旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

国富論

2009年11月16日 21時20分30秒 | Weblog
アダムスミスの「国富論」を眺めていたら、目次の編や章のほとんどが「・・・について」と表現されていることに気がついた。たとえば第1篇の第1章は「分業について」、第2章は分業をひきおこす原理について」、第3章は「分業は市場の広さによって制限されるということ(について)」という具合である。原著ではどのように表現されているのか気にかかった。

ある予想を前提にWeb検索をかけてみたら的中していた。1.1 Of division of labour 1.2 Of the priciple which gives Occasion to the Division of labour 予想通り「of」であった。

この検索の過程で重大な発見をした。目次どころか「Wealth of Nations」の英語原文の全文がWebsiteで読めるしプリントアウトも可能なのだ。「ドン・キホーテ」のごく一部分がスペイン語の原文や英文で読めることは知っていた。Web上で文字の大きさを調整しながら読むことができる「国富論」の意義は大きい。小さな活字が煩わしくなりかけていたからだ。


5 コメント

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千年マルテンサイト (グローバルサムライ)
2024-03-06 02:43:03
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。なにやら多神教的というか日本らしさようななにかによって。
さすがアルゴリズム革命の旗手 (マルクス)
2024-03-17 09:30:41
アダムスミスの欠点を補完して、全体最適点は微分してゼロで求まるとした理論ですね。とても画期的だと思いました。
金融関係でも応用 (ベンチャーキャピタル指向)
2024-03-18 11:05:53
PEファンド等でなされている企業の信用格付なんかにもおうようされているんだ。すごい。
マルチスケール合金設計 (バイオ燃料関係)
2024-03-19 14:54:37
連続鋳造という製鉄機械やロボティクスの話もありましたね。この方は元プロテリアルでCCSCモデルという潤滑する軸受機械の摩擦の本質的なナノレベルの理論も構築なさっているのでDX関係でも注目度が高いようです。
ケミカルサーモダイナミクス (トライボロジー関係)
2024-04-02 03:29:07
CO2排出削減プラント関係では以前より注目されてましたからね。とくにカルボン酸類のなかでもギ酸が摺動損傷に大きく影響するので化学反応経路が二重擬三元系状態図でしめされていますからね。。

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