整理と調整の8月が暮れようとしている。明日新学期の日が昇れば早速繁忙期が訪れる。私は兵站を担い、戦士たちと供に野戦に臨む。現代戦の兵站は情報だ。マニュアル本に書かれていることを嘘っぽいと感じることが多い。嘘っぽいと知っていて数10冊のマニュアル本を買い込んで就職情報を入手分析する。
昨日は、西永良成著「サルトルの晩年」(中公新書)を読んだ。実存主義のスポークスマンであり、共産主義のよき理解者としてスターリンの粛清を黙認し、「焚書まで行った毛沢東」主義者でありながら知識人を擁護したサルトルの晩年が生々しく語られている。サルトルのアジテーションである「実存主義とは何か」をもう一度読んでみることにした。