旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

事典

2012年06月27日 23時03分37秒 | Weblog

辞典を読むのが好きだ。西洋思想大事典全5巻(平凡社)の売り物が出た。欲しくてたまらない。しかし今回は見合わせることにした。今週から隔週の土日で都合8回の資格取得のための講習が始まるからだ。講習では朝の9時から夕方の6時半まで拘束されるので向こう2か月はそっちの方に専念せざるを得ない。


受検

2012年06月24日 20時07分31秒 | Weblog
本日、第8回キャリアコンサルティング技能検定2級の論述試験が終了した。1時間ばかりの緊張からようやく解き放たれた。とにかく甘いものが欲しい。

論述試験が苦手だ。合格ラインが60点のところ、55点あたりでまごついている、やや得意な面接試験では合格ラインを越えたことがある。30点以下というとんでもない点数をいただいたこともある。面接試験も手を抜けない。面接試験は7月の下旬にある。

そして、この月末からCareer Development Adviserの通学日程が始まる。

職務

2012年06月23日 08時47分29秒 | Weblog
私はわがままだから、万事を自らの裁量で決めることができないと息苦しくなってゆく。今の仕事は職務のすべてを任せられているので性に合う。つい最近、管理者から「できるだけ制約をなくすから、ご自身の意思で、ご自由にやってください。」と言われた。見るべき成果が挙がらなかったらお役御免になる可能性もあると宣告されたようなものだ。こころに火がついた。そしてめらめらと燃えている。

古本屋

2012年06月23日 07時54分21秒 | Weblog
はやと「ええ本をよおけ置いとってじゃが、最近こういう本を読むひとはおらんようになったねえ。」
店主「はい、減りました。」
はやと「儲からんじゃろ。」
店主「はあ、なかなか・・・。」
はやと「ふーん。」
はやと「この本にゃ値がついとらんけど、まさかご自由にお持ちくださいじゃないわいね。」
店主「ち、違います。」
店主「・・・、1000円になります。」
はやと「1000円かあ。50年ばかりまえの13刷じゃし、当時の定価は780円よ。」
店主「はあ・・・。」

蔵書しているかもしれないことを懸念しながら、かなり古い丸山真男著「日本政治思想史研究」(東京大学出版会)を買った。家に帰って調べたら、amazonでは並みの程度で1500円から2000円で売りに出ている。現物を見て買ったし、送料がいらないのでいい買い物だったといえる。ブックオフには少ない哲学・思想・古典関係の古本の値が下がった。街の古本屋巡りの楽しみがまたひとつ増えた。

本旨

2012年06月20日 22時14分57秒 | Weblog




事態がそこまで単純ではないと知りつつ、教員のひとりに「経営の根本に金儲けがあるように学校制度では教育成果が求められるのではないですか。教育の成果を明らかにするための方策といえばブランド校にできるだけ多くの生徒を送り込むことに尽きる、と考えるのは誤っていますか。」という意地悪な質問をしてみた。

もちろん厳しい反撃にあった。しかし、その教員の言葉には説得力や迫力はない。むしろ自虐的な響きがあった。「学校の方針がそのように定まったら、教員の半数は学校にいることができなくなるでしょうね。」と言及するに至って2人の間に気まずい空気が流れた。いまだに、なぜ教員の半数が学校にいることができなくなるのかが理解できないでいる。

昌益

2012年06月19日 21時18分50秒 | Weblog



仕事を終えて三篠川沿いの土手を車でとばすと景色に呑み込まれそうになる。家についたらまず、野良着に着替えて野菜の世話をする。除草、施肥、土寄せ、水やりが日課のようになった。菜園でこころの垢を落とす。

床に就く前に「大学」を読む。最近は「自然直営道」が睡眠薬代わりだ。陰陽五行の影響がどうであれ、江戸幕府の時代に孟子の「不耕而食」に対して「不耕貪食」とは痛快だ。切り捨てご免のあの時代に不耕の武士階級に対して「働かざるもの食うべからず。」とは、いい度胸をしている。

初夏の菜園

2012年06月17日 19時58分34秒 | Weblog



二日ばかり続いた蒸し暑い日和のおかげで野菜も雑草もよく伸びた。菜園を見渡してから、炎天下で雑草をむしる。黙々として体と指先を動かすと、汗が体中から噴き出し臓器としての脳の存在を感じる。かなり茹であがったようだ。

トマトが実をつけ始めてうす緑の透明な輝きを増した。黄色い花もたくさんつけた。インゲンのつるは私の身長に迫り大ぶりな三つ葉でおおわれた。間もなく収穫期に入る。ようやく芽を出したサトイモが力強く成長を始めた。サツマイモの根がついた。これから菜園は葉でおおわれることになる。ピーマンの生育は順調だ。すでに5~6を収穫して濃い味を楽しんだ。ネギと大葉はとても食べ切れない。オクラがようやく芽を出した。

ナスには勢いがない。元肥が不足して根の張り具合が悪いのじゃないかと心配している。それでも4本の苗に4つの濃紫の実をつけた。畑のレッドオニオンの半部ほどを収穫していたら、隣の菜園のひとがタマネギとダイコンを分けてくれた。お返しにレッドオニオンをさしあげたら、チシャがおまけで返ってきた。

