旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

大晦日

2012年12月31日 16時37分43秒 | Weblog
興味本位でとどめの新書。「健康ブームを問う」岩波、「頭はよくならない」洋泉社、「ヒラリーとライス」PHP、「靖国問題」ちくま、「学びで組織は成長する」光文社、「高島易断を創った男」新潮。「靖国・・」と「高島・・」は何年か前に買ったような気がする。

加えてとどめのハードカバー、毎日新聞地方部特報班「東北の100人」無明社出版:わが国の市民に必要なのは東北人的粘り強さじゃないかと思う。新井将敬著「平成の乱を起こせ」祥伝社:自殺した在日2世(のち日本に帰化)の衆議院議員による政治改革論。

戒め

2012年12月30日 21時20分22秒 | Weblog

数日前の午後のことだ。「あの日から今日までのように汝の体をいたわれ!鉄槌の戒めは成就した。」という声が響いた。とたんに体中に精気がみなぎってめまいの恐怖は霧散した。不思議な体験だった。血圧が再び下がり始めた。昨年の同時期と比べて上が25、下も10は低い。「グレード1の高血圧・軽度」が目前だ。

心の持ちようが変わったのだろう。この半年間はほぼ禁酒状態で暴飲を誘発するようなストレスもない。数週間にわたって摂取カロリーの計算をしてみて衝撃を受けたので、最近ではスウィーツはほとんど口にしないし、腹9分の食生活を楽しんでいる。適度のウォーキングまたはジョギングとの相乗効果で春先までに「正常高値血圧」入りを目指す。ストレスのコントロールと有酸素運動が課題だ。

読み納め 読み始め

2012年12月30日 14時47分26秒 | Weblog
連休はうっとうしい角膜炎との共生を覚悟していた。ところが早期発見と迅速な治療が奏功して本格的な発症を抑え込むことができたようだ。日頃から心がけがよい者は祝福される、と聖書に書いてあったかどうか定かではない。この不発を、棚から牡丹餅的に喜んでいる。

この幸運に悪乗りして、これまで何度も挫折してきたカント「純粋理性批判」、ヘーゲル「精神現象学」、それにスミス「諸国民の富」の各目次を一覧して、興味がわく箇所を丁寧に読んでみようと思う。サルトル「存在と時間」、メルロ・ポンティ「目と精神」も同様だ。

漁り納め

2012年12月29日 20時13分14秒 | Weblog
12月は生業(なりあい)がもくろみ通りに進んだので気持ちが良い年の瀬を迎えることができた。御用納めの28日15時に生業のスウィッチをオフにした。連休の9日間を無限の空間のなかで時間と戯れる、休養する。休養の合間を縫ってたまった未読本を読み解いてゆく・・。思い起こしてみれば例年と変わらない年末年始になりそうだ。

今年の漁り納めは門脇厚司著「子供の社会力」岩波新書、同じ門脇著「親と子の社会力」「学校の社会力」(いづれも朝日新聞社)の計3冊だ。社会力という概念が琴線に触れたので休みを利用して学んでみることにした。制度を理解するためにどうしても必要な時間というものがある。機が熟してきたらしい。教育制度の理解に肉付けして私なりの教育観を確立しておきたい。

新書

2012年12月28日 20時27分06秒 | Weblog
気にかかる表題の新書を買いあさる。
勝間和代著「読書進化論」小学館101新書、私は勝間和代さんの風貌が嫌いだ。発想法や考え方も嫌いだ。これまで彼女の著作に興味を感じたことすらない。今回は副題の「人はウェブで変わるのか、本はウェブに負けたのか」という副題に釣られてみた。尾木直樹・森永卓郎著「教育格差の真実」101新書。小学館101新書を買うのは確か今回が初めてだ。

浜矩子著「ユニクロ型デフレと国家破産」文春文庫 この人の舌鋒は鋭い。独自の切り口を持っている。豊由美「ニッポンの書評」光文社新書、長友啓典著「装丁問答」朝日新書。岩井忠熊著「西園寺公望」。年内にもう一度古本屋を漁って気にかかる新書を買い進む予定にしていた。

ところが・・だ。本の読み過ぎなのか、昨日の夜半に襲われた激しいせき込みのせいなのか、はたまたのどの炎症が目にまで広がってしまったものか、今朝から目の充血に悩まされた。夕方に病院で診てもらったら結膜炎の疑いが濃いとのことで2種類の目薬を処方された。目を閉じて瞑想にふけるのがもっとも目にはよいようだ。連休の過ごし方に一筋の方向性が示された。

今年読んだ本 ベスト3

2012年12月24日 19時16分59秒 | Weblog



今年読んだ本 ベスト三

一、ニーチェ著『ツァラトストラはこう言った』岩波文庫ワイド版
二、蕪村『蕪村俳句集』岩波文庫 (藤田真一編『蕪村集』和泉書院)
三、中谷巖著『資本主義はなぜ自壊したのか』集英社
三、岡本薫著『日本を滅ぼす教育論議』集英社現代新書
次、ヘルマン・ヘッセ著『庭仕事の楽しみ方』

