矢野温泉界隈では、この11日から本日まで「あやめ祭り」を開催している。この祭りを見に行くのは今回で4度目だ。しかも、4年連続で足を運んだことになる。祭りといっても、あやめを愛でる祭りなのだ。だから、格別な出し物があるわけじゃない。例年は、車の止め場もないくらい混雑するのだが、今年は妙に盛り上がらない。圧倒的に?観客が少なかったのだ。
ひょうたん和尚と呼ばれるほどひょうたんが好きだったあやめ寺の先代が亡くなって、後継者が祭りに余り興味を示さないからだという話や、似たようなあやめを売りにする公園や農園が増えたからだという説等あるが、露天のおじさんや簡易食堂のおばさんたちはずいぶん暇そうだった。
昼時だというのに、食堂のおやじからは「あまご」と「やまめ」の違いについて、講釈を受けることができるほど暇でのどかな祭りだった。「あやめ」と「やまめ」って、なんだか聞いた印象が似ていない?と独創的な見解を述べたが、これもおやじや店員さんたちには受けなかった
帰路、府中のあじさい寺まで足ならぬ車を伸ばした。しばらく雨が降っていないのであじさいは精彩を欠いていた。
土曜の夕暮れ前には自宅にたどり着いた。