秒 | Weblog
飯田泰之著「ダメな議論 論理思考で見抜く」ちくま新書

『経済、社会、政治といった、あまり身近でない問題についての「常識」から抜け出すのはそう簡単なことではありません。ではなぜ私たちは誤った見解や無内容な主張に納得してしまうのでしょうか。社会問題についての言説に出会ったとき、私たちの内部で働いているのは論理やデータによって妥当性を確かめようという理性だけではありません。その意見が自分にとって都合がよいか、自分の気分に合っているかという打算と好悪の感情が働きます。ある言説に対して態度を決めるに際して、このような感情の働きは、しばしば理性を上回る力を発揮します。』


適用

2012年02月01日 22時45分34秒 | Weblog
役所の仕事は要領というマニュアルに従って突き進む。私は、行政は立法の個別適用だと考えている。「なぜこういう要領ができたのか」が気にかかる。行政が立法の個別適用だと考えれば要領の理解に時間がかかる。文字通り、要領通りに行政を適用できる人がうらやましくてならない。

カロリー

2012年02月01日 22時28分04秒 | Weblog
フツーサイズのメロンパン1個が465キロカロリーであることを知ってからというもの、多分にカロリーを意識した食生活を送っている。以前はしょっちゅう、食後に明治のミルクチョコを2~3板食べたし、不二家のポップキャンディを2袋食べたこともある。

それでなくても大食いだから食事だけで日に3000キロカロリーは摂取していた。加えて間食で日に1000キロカロリーは摂っていたのだから、短くともこの20年は、私の年齢の事務職に必要なエネルギーである日に2000キロカロリーの倍近いエネルギーを摂取し続けたことになる。

自らの意思で間食は断った。また、塩分の摂取には最大限の注意を払っている。あとは適度の運動。どこかの血管が切れてしまう前に気がついてよかった。自分の体のことを心配したことが殆どない。最近は、自分の体のことばかりが気にかかっている。