一は、知的探求の指針として
二は、似た感性の持ち主らしいから
三は、ともにほぼ同世代の著者が経済学・教育の本質に切り込んだ力作
次は、著者が同じ趣味の持ち主だから




続 神の鉄槌

2012年12月24日 15時10分44秒 | Weblog
まっすぐに歩こうとしているのに体が右側に流れてゆく。足の筋肉には異常がない。救急治療室に運び込まれた私の病名は「熱中症」だった。体中の血液が過度の水分不足に陥っているから血管に直接水分を補給していると担当の医師が伝えた。血圧が高いので脳をやられていないか確認するための2種類の検査を済ませてからCTスキャンもとったが所見なし。点滴が済んだら帰宅してよいといわれた。

発症する2日前にどしゃ降りにやられ、前日は33度を超える炎天下にで4時間ばかり市内を歩き回った。しかも、6月は仕事と講習で1日も休んでいない。1週間ほど休養したらめまいはとれた。

神の鉄槌

2012年12月24日 12時57分25秒 | Weblog
7月の初旬にクーラーがきいた部屋で突然のめまいにみまわれた。うしろのほうから引かれるようにそのまま椅子ごと倒れそうになった。本人は眠気が原因かと思って教室からでようとするがまっすぐに歩けない。そろりそろりとドアまで歩いて、壁に寄りかかりながらどうにか休憩室の椅子までたどりついた。少し休めば常態に戻ると思った。ところが、立とうとすると再びめまいが襲ってくる。やはり右の後方に引かれるようなめまいだ。これまでの不摂生がたたった。すでに脳の血管が数本切れてしまったと観念した。衝撃的な「神の鉄槌」に恐れおののいた。   続く

ネット

2012年12月22日 22時13分42秒 | Weblog
Vistaの不調でネットに入れなかった3週間は悶々としていた。情報全般に渇きを覚えた。仕事にかかわる情報はWindows7搭載のpcを貸与されているので不自由することはなかった。個人的な使用と業務上の使用について厳格な一線を引いている。個人のpcを業務に使用することはないし業務上与えられたpcを私的に使用することもない。だから私的な使用に関して若干の不自由を覚えたということだ。

そういえば

2012年12月21日 21時01分06秒 | Weblog
地主さんが別の用途に転用するらしい。来春で菜園の賃貸が終了することになった。2年半かけてようやく土づくりが終り、さあこれから本格的な野菜作りと張り切っていた矢先のことだ。熱中症に見舞われてからは、体力的な面で少々弱気になっていたので潮時なのかもしれない。しばらく菜園から離れて庭の手入れに力を入れることにした。

冬至

2012年12月21日 19時52分58秒 | Weblog
pcの調子がいいから気分まで爽快になる。買ってから7年間はVistaにさんざん手をやいた。いきなりWindows8だから使いやすい。pcはネットを利用するための道具だ。道具が思考の妨げになってはならない。8はこの2週間で早くもなじんできた。

明日から3連休だ。明けて4日働くと年末年始の9連休が始まる。休日中は心の垢をおとしてから運動に励む。暴飲・暴食をやめて6か月が経過した。ストレスもない。適度の運動に励めば血圧は下がることだろう。

今日は冬至だ。ヘッセの著作「庭仕事の愉しみ」を枕にしばしまどろんでいた。今日を境に日が短くなってゆく。ふりかえってみたら、秋の夜長から冬至へと瞬く間に時は流れた。

親の仇

2012年12月19日 20時43分17秒 | Weblog
新年の4日(金曜)が代休になった。肝心の決勝戦で敗れたのは残念だが、おかげさまで年末から年始にかけて9連休になる。心は弾んでいる。長い連休をのんべんだらりと過ごす。

選挙の結果をみてポピュリズムと事大主義は親の仇という思いが募る。ポピュリズムは大衆迎合主義と訳される。事大主義とは、定見がなくて、ただ勢力の強いものに従うやり方をいう。私はポピュリズムと事大主義に迎合することはない。

先週買った本

2012年12月17日 22時13分09秒 | Weblog
とにかく買い進む。

北康利著「白洲次郎 占領を背負った男」講談社:我が国の敗戦処理と経済復興に奔走した男の物語である。分かりやすいといえばそうだが、なんとも大味な著作だ。浜林正夫他著「歴史学入門」有斐閣:「白洲・・・」ほど面白くない。鹿嶋敬著「男女摩擦」岩波書店。姜尚中著「オムニ」集英社:姜の闇が心に響く。ヘルマン・ヘッセ著「庭仕事の愉しみ」草思社:この本の購入は確か2度目になる。1冊目はどこにいってしまったのか。

友野伸一郎著「対決!大学の教育力」朝日新書。岡本薫著「日本を滅ぼす教育論議」講談社現代新書。小林雅之著「進学格差」ちくま新書。今野晴貴著「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」文春新書。島田和幸著「血管を鍛える食べ物と運動」宝島社新書。安井信行著「脳卒中バイブル」ちくま新書。池見酉次郎他著「セルフコントロール」「続セルフコントロール」創元社

以上が先週購入した本、〆て13冊、1365円。