心配していたキュウリが見事によみがえった。恵みの雨をはさんでまる7日間水やりを続けたら成長を始めた。日光と水と肥料にひとの手間、これが野菜を育てる4要素なのだ。

離職率

2012年06月16日 17時21分12秒 | Weblog
高卒で就職した生徒の3人に1人が3年以内に離職している。離職した元生徒たちが転職したのか求職中なのか、大学や専門学校に進路を変更したものか定かではない。それにしても離職率が高い。

新聞やテレビが新卒の就職率を報道することはあっても離職率の問題に触れることは稀だ。一般に社会経験が4年間長い分、学卒の方が世馴れているので社会人教育をする手間を省くことができると企業の側は考える。

学卒の離職率はいかほどの数値を示しているのだろうか。強気の企業側は高卒の枠を減らそうとしている、大卒の求職難に押し切られる格好で、高卒の募集は減らされてゆく。商業科や工業科の生徒たちも例外ではない。

大学への進学を検討せざるを得ない状況に追い込まれている生徒がいる一方で、普通科に進んでも就職せざるをえなくなる生徒がいる。多くの場合、親の経済環境が原因になっているものとみられる。

彷徨

2012年06月16日 08時25分44秒 | Weblog
菜園の水やりは恵みの雨に任せた。キャリコンの技能検定が近いので受検対策に専念したいところだ。

ところが、過去も現在も受検(受験)勉強が苦手だ。生来の気ままな読書のせいで精魂を傾けなければ理解できないような面白くもない著作は読まない、という習慣が身についている。対策本は殆どがその類だ。暗記させることが先行して、なぜそうなのか、そうなるのかという重要な問いに及ばない。対策本は合格に必要な知識の鳥瞰図で、まるで大学の入試対策のように深みがない勉強を強いられている。

などとひとりでぼやきながら、理解が及んでいない受検の穴の点検を進める。私の春はどこをさ迷っているのだろう。

よろける

2012年06月15日 20時26分55秒 | Weblog
前職の業務では座りっぱなしだった。新しい業務では外出が多い。歩きなれていないのであちこちで躓く。この約3年間というもの役所内とJRの駅までの歩きなれた通勤路以外を歩くことは稀だった。あるいは高血圧のせいで歩行を司るどこかの反射中枢をやられているのかも知れない。とにかく日になん度も躓いてよろける。

あちこちでよろけながらもどうにか仕事に復帰して約2週間が経過した。別の組織、しかも官民の民に勤めているのになぜ復帰したことになるのか。対象は異なるが仕事の内容が似通っているからだ。カウンセリング+マッチングに汗を流している。いろいろあったが私はこの種の仕事が好きだ。よろめき躓きながらようやくこの週末を迎えることができた。

戦線

2012年06月12日 21時08分13秒 | Weblog
就職戦線ともいう。地場では中堅どころの金融機関の話だ。新卒の求人に約2000人がエントリーした。約1000名ばかりが書類選考に残り、面接でうち40名を採用したとのことだ。雇用問題のセミプロを任じる私が呆気にとられた。

仕事

2012年06月12日 06時48分19秒 | Weblog
昼間の仕事は充実感があればいい。夜に好きな本を手にとる余力が残る。

久しぶりに「本通り」界隈にでた。馴染みの店で食事をすませてマスターと談笑した。奥さんは幼馴染だ。スタバに寄ってコーヒーを飲む。訪問先までの100m余りの間に前職の同僚、大学の同窓ふたりと出会い近況を語り合った。

仕事はうまくいった。車中では好きなフリオ・イグレシアスを聞いた。終業の5時過ぎに学校を出た。

土日

2012年06月10日 23時44分22秒 | Weblog
久しぶりに兄と母親を誘って宇品港で食事をした。払いがいまだに母親だというのが悩みの種だ。雑草をとってから野菜に肥料を施して菜園の手入れを済ませた。こころの雑草を一掃したようで爽快だ。したたる汗を心地よく感じるのは久しぶりだ。

休日が親兄弟との交流、園芸というのも少々情けない話だ。情けない話をこなしていくというのもひとの道というやつか。心が豊かになっていく。「与えられた環境の中で最善を尽くすのがプロフェッショナルだ。」という考え方がある。最近では傲慢な響きがある。他人の日常にはそれぞれの価値観や行動様式がある。決めつけてはならない。

検定が終わったら、こころの糧になるような良い著作を読みたいと思う。

休日

2012年06月09日 11時17分25秒 | Weblog
少々知的で、他人様のために働く色彩が濃い仕事に就くと休日が楽しみになる。久しぶりの連休をどのように過ごそうかと思案している。この約3カ月間は「毎日が日曜日」状態で、貧乏性気味の私には苦痛だった。凍えかけていた心をほぐさないことにはいい仕事はできない。

初夏

2012年06月06日 20時23分51秒 | Weblog
6時には自宅に着く。ここのところ雨が降っていない。帰宅後は急いで菜園に水やりに行く日が続いている。キュウリには特に念入りに水を撒いた。芽を出したあとで成長が止まり、やがて枯れる現象は水不が原因だった。

トマトはいつものように発育が良い。ナスは紫色の花をつけた。ビーマンははやくも実をつけ始めた。インゲンが大ぶりな葉をつけ、つるをのばしはじめた。ダイコンは間引きをする時期だ。サトイモの芽もようやく出そろった。

サツマイモはしっかりと根付いた。これから成長を始める。レッドオニオンは収穫の準備段階だ。大葉にネギ。ホウレンソウとアスパラの生育が良くない。さまざまな野菜を育む菜園は、これから夏を迎